ドイス Dois
(説明 10分 プレイ時間 4ディール50分)
変わったトリックテイクを多く作っている倦怠期のゲームの1つです。このゲームの最大の特徴はスートと数字(ランク)を分けて別々のカードとしたことです。スートは4種8枚ずつ、数字は9種4枚ずつあります。第1トリックではこれらを1枚ずつ出すのですが、それ以降はどちらかのカードを上書きします。通常のトリックテイク以上にトップカードの9が強く、これで何トリックも獲得できてしまいます。獲得トリック数を予想するゲームなのですが、ミゼール(0トリック)は予想しても0点なので意味がなく、基本的には多くトリックを取れないと話になりません。この辺りが手札運の大きなゲームとしては調整不足のように思えました。獲得トリック数予想ではない別の目的の方が良いのではないでしょうか。本来は8ディールということですが、時間の関係で4ディール戦としました。
結果:自分 40、名人 0、シミーズ −10、一味 −20
デモン ワーカー Demon Worker
(説明 15分 プレイ時間 50分)
グループSNEが出版したという手軽な「労働配置ゲーム」(ワーカープレスメントゲーム)です(箱裏の記述より)。労働配置というのもワーカープレスメントというのも初めて聞きましたが、おそらくワーカープレイスメント Worker Placement のことだと思われます。自分はワーカープレイスメントが好みではないので、 普段はほとんど遊びません。いわゆるリソース変換のゲームで、4種類のリソースで自分の手札を出していき、出したカード1枚につき1つワーカーが増えていきます。カードによってワーカーに特殊能力がついたりと、ありきたりな感じで特筆すべきことはありません。なんだか意味不明な特殊能力もかなりあって、デベロップ不足なのではと思われます。
驚くべきは得点ボードです。10点ごとに改行していくこのボードは、できの悪い同社の「メディチ」を彷彿とさせます。SNEはよっぽどこの使い勝手の悪い得点ボードが好きみたいですね。メディチほど頻繁に得点の上下が起こらないので、そこまで気になりませんが、どうして21世紀になってまでこんな得点ボードが出てくるのかは気になります。
結果:一味 82、シミーズ 81、名人 72、自分 59
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