ミスボドが新しい会場に移ってから初めての参加です。規模は少し小さくなりましたが、盛況でした。
クリスクロス Criss Cross/Kriss Kross (グレイルゲームズ版)
(プレイ時間 10分)
まずはグレイルゲームズ版のバリアントルールが面白い「クリスクロス」です。2個のダイスは隣り合わせに書く、そして縦横と斜め1列の計11列で組み合わせにより得点になる、というルール。難しいのは組み合わせがないとマイナス5点になってしまうところで、縦が揃えば横は揃わず、あるいはその逆、という風になりやすく、まったく悩ましいです。「ガンシュンクレバー」をちょうど遊び終えていたひろぴさんたちに、もうひとつダイスゲームをやらないかと声をかけて遊びました。そこそこ楽しんでくれたようで良かったです。
結果:自分 29、ひろぴ 22、カヤ 16、由衣 16
オハイオ Ohio
(プレイ時間 各10-15分)
続けて、先日、土嚢の会で久し振りに遊んだ「オハイオ」を再び遊びました。今回は本来のように手札は隠したので、重要なカード(オハイオや1-3の低数字)は多少カウンティングする必要があります。今度はプレイヤーを変えてもう1戦。本来は人数分のディール数だけ遊んで1ゲームとするべきですが、1回でもういいやという声が多かったので、それぞれ1ディールずつです。ナカタさんのリクエストで持ってきたのですが、ナカタさんによれば「これはインフェルノを超える傑作」とのことです。興味がある方は「古代ローマの新しいゲーム」に収録されている「スパルタカス」を遊んでみると良いでしょう。ほぼ同一ゲームです。
結果
1戦目:カヤ 60、由衣 42、ひろぴ 31、自分 23
2戦目:自分 45、ナカタ 32、ミスミン 30、たま -5
モットー Motto
(説明 5分 プレイ時間 15分)
ナカタさんリクエストその2。色と数とシンボルと3カテゴリーある鋭いセットコレクションです。手札を増やしてより柔軟に高い組み合わせを狙うか、あるいは他のプレイヤーよりも早く得点化するか、というジレンマがしびれます。初プレイのミスミンさんとナカタさんが同点1位でした。踏み出すタイミングが難しいですね。
結果:ミスミン 14、ナカタ 14、自分 13、たま 10
ペンギン Penguin
(プレイ時間 10分)
ナカタさんリクエストその3。「ペンギン」は2007年にファンタジーフライトゲームズから出版されたゲームで、のちに「ペンギンパーティー」「さるやま」「七王国の玉座 ウェスタロスの陰謀」というように何度もリメイクされています。大きく2系統あって、「ペンギン」と「七王国の玉座 ウェスタロスの陰謀」は4色各9枚、「ペンギンパーティー」と「さるやま」は5色各7枚(1色だけ8枚)です。この構成の違いだけでかなりプレイ感覚が異なります。
でもそんな構成を気にするまでもなく、とにかくペンギンを積み上げるのに一苦労です。かなりフラストレーションが溜まるゲームに間違いはないでしょう。計画では5人でちゃんと5ディール遊ぼうと思っていたのですが、1ディールで終わってしまいました。次回はきちんと人数分のディールを遊びたいものです。
結果:ゆうすけ 1、ナカタ 1、Ryo 1、自分 1、河原 2
ブルームサービス カードゲーム Broom Service: Das Kartenspiel
(説明 20分 プレイ時間 15分)
アレアにはこれまで大箱、中箱、小箱というシリーズがありましたが、これはさらに小さい超小箱の第2弾です。中箱4番「魔法にかかったみたい」がボードゲームになったのが大箱17番「ブルームサービス」で、さらにそれがカードゲームになったのが、今回の超小箱2番「ブルームサービスカードゲーム」というわけです。カードゲームがボードゲームになり、再びカードゲームになった例としては「ロストシティー/ケルト(ロストシティーホードゲーム)/ケルトカード」「シュテムトソー/アルハンブラ/アルハンブラカードゲーム」などがありますが、前者はプレイ感は似ているものの違う面白さを出していますが、後者はまったく同じゲームに戻っている、と様々です。自分は「魔法にかかったみたい」は好きなゲームなのですが、「ブルームサービス」で少し失望したので、この「ブルームサービスカードゲーム」がどうなっているかには興味がありました。
コンポーネントは小型のカードだけ。6-9種類のカード(4人の時は7種類)を使い、毎回15枚のカードから異なる3枚を手札として選びます。4人で7種類なら組み合わせは35通りしかありません。9種類あっても84通りです。「ブルームサービス」の210通りや「魔法にかかったみたい」の792通りには遠く及びません。
こうして各ラウンドは3枚の手札でそれを4ラウンド行います。「ブルームサービス」と同様に弱いアクションを最初から選べます。強いアクションも弱いアクションも同じリソースに対応しており、数が異なるだけです。これをカードの向きで表すのは上手い方法だと思いました。
最大の問題点は、同じカードを集めるセットコレクションだということです。「魔法にかかったみたい」では異なるアクションをある程度は満遍なく選ぶ必要があり、そのタイミングの選択が面白いのですが、このゲームだと同じアクション(カード)を選び続けること、(あるいは選ばないことを続けること)になってしまいます。なのでバッティングの妙が薄れてしまっているのです。これが異なるものを集めるセットコレクションだったら、もう少し良くなったのではないかと思います。また共通のボーナスカードがあるのですが、これを取れるか取れないかで勝敗が決まってしまうという感があります。
結果:自分 36、ナカタ 30、ゆうすけ 24、河原 11
ドラゴン ブレス Dragon's Breath
(プレイ時間 10分)
アクションゲームです。透明なリングを重ねて、その中に5色の宝石を入れます。毎手番、一番上のリングを取り除き、そのとき落ちた宝石をもらえますが、あらかじめどの色が欲しいかを各自指定しておきます。全員異なる色を選ばなければならず、手番プレイヤーは最後に選びます。まあこれだけのゲームなのですが、子供は結構楽しめるのではないでしょうか。大人だったらシークレットビッドで同じ色に賭けたらその宝石を山分けするとか、誰も選ばなかった色は手番プレイヤーがもらえるとか、色々とバリアントが考えられそうです。
結果:ゆうすけ 19、ナカタ 16、自分 13、河原 12
エモジト! Emojito!
