川崎テーブルゲーム会シャッフル 2018.04.21

シャッフル第51回例会に参加しました。珍しく、開始してすぐから最後まで参加して、様々なゲームを楽しみました。新たに遊んだのは「ノームの村」「ザ・マインド」の2作ですが、「ザ・マインド」は衝撃的でした。



ノームの村 Schüttel's
(説明 10分 プレイ時間 20分)
Schuttels20180421.JPGカップに入ったポーンの形をした15個のノームコマをよく振って、それをダイスのように振り出します。出た個数が出目になり、出目に対応したアクションを行います。殆どの場合は、出目の数字のエリアにコマを置きます。エリアにはコマを置く場所5カ所にそれぞれの収入が書かれており、まずは最も低い収入のところに置きます。既にコマが置かれていたらそのコマを次に高い収入のマスにずらします。よって、他のプレイヤーが何人も同じエリアにコマを置いてくれれば自分のコマの収入が高いマスに上がっていくのです。既にコマが置いてあるエリアを振ったらコマを置く代わりに収入を獲得することができます。すると、コマはボードの端のエリアに置かれてしまい、もう戻ってきません。他にも一攫千金を狙えるエリアがあったり、2個以上のコマが置かれると収入をもたらすエリアがあったり、などいくつか特殊なエリアがあります。最初の持ち金400を増やすのが目的です。

ある程度コントロールができるダイスというのが、このノームコマを使う役割なのですが、少々ルールが曖昧で、どこまでが許されるのかわかりません。まあ、どちらにせよそれほどコントロールはできません。軽いゲームにしてはルールが結構多くて面倒に思えました。

結果:自分 1470、すー 660、かわのまろ 660、大賀 580、大麦 540、山崎 220



ドラゴンの宝石 Drachenhort
(説明 10分 プレイ時間 40分)
Drachenhort20180421.JPGかなり久し振りに遊ぶゲームです。7人で遊べる数少ないゲームであり、今回も7人で遊ぶために持ってきました。ルールをすっかり忘れていたので説明書を読みながらの説明をしたのですが、隣りのナカタさんがかなり細かいところまで覚えていてくれて助かりました。さすが! ゲーム自体は「ターフホースレーシング/ロイヤルターフ/ウィナーズサークル」、「アバンドンシップ」、「リトルイタリー」を基にしており、プレイヤーは極秘裏に複数のコマをサポートします。そして各ラウンドに原則的には各コマは1回ずつしか動けないので、自分のコマを助けるか、他人のコマを陥れるかという楽しくも悩める選択肢があるわけです。表と裏の両面を遊んで総合点を競いますが、表の面を遊んだまでではまだ誰がどのコマをサポートしているのかが明かされません。結局2つのコマを除いてすべてて同じ点数になるという結果で、この2つのコマと獲得した宝石の数が決め手になりました。覚えていたプレイ感覚よりもずっと面白かったです。これはまた近いうちに遊びたい。良いゲームを再発見しました。

結果:大麦 34、ミスミン 31、山崎 30、かわのまろ 29、ナカタ 25、すー 24、自分 24



十二星座ゲーム Sternenhimmel
(プレイ時間 50分)
Sternenhimmel20180421.JPG久し振りに遊ぶ十二星座ゲーム。実はかなり地味なゲームなのですが、テーマとコンポーネントで救われている気がします。裏向きに置く1等星の読み合いが面白いのですが、自分がコマを置き始めたボードに誰も置いてくれないとそれらのコマは回収できません。なので最初はあまり大きな数字や重要なブラックホールなどは置きたくないのですが、でも1等星だとその辺りの判断も変わってきます。やはり1位と2位を多く獲得しないと勝てず、今回は今ひとつな結果でした。次回はへびつかい座を入れて遊びたいです。

結果:あず 36、かわのまろ 35、なのめ 34、自分 27、ミスミン 20



ザ マインド The Mind
(プレイ時間 各5−15分)
TheMind20180421.JPG「ザ・マインド」は「ザ・ゲーム」の続編という位置付けに見えますが、作者も異なり、ゲームとしてもかなり異なります。「ザ・ゲーム」はルールが曖昧なところがあってあまり好きになれないのですが、「ザ・マインド」は手番がなくリアルタイムの探り合いで、喋ってはいけないというルールがある程度しっかりしているのが良いです。

