第10回目となるトリックテイキングパーティーです。参加は3回目。くまごろうさん主催で、場所は川崎・武蔵小杉です。テストプレイやTTP賞の応募作などを主に遊びましたが、合間に2つだけ市販のゲームを遊びました。
フォッペン Foppen
(プレイ時間 35分)
久し振りに遊ぶ「フォッペン」です。ゴーアウト系のトリックテイクということ以外はすっかりルールを忘れていましたが、シンプルなのですぐに思い出しました。1トリック目以外は直前のトリックで負けたプレイヤーは参加できないという非常に変わったトリックテイクです。また誰かが上がると(つまりカードを全てなくすと)残りの数値が失点になるので、ゴーアウトできないようであれば大きな数字を切るべきですが、ゴーアウトできるならうまく小さな数字を処理して最後は大きな数字で勝ち切りたいところです。ここが良いジレンマになっています。また1はワイルドでいつでも任意にフォローできるがそのスートでは最弱という面白いカードで、後半はなんとこれが4枚すべて手札に配られるというラッキーなことがありました。
結果:ミスミン 11、風太郎 8、suoh -9、自分 -10、大橋 -47
知略 悪略 Mit List und Tücke
(説明 5分 プレイ時間 3ディール70分)
「ハットトリック」や「シュティヒルン」