(プレイ時間 15分)
カードに示された動物の感情を表情や音で表すというゲームです。そして他のダミーカードと混ぜて、どのカードが正解なのかを当てます。色々なプレイ方法があるようですが、今回は協力ゲームとして遊びました。当たった人数だけ得点となり、外れた人数は仮想の敵の得点になります。難しいのは感情を表すというところで、動物の鳴き真似をしてはいけませんし、音だけで表すときにはみんな目を閉じなければなりません。表情でも音声でもとにかく難しく、なかなか当たりません。個人によってカードから得る印象はこんなに違うのかということが、思い知らされるゲームです。結局、仮想の敵が圧倒的に勝利。
結果:5対2(敗北)
(ナルオ、ひぐたか、ゆうすけ、ナカタ、河原、けんすけ、たま、自分)
カリバ Kariba (ヘルベチク版)
(プレイ時間 25分)
ゴライアスから出版されていたカードゲームのリメイクです。1-8の8枚ずつのカードを使い、手番には手札の5枚から同じ数字を好きなだけ指定された円周上の場所に置くだけです。その結果置いたカードが3枚以上ならば、それより低い数字で一番近いところに置かれているカードをすべて取れます。なお1はすぐ隣りの8しか取れません。なかなか戦略的で面白いです。ギャップがあるときはあいだの数字を1枚だけプレイして邪魔ができます。
ゴライアス版と比べてルールやカード構成が少し違うと感じていたので、自宅に戻ってから調べてみるとやはり相違点がありました。カードは数字1-9までで、またひとつ上の数字のカードしか取れないということになっています。カード構成はともかく、数字は周回的になっているだけで同価値なのが特長です。今回のヘルベチク版ではあいだの数字のカードがなければ、低い数字ならどれでもとることができるので、カードは非対称的で、1と8では役割が異なります。ルール変更は意図的なのか、またどちらのルールがより面白いのかは気になるところです。
結果:ナカタ 46、自分 39、ゆうすけ 29、河原 20
サクラ Sakura
(説明 5分 プレイ時間 20分)
ナカタさんに譲ってもらった、クニツィアの新作の「サクラ」です。皇帝のコマに追いつかないように、間を取りながら進めていくレースです。決算は全部で3回あり、このときに最も前にいれば得点が高いのですが、途中皇帝に追いついてしまうと失点です。毎ラウンド、全員それぞれの手札からカードを同時に選びプレイして、小さい数字のカードから順に処理していきます。カードには皇帝が進んだり戻ったりやら手番プレイヤーや他のプレイヤーの移動が書かれています。
同時出しなので、まったく皇帝やプレイヤーコマの動きを読むことができません。あとでカード構成を調べてみたのですが、特に数字とアクションに規則性があるわけでもないので、やはり相手を読むのは難しそうです。
結果:ナカタ 10、自分 9、ゆうすけ 8、河原 6
我が黄金のヴェッテラウ Meine Goldene Wetterau
ヴェッテラウというのはドイツ・ヘッセン州にある郡で、様々な街を巡るハイカーを誘導して手札のカードで得点するというシンプルなゲームです。ボードは両面になっており、今回は緑の面で遊びました。手番にはハイカーを動かし、その場所のカードを手札からプレイして得点にします。ハイカーを動かさなくても構いませんが、そのときは必ず現在地のカードをプレイしなければなりません。つまりカードがプレイできない時にはハイカーを1歩動かさなくてはならないのです。英語の記述がわかりづらく、2-3枚同一のカードが揃ったらハイカーを追加で1-2歩動かせる、そのときはカードを捨てる、という解釈で遊んだのですが、釈然としなかったので色々とあとで調べてみると、どうも同一カードが2-3枚あったら、ハイカーを2-3歩先に動かしてそのカードをプレイできる、ということみたいです。つまり捨てるのではなく、得点にできるわけですね。これだともう少しゲームの流れが変わるかもしれません。また4人はちょっと多い気もするので、3人くらいで試してみたいです。
結果:ゆうすけ 9、ナカタ 9、自分 8、河原 7
スピード カラーズ Speed Colors
ロシアのライフスタイルから出版され、ホビージャパンから日本語版が出ている記憶と塗り絵のゲームです。カードの裏面を見てどの部分がどの色なのかを覚えたら、表にしてその記憶の通りに塗ります。一度表にしたら裏を見ることはできません。誰かが完成したらストップです。塗ったエリアの数だけ得点しますが、塗り方が汚いと失点になることもあります。初めてきちんと遊びましたが、なかなか良いパーティーゲームですね。
結果:不明
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