ゲームカフェぶんぶん 2017.09.11

横浜・関内のぶんぶんでキノさんと2人ゲーム会です。



ピラミッド Pyramido
(プレイ時間 各5−10分)
Pyramido20170911.JPG「ピラミッド」は以前、プロリグノから出版されいた2人用アブストラクトです。ちょっとニムの要素がありますが、強制落下のルールが秀逸で、クニツィアのプロリグノシリーズ4作(他は、コンプリカ、プリズマ、カテナ)では一番歯ごたえがあります。今回はキノさんが自作したバージョンで遊びました。ルールはシンンプルで、最上段4マスのうち2マスを1ターン保持し続ければ(つまり自分の手番の最初に2マスを持っていれば)勝利です。手番には、最下段の空きますにボールを置くか、すでに置かれたボールを1段上に移動するかのどちらかです。移動の時にはその下に支えがなければなりません。もし支えがなくなると、次の手番を使ってボールを1段下に落下させなければなりません。先手が若干有利かもしれませんが、後手にも十分戦う術はあると思います。こういうゲームこそ再販されてほしいものです。

結果
1戦目:自分* 勝利、キノ 敗北
2戦目:キノ* 勝利、自分 敗北
3戦目:キノ 勝利、自分* 敗北
4戦目:キノ* 勝利、自分 敗北



ブルームーン Blue Moon
(プレイ時間 35&55分)
単一種族総当たり戦の第67&68戦は、フリット対アクアです。ブルームーンマスターズによれば、アクアの方が圧倒的に強いとのこと。どこまでフリットが食い下がれるのかが見ものです。フリットは相手のカードを無視したり、捨てさせるものが多いのですが、アクアには保護アイコン付きのカードが8枚(うちキャラクタ−6枚、サポート2枚)もあり、フリットの能力が役に立たない場面も多いのです。

フリットのキーカードとしては、まず Flit08「フリッターフラッター - あなたのサポートカードはすべて無視される」、Flit09「トリリリング - あなたのブースターカードはすべて無視される」、Flit12「野心の鷹ハンク - あなたのキャラクターカードは、すべて無視される」という無視3枚組です。これら3枚はそれぞれ異なったタイプのカードを無視しますが、アクアに対して一番有効なのは Flit09「トリリリング」でしょう。ブースターには保護アイコンはありません。また Flit08「フリッターフラッター」はアクアの洪水や Aqua28「魅惑の大合唱」を防げるので有効かもしれません。Flit07 「ティタートゥイート - あなたのカードの特殊能力テキストは、すべて無視される」は一見強力ですが、アクアは攻撃力7-7の Mutant102「サス・ヴァン・サン - あなたが私より2枚以上多くの手札を持つときに限って、私はこのカードをプレイできる」を条件を満たさずに出せるので、手痛いしっぺ返しを食らうこともあります。さらに、Flit27「のろまガス発射 - もし私が撤退したら、あなたはドラゴンを1匹少なく引き寄せる」や Flit29「ドラゴン錯乱 - もし私が撤退したら、あなたはドラゴンを1匹までしか引き寄せない」の2枚は、目立たないのですが、劣勢の時に被害を最小にするという意味ではかなり有効です。

一方、アクアは全体的に強く、通常通り洪水や不死の水などが有効です。フリットの無視するという能力に対しては、攻撃力の片方が0のカード(巨大ダコ、恐怖のクラーケン、など使者ではないキャラクター)の保護アイコンがかなり強力です。また、前述したように、通常は使いづらいミュータント「サス・ヴァン・サン」もフリットの「ティタートゥイート」の特殊能力テキスト無視が発動しているときには7−7の強いキャラクターとして重宝することがあります。面白いのは、フリットとアクア、双方ともデッキと手札が尽きるのが遅いというところです。今回はどちらも先に尽きるケースが見られました。

BlueMoon20170911-1.JPG第67戦は自分がフリット、キノさんがアクアです。予想通り、フリットの特殊能力はアクアの保護アイコンの前には無力なことがあって、かなり苦戦しました。ペアブースターがうまく揃わないとフリットは攻撃力がさほど高くはないので、全体的に攻撃力の高いアクアには簡単にやられてしまいます。1ディール目は2匹ドラゴンを取られてアクアのカードが尽きて終了。2ディール目では、キノさん率いるアクアには手札にキャラクターがない場面が2回もあり、その手札運のおかげでこちらのフリットにも勝利の目があるかに思えたのですが、種版にはフリットの大地12の攻撃をうまくかわしてドラゴン1匹の2点勝ち。これで5対0のゲームセットです。

BlueMoon20170911-2.JPG第68戦は交替して自分がアクア、キノさんがフリットです。こちらは2ディールで綺麗に勝利したいところです。フリットと比べると断然楽にプレイできます。1ディール目はドラゴン2匹の3点勝ち。ところが2ディール目は苦戦し、危うく負けるのではというところをキノさんのフリットが先に手札が尽きて、なんとかこちらの1点勝ちになりました。洪水がなかなか決まらず、また良いカードを出すとすぐに撤退されてしまいます。さらにFlit27「のろまガス発射」や Flit29「ドラゴン錯乱」を効果的に使われて、6枚以上をプレイしていてもドラゴンは1匹しか取れないことも多かったのです。なんとか3ディール目では再び3点を取って7対0で終了です。

アクアはフリットに対してサドンデス勝利に持ち込むことはなかなか難しいのですが、それでも圧倒的に優勢だと思います。なお、フリットのカードには効果を間違えやすいものが多いので注意が必要です。Flit13「狂ったカササギ マイク - あなたのアイコンのあるカードは、すべて無視される」は保護アイコンのあるカードは無視しません。保護アイコンだけは特殊能力テキストよりも上位だからです。保護アイコンを無視できるのは Hoax16「鋭敏メカーサス - あなたのカードのアイコンは、ストップアイコンを除いてすべて無視される」を組み合わせた時だけですね。また Flit27「のろまガス発射 - もし私が撤退したら、あなたはドラゴンを1匹少なく引き寄せる」と Flit29「ドラゴン錯乱 - もし私が撤退したら、あなたはドラゴンを1匹までしか引き寄せない」を組み合わせても、相手が引き寄せるドラゴンは2匹から0匹にはならないということに注意してください。もしかしたら、この2箇所はプレイ中に解釈を間違えていたかもしれません。まあ、大勢には影響はないと思います。

結果
第67戦:キノ(アクア) 5(3+2)、自分(フリット) 0
第68戦:自分(アクア) 7(3+1+3)、キノ(フリット) 0



ザイク Zaic
(プレイ時間 15分)
Zaic20170911.JPGネスターゲームズから出ているタイル配置ゲームです。各自1x1、1x2、2x2の自分の色のタイルを持ちます。目的は上から見て繋がっている自分のエリアを最大にすること。先手の初手番を除いては、テーブルの上には自分のタイルに辺で接するようには置けません。2段目以上に置くときにはこのルールはなく、相手のタイルを部分的にでもカバーしなければならないということです。またどのタイルも完全にカバーすることはできません。つまり最小の1x1のタイルはその上に置かれることはないというわけです。うまく相手を分断しつつ、自分のグループを作っていきます。今回は時間がなく1戦のみ。先手が非常に不利です。先手と後手を1回ずつやって合計を競う方が良いでしょう。

結果:キノ 20、自分* 13



夜はディアシュピールで「セット」と「インサート」を遊びました。草場さんに教えてもらった「インサート」は古いトランプを使った賭けのゲームです。

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