レベル1では手札は1枚、レベル2では2枚、というようにだんだんと手札枚数が増えていきます。目的は喋ったりすることなしに全員の手札を順番に昇順に出すことです。間の取り方によって、相手のカードと数値を察して、現在すべての手札で一番小さな数字だと思ったら出せば良いのです。失敗するとライフを失いますが、出たカードより低い手札にあるカードをすべて捨てて続行します。流れ星(手裏剣)カードは全員の同意によって使うことができ、使うと各プレイヤーは手札の最も低い数字を表向きに捨てます。こうしてレベルをクリアすると次のレベルに進むことができ、レベルによってはクリアボーナスとしてライフや手裏剣が増えることがあります。

4人だとレベル8が最終目標なのですが、今回はレベル4までクリアしました。難しい! 日本語版が出たら「ザ・ソンタク」というタイトルになるのでしょうか?

結果(コー、あず、大橋、自分)
1戦目:レベル3
2戦目:レベル3
3戦目:レベル4



ネコのマーチ The Marching Cats
(プレイ時間 各5分)
賽苑の大阪ゲームマーケットでの新作です。手軽なめくりとバーストのゲームで、6種類の猫+音符の7種類のカードのうち、同じものをめくってしまうとバーストになります。違うものをめくっている限りは何枚めくっても構いません。適当なところでやめると、めくったカードを獲得できます。猫は恋猫以外は同じ色同士でないと得点にならず、各ペアは1点です。音符は1枚1点なのですが、通常の方法では獲得できず、「音符めくり」を宣言して8点に到達するまでめくり続けるということをやらなければなりません。最後が一気に終わるのが良いですね。まず2回遊び、「エルドラド」のあとで、さらに2回遊びました。写真撮り忘れ。

結果
1戦目:ペタナカ 8、大橋 5、自分 3
2戦目:ペタナカ 8、自分 4、大橋 3
3戦目:ナカタ 8、usalapbit 4、自分 3、こねこ 0
4戦目:ナカタ 8、自分 5、こねこ 2、usalapbit 0



ウルビーノ Urbino
(プレイ時間 40分)
Urbino20180421.JPG普段はアブストラクトゲームの土嚢の会にしか持っていかないゲームなのですが、ミスミンさんと遊ぶために持ってきました。展開として面白かったのは、2つの別のグループの間に廊下のような通路ができるという展開になったこと、そして、この通路を利用して、自分が連続手番を3回行うことができたことです。プレイ経験の差が出てしまい、圧倒的な結果になってしまいました。

結果:自分 33、ミスミン 3



エルドラド Wettlauf nach El Dorado
ElDorado20180421.JPGusalapbitさんのリクエストで持ち込んだゲームです。上級マップの「大きな釜 Der Hexenkassel/The Cauldron」を遊びました。最初の2手番は動かずにカードを買ってからのスタート。途中にいくつか難所がありますが、洞窟タイルもかなり獲得してカードも普段はあまり買わない使い捨てのコイン4や、圧縮できるカード、それに船3などを買いました。大きかったのは2枚補充できるカードを2枚買えたことで、これでカードの回転率が良くなり、手札も増えることが多くてやりやすくなりました。カードを買う枚数やタイミングとレースのバランスが難しいゲームなのですが、良いタイミングでダッシュができて、勝利しました。usalapbitさんは何度か遊んだことがあるけれどやっぱり難しいと言っていました。

結果:自分 勝利、こねこ、ナカタ、usalapbit



ハイパーロボット Rasende Roboter
RasendeRoboter20180421.JPGusalapbitさんのリクエストで持ち込みました。ハンディキャップとして10秒数えてから盤面を見ることにします。この10秒というのは意外ときつく、特に今回はターゲット1個だったので即答できるものなどでは圧倒的に不利です。写真は、なかなか思い浮かばなかった6手。まだまだ修行が足りませんね。

結果:自分 11、usalapbit 3、ナカタ 2、こねこ 1



ゴールド アルマダ Gold Aramada
(プレイ時間 15分)
GoldArmada20180421.JPG最後にクニツィアのフィンランドのゲーム「ゴールドアラマダ」を遊びました。シンプルなダイスゲームで、前回は5人と多過ぎたので、今回はナカタさんと2人プレイ。ダイスには明らかに優劣の目があるのですが、この得点システムにはうまくマッチしています。途中でファイブオブアカインドが出たのですが、ナカタさんをブロックするためにフォーオブアカインドの同点数のチップを取るべきで、ここで嬉しくてファイブオブアカインドのチップを取ってしまったのが結果的に敗因だったと思います。

結果:ナカタ 20、自分 18

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