2月の土嚢の会は節分である2月3日です。久し振りにフジマキさんが参加してくれました。また新たに3人ほど参加してくれて、総勢15名くらいで終日、アブストラクトゲームの世界を楽しみました。
トラックス Trax
(プレイ時間 各10−30分)
まずはフジマキさんが経路構築ゲーム(ルートビルディングゲーム)をやってみたいというので、「トラックス」を出しました。ループを作るか8タイルの端から端まで縦か横に繋げれば勝ちですが、ループの1歩手前を同時に2つ作るというパターンに慣れるのが少々大変です。2戦目ではなかなかループが作れず、かといって8タイルも無理になってしまい引き分けになりました。昔の雑誌「アブストラクトゲームマガジン」に戦略記事が載っていたので、今度読み直してみようと思います。
結果
1戦目:引き分け
2戦目:フジマキ 勝利、自分 敗北
インディゴ Indigo
(プレイ時間 各30−50分)
続けての経路構築ゲームは「インディゴ」の完全情報バリアントです。タイルを完全に等分し、5種類に分けて表の山にします。これを1枚ずつ置いていくだけです。攻めと守りのバランスが難しくも悩ましいゲームです。2戦遊んで1勝1敗。2戦目では終盤に致命的なミスをしてしまったのが悔しい。今回、初めて日本語の説明書を読みましたが、ぶっとんでますね。
結果
1戦目:自分* 5、フジマキ 3
2戦目:フジマキ* 7、自分 5
オクトロ Oktro
(プレイ時間 各20−35分)
1976年製という昔のゲームですが、今回は色々なプレイヤーに遊ばれていました。色のついたマスを踏むと相手はその色を動かさなければならないという非常にシンプルなルールです。最初は序盤が冗長に思えるのですが、慣れてくると序盤から位置取りが大切なのがわかってきます。相手の色どれかを動けなくするのが目的で、通常は3つすべて取ってから相手のその色のマスを踏んで勝利となります。
結果
1戦目:えあんぬ* 勝利、自分 敗北
2戦目:えあんぬ 勝利、自分* 敗北
ペントアップ Pent-Up
(プレイ時間 各25−30分)
最近よく見かける「ナンバー9」というソロパズルゲームがありますが、どうしてもポリオミノを積み重ねるという共通点で、この「ペントアップ」と比較してしまいます。そして「ペントアップ」の方が何十倍も面白いのです。「ナンバー9」はポリオミノの形に規則性はなく(数字の形をしているのは洒落ていますが)、また2段目以降も同じ段のポリオミノと隣接させなければならないという縛りがあって、これが残念ながらゲームを面白くしているというよりはむしろ選択肢を狭めているだけなのです。「ペントアップ」のポリオミノはすべてペントミノ(正方形5個からなる)で裏返しておくこともできるし、相手と一番上を競いあうので、どのタイミングで2段目、そして3段目に置くのか、あるいは置かせるのか、という判断がゲームとしての戦略性を高めています。今回は大塚さんと2戦して、1勝1敗。
結果
1戦目:自分 勝利、大塚 敗北
2戦目:大塚 勝利、自分 敗北
アメーバ Amoeba
(プレイ時間 15分)
久し振りに遊んだ「アメーバ」です。チェスや将棋のようなこのゲームは自分はあまり得意ではないので、あまり遊ばないということもあります。大塚さんが制圧している中央の3段がなかなか強く、結局最後は追い込まれて負けました。でも、隣りで見ていた土井さんによれば、自分にも勝利のチャンスがあったみたいです。
結果:大塚 勝利、自分 敗北
ロボトリー Robotory
(プレイ時間 各10−25分)
カワサキファクトリーの「ロボトリー」です。非常にオリジナリティーの高いアブストラクトゲームで、カワサキファクトリーアブストラクト3部作(ほかの2作は「スパイ51」と「ガウス」)のなかでは一番好きです。コマを補充するタイミングやその組み合わせ、そしてどのロボットを引き寄せておくのかなど短いながらも悩ましいです。3回も遊んでしまいました。
結果
1戦目:自分 勝利、佐藤* 敗北
2戦目:佐藤 勝利、自分* 敗北
3戦目:自分* 勝利、佐藤 敗北
ウルビーノ Urbino
(説明 プレイ時間 20分)
草場さんと去年のエッセンのベストアブストラクトと思われる「ウルビーノ」を遊びました。2人の建築士から見えるところにしか建てられないというルールが面白く、またブロックに各プレイヤーは1グループずつというのも変わっています。このグループのルールを利用した攻防が独特ですね。またどんどん建築士が動けなくなっていき、収束するのも素晴らしい。
結果:自分 18、草場* 14
光合成 Photosynthesis
(説明 15分 プレイ時間 70分)
3人プレイとの違いを知りたくて、光合成を4人で遊びました。これまで4人で1回、3人で1回遊んだことがあるのですが、4人だとボードが埋まりすぎてなかなか光合成ポイントが得られずに辛い展開になるので3人の方が良いのでは、と思っていました。でも4人でも木を植える場所、そして木の育て方に気をつけていれば、そこまで辛くはありません。3人でも4人でも同じくらい楽しめると思います。なんにせよ、今回は最後になるべく伐採することを目標に、5本伐採して初勝利。次回は2人で遊んでみたいです。
結果:自分 79、フジマキ 63、ひろぽん 62、菊子 44
オード Ordo
(プレイ時間 10分)
えあんぬさん初プレイの「オード」です。本人がゲーム&パズルマガジンで述べているように「ヴォロー」の元になったゲームですが、直線状のコマの列は列と垂直方向にしか動かせないなど、結構縛りが多いです。慣れないうちは、分断を修復できずに終わることが多いのですが、今回もその通りでした。かなり癖があるゲームで、それが魅力です。
結果:自分 勝利、えあんぬ 敗北
ヘクスアゴン Hex-A-Gon
(プレイ時間 10分)
風来の道化師さん持ち込みの、かなりの問題作です。自分はこのゲームをHexxagonと勘違いしており、ちょっと欲しいと思っていたのですが、Hexxagonとは全く異なるゲームでした。ギークを見ると自分と同じ勘違いをしている人がいたのがちょっとおかしかったです。ゲームはチェッカーの変種ですが、自分のコマというのはなくすべて共通です。任意のコマを連続ジャンプさせて取るという、それだけのゲームです。ジャンプのときに緩くカーブしてもよいので、着地点が3つあるのですが、これが面白いかと言われると混乱するだけで面白みはあまりありません。稀に見る駄作で、みんなでこのゲームのコンポーネントを使って、何か良いゲームができないかという話になりました。
結果:えあんぬ 31、自分 24
タイムボム TimeBomb (アークライト版)
最後に作者の佐藤さんも交えて「タイムボム」を7人で遊びました。スパイ入りです。佐藤さんのスパイのプレイがなかなか参考になり、さすが作者だと思わせられました。自分のことは誰も信用してくれなかったのが悲しい! 次は信用されるように頑張ります。何を?
結果(佐藤、風来の道化師、えあんぬ、菊子、とけい、フジマキ、自分)
1戦目:風来の道化師&佐藤(ボマー(テロリスト)) 勝利
2戦目:佐藤(スパイ) 勝利
終了後は、タイムボムを遊んだ7人で階下のイタリアンへ。また来月!
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