ブロックス トライゴン Blokus Trigon
(プレイ時間 35分)
3人だったので、ぶんぶんに常設してあるゲームから「ブロックストライゴン」を選びました。通常の「ブロックス」よりも難しく、ちょうど「ペントアップ」と「カウンタープレイ」みたいな関係です。コマのまっすぐな辺からも別のコマを伸ばせるのが慣れないと難しい感覚です。序盤から自分の領土を確保していった一味さんが、勝利。自分も全てのコマは置いて+15点だったものの、最小の三角形1個からなるコマを残すことで得られる5点ボーナスは得られませんでした。
結果:一味 20、自分 15、シダマ −10
朧ニンジャ スター トリック Oboro Ninja Star Trick
(プレイ時間 20分)
3人専用のトリックテイク「朧ニンジャスタートリック」です。マストフォローですが、リードに関係なく高数値が勝つという、あまり好きではないシステムです。高数値があると逃げられないので、戦略の幅が狭く思えてしまいます。取ったトリックはスートごとにまとめて、その時取った数字のうち一番低いものを一番上にします。手札のうち最後の1枚はプレイせず、終わったときに各スートの一番上の数字(つまりそのスートを最後に取ったときの一番低い数値のカード)の合計が高いほど良いのですが、合計が9を超えるとバーストです。またこれとは別に手裏剣を集めていくというマジョリティーの部分もあります。またカードによってはリードプレイヤーが必ずしもトリックに勝ったプレイヤーではないこともあります。
スートの合計値をコントロールするのは不可能に近く、どうにも行き当たりばったりに進めるしかありません。バースト制にする必要はなかったのではと思います。またリードプレイヤーが変わるというのは余計な要素に思えます。手裏剣のマジョリティー争いとトリックでのカード集めが無関係なので、このあたりにもう少し関連性があったほうが良かったかもしれません。
結果:一味 12、シダマ 10、自分 7
8ビット モックアップ 8 Bit Mock Up
(説明 5分 プレイ時間 10分)
2017年のゲームマーケット大賞を取ったということで注目していた同人ゲームです。「カルカソンヌ」を「テイクイットイージー」や「フィット」「ビット」「奇妙なキッチン」などのようにソリティアパズルにしたゲームで、他のプレイヤーとの絡みはほとんどありません。プレイしていても既視感が強く、どうにも新規性が感じられませんでした。また問題点として、最善手を打っていくと他のプレイヤーとほぼ同じになってしまうということがあります。今回も、最初の6手くらいまで、一味さんとまったく同じ配置になってしまいました。仕方がないので、途中から間に衝立を立てることにしましたが、それでもしばらくは同じ配置でした。このあたりはなにかしら工夫が必要だったのではないかと思います。
結果:一味 29、自分 22
グッド リトル トリックス Good Little Tricks
シミーズさんが仕入れてきたトリックテイクです。プリントアンドプレイで、全部で6スート各2−7枚だったので「なつのたからもの」で代用しました。非常に変わっていて、トリックを取ったらそれを中央に並べていき、あるスートの最後の1枚が絡んでいるトリックだと、そのスートの枚数だけマイナス点になります。また一番少ない2枚のスートがトランプ(切り札)ですが、トランプブロークンのルールがありトランプが出るまでトランプでのリードはできません。さらに、トランプがすべて出ると次に枚数の多いスートが直ちにトランプになります。なかなか意欲的なルールです。自分はかなり面白いと思いました。少々荒削りなので、これからのデベロップ次第では相当良いゲームになるのではと思います。3人で1回、その後、名人も一緒に4人で1回遊びました。おそらく3人ベストだと思います。
結果:不明
光合成 Photosynthesis
(説明 20分 プレイ時間 110分)
この日のメインディッシュである「光合成」です。森となる樹木を植えて光合成で種から小さい木、中くらいの木、大きな木と育てて最後に伐採して得点とするゲームで、完全情報公開ゲーム、つまりアブストラクトゲームなのです。各プレイヤーは1色を受け持ち、最初は種1つと樹木は小3中1が使えます。それ以外の種や樹木は自分のボード上にあり、それを手元に持ってくるまでは使えません(「エルグランデ」のコートみたいな感じ)。ゲーム開始時には、ボードの周囲に小さい樹木2つを植えて始めます。手番には、光合成ポイントを使って、好きなだけ自分の樹木を育てます。全員の手番が終わると光合成を行います。これを繰り返してゲームが進んでいきます。
手番は光合成ポイントを使った、持ち越し可能なアクションポイント制です。種は、既にボード上にある樹木から樹木の大きさに比例して1−3マスの範囲に蒔きます。ボード上の各マスには1手番につき1アクションしか起こせないので。樹木を育てるのか種を飛ばすかは悩むところです。とにかく、どの行動も、かなりの光合成ポイントを消費するので大変です。例えば、中くらいの木を大きな木にするときには、大きな木を手元に持ってくるのに4-5ポイント、そして中くらいの木を大きな木に植え替えるのにさらに4ポイントと非常にコストが高いのです。
光合成は六角形のボードの1辺から太陽の光が当たり、他の木に邪魔されていなければ光合成ポイントをもたらします。やはり木の大きさに比例して小中大が1、2、3ポイント、また太陽と反対側に陰を落とすのも1、2、3マスで、その範囲にある同サイズ以下の木は光合成ポイントを発生しません。これはなかなかよくできているシステムです。太陽はボードの6辺を時計回りに回り、ボードを3周、つまり18手番が行われたらゲーム終了です。
序盤はあまり考えても仕方がないかもしれません。伐採するときにボードの中央に近いほど高得点になるので、自分はまず中央を目指しました。でも中央だと影になりやすく、光合成が思ったほどうまくいかなくなってきます。なかなか見映えのする多人数マルチの陣取りだと思いますが、大きな木にしてからさらに光合成ポイントを使って伐採しないと得点にならないので、ゲームの終盤に2−3回伐採をするだけです。もうちょっと最後はすべて得点になるとか、あるいは大きな木でなくても、少ない得点と引き換えに伐採できるとかあると、良かったのではと思います。次回は3人で遊んでみたい。
結果:シミーズ(春) 65、一味(秋) 64、自分(夏) 57、名人(冬) 54
これは‥‥‥贋作じゃないか! Koreha... Gansaku Janaika!
(説明 10分 プレイ時間 30分)
最後は「髑髏と薔薇」を元にしたと思われる「これ‥‥‥贋作じゃないか!」です。各画家で本物7枚、ニセ物3枚があり、手札からどれかを伏せていきます。髑髏と薔薇の要領でチャレンジして、宣言した枚数をめくれればめくっただけ得点になり、そうでなければそのラウンドは脱落。面白いのは脱落したプレイヤーを除外してさらに進めていくことです。これはなかなかよいひねりですね。最初はとっかかりがなかった絵画もどんどん残りがわかっていくのも良かったです。
結果:シミーズ 4、自分 4、名人 3、一味 0
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