エッセンから戻って久し振りに会うシミーズさんと名人と3人で遊びました。幾つかゲームを持って行ったのですが、アズールだけ3回遊ぶという結果になりました。
アズール Azul
(プレイ時間 各40−70分)
アズールはエッセンシュピール2017の新作でキースリングがデザインした力作です。根本的にはニムなのですが、山が一緒になったり、とる個数によってバーストが起こったりと、かなり通常のニムとは異なります。
5種類の石があり、プレイヤーはこれを各自のボードの右下の5x5の対応するマスに多く並べるのが目的です。縦横につなげて並べたり、同じ色をすべて並べたりすると高得点です。ボードの左下には5x5の各横列に対応して5列の横列がありますが、こちらはマス目の数が1から5と異なります。場から石を取ってきて左下の横列をすべて同じ石で埋めると、ラウンド終了時にそのうち1個を右下の5x5のグリッドの対応する横列に動かせるという仕組みなのです。よって、各ラウンドでは5x5の各横列は最大1つしか埋まりません。
場には5−9箇所の石置き場があり(今回は3人なので7箇所)、ラウンドの最初に4個ずつ石をランダムに置きます。面白いのは手番の選択肢です。石置き場の1つから1種類を選び、獲得し、選ばれなかった石は中央に流されます。この中央も石置き場として扱い、ここから1種類を選ぶという選択肢もできます(ただし、選ばれなかった石はそのままです)。こうして選んだ石を自分の左下の5列のどれかに配置します。同じ列は同じ石でなければならないのですが、同じ石の列をいくつ作っても構いません。石が多すぎて収まらないとバーストしてマイナス点になります。このあたりがよくできているところで、常に他のプレイヤーの状態を見つつ進めていかなければならないのです。
また、ラウンド終了後に残った石はそのままなので、次のラウンドのて番数を多くしたいプレイヤーと少なくしたいプレイヤーが現れます。手番数は石を中央に流すことでかなり調整できるので、この辺りの駆け引きもまた面白いですね。
今回は1ゲーム目は通常通り、2ゲーム目は拡張の透明タイル(ワイルドになるが同色をすべて埋めるボーナスの対象にならない)、3ゲーム目は裏のボード(5x5のグリッドの色が固定されていない)の3種類の遊び方で遊びました。どれも非常に面白いです。ただ、自分はこのゲームが弱いらしく、1ゲーム目ではうっかりシミーズさんが24点取れるタイルを残してしまい敗北、そして2ゲーム目ではゲームを終わらせれば勝てたのに、欲張りすぎて(勝ちを最大にしようとし過ぎて)負けてしまうという、まったくだめだめなプレイでした。「普段インターアクションがうんたら言うくせに、自分の箱庭ばっかり見ているからですよ!」とシミーズ・ザ・ノットフォーミーに言われてしまい、いや、全くその通りで反論できません。アズールはこれで計4戦うち最下位3回です。でもまた遊びたい。
結果
1戦目(70分):シミーズ* 91、名人 83、自分 81
2戦目(60分):名人* 70、自分 63、シミーズ 57
3戦目(40分):シミーズ 66、名人 49、自分* 46
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