久し振りに日曜日開催となった土嚢の会です。いつもより少なめで参加者は合計10人でした。「ピラミッド」と「クレーム」という巨大木製ゲームを2つ持ち込みましたが、みんなの人気だったのは「トップバナナ」でした。
コンヘックス ConHex
(プレイ時間 15分)
まずは初参加のkobaさんのリクエストで「コンヘックス」です。エリアマジョリティーとコネクションゲームの融合ということで、比較的わかりやすいアブストラクトゲームだと思います。中央付近を突破して優勢だったのですが、左側で攻めきられて負けてしまいました。
結果:Koba 勝利、自分 敗北
トライアド Triad
(説明 プレイ時間 20分)
3人になったので3人専用という珍しいアブストラクトのトライアドです。最も多く相手を取れる手を打たなければならないという縛りがよく効いていて、これによって自分の手番に戻ってくるように打てます。写真は終局図。青の自分が1個差で勝利しました。
結果:自分 勝利、Koba、ひろき
トップ バナナ
(プレイ時間 各25−30分)
この日、最も注目を集めたゲームです。いつも使っていた一方通行バリアント(昇り始めたら昇り続け、降り始めたら降り続けなければならない。手番では方向の選択肢はない。ただしラウンドの初めだけは自由にどちらの方向に進むか決められる)を採用しました。非常にシンプルなのですが、直前に出された数字を出せないという縛りもよく効いていて、なかなか悩ましいです。カードは5枚しかなく、完全情報公開ゲームとして遊ぶことは容易です。この日は3人戦を2回遊びました。2戦目は、今日最後のゲームで、疲れた頭にはこのくらいがシンプルで良いのかもしれません。他に4人戦も遊ばれており、オフィシャルルールでは最も猿の真似がうまいプレイヤーがスタートプレイヤーなのですが、佐藤さんが見事その地位を勝ち取っていました。さすが。
結果
1戦目:ひろき 7、自分 6、Koba 5
2戦目:自分 8、一味 5、とけい 5
フィボナッチ Fibonacci
(説明 5分 プレイ時間 各15分)
ときどき遊びたくなる斬新なルールのフィボナッチ。先手と後手で2回遊びました。6アクションを保つのは難しく、6アクションになる頃にはかなり相手を攻撃できる体制になっているのですが、やはり6アクションというアクションの多さで先が読みづらいですね。それでも独特のスピード感があってユニークなゲームだと思います。フィボナッチ数とは何の関係もないルールだけどね。
結果
1戦目:自分* 勝利、とけい 敗北
2戦目:自分 勝利、とけい* 敗北
オナガー Onager
(プレイ時間 15分)
久し振りに遊ぶ「オナガー」です。のちの「ボールト」の元になったようなゲームで、「ビラボング」と同じ方式の等間隔ジャンプを採用しています。面白いのは、相手の上に乗ったら連続でジャンプができること、そしてジャンプでしか相手の上に乗れないことです。自分の陣地を守る攻防はボールトに通じるものがあります。連続ジャンプはそれほど決まるものではないのですが、うまく利用すれば遠くまで行けます。
結果:自分 勝利、とけい* 敗北
ウルビーノ Urbino
(プレイ時間 25分)
この日も何度か遊ばれていた人気のゲームです。1戦目は「1日1回はウルビーノ」と言っているとけいさんと対戦。建築士が建物に囲まれて短時間で終了する展開でした(写真)。2戦目は飛び入りのメンマさんと対戦しました。こちらは建築士をうまく操って色々なところで争いが起こる展開になりました。このゲームの魅力は建築士による独特なゲームの流れとゲーム展開の多彩さです。毎回少しずつ新たな発見があります。
結果
1戦目:とけい 11、自分 9
2戦絵:自分 27、メンマ 5
ピラミッド Pyramido
(プレイ時間 各10−25分)
何度か前の土嚢の会でキノさんが自作版をもちこんでいましたが、今回は一応製品版です。巨大なのでなかなか持ち込む機会がなかったのですが、次回からは中身だけ持って来ればそれほどかさばらないで済みそうです。ある程度自分のマーブルを置くことは大切ですが、詰まり過ぎてもにっちもさっちもいかなくなります。このあたりのバランスや強制落下のルールなど、素晴らしいです。このゲーム、どこかで再販されないものでしょうか。
結果
1戦目:自分* 勝利、佐藤 敗北
2戦目:ひろき* 勝利、自分 敗北
3戦目:ひろき 勝利、自分* 敗北
4戦目:自分 勝利、ひろき* 敗北
ダカーポ Dakapo
(プレイ時間 25分)
川崎さんと同色のディスクを頂点とする正方形を作るパターン作成ゲームの「ダカーポ」を遊びました。正方形は斜めでもよく、3つの配置ルールがこのゲームを単なるインパーシャルゲーム(形勢のないゲーム)ではないものにしています。相手が直前に配置した色は置けない、縦横で既存のディスクに隣接しなければならない、同色のディスクは縦横に隣接できない、という3つのルールです。2色でリーチがかかっている場所はもう色の縛りが効かなくなり、近付けなくなります。そんななか、黄色の包囲網をかいくぐって緑で正方形を作った川崎さんの勝利。
結果:川崎 勝利、自分 敗北
クレーム Claim
(説明 10分 プレイ時間 45分)
この日の巨大ゲーム第2弾(1つ目はピラミッド)。これも製品版を遊ぶのは久し振りです。大き過ぎて遊ぶ機会が少ないのは残念なことです。今回は4人プレイで、まずはみんな中央に向かって自分のロッドを配置し、それぞれの4分の1をクレームしていくという大味な展開でした。それでも終盤は小競り合いが起こってなかなか楽しかったです。次回は2人で遊びたい。
結果:とけい 36、佐藤 31、自分 19、ひろき 15
ここでピラミッドを3回、そしてウルビーノを1回遊びました(結果は前述)。
メカニクス Mecanix
(プレイ時間 15分)
自分の歯車と黄金の歯車をつなげて回転させるゲーム。歯車のギミックがちゃんとゲームの要素になっているのが良いです。三角をつくると歯車が回らなくなくなり、それを利用して妨害します。相手を妨害できるように相手の歯車の列に自分の歯車を組み込んでおく必要があります。それを肝心な時に抜いてうまく自分が有利なように動くのです。やりこむと、もしかしたら千日手になってしまうのかもしれませんが、ちょっと研究してみたくなります。
結果:とけい 勝利、自分 敗北
最後に「トップバナナ」を遊び(結果は前述)、日曜なので少人数で夕食をとって解散となりました。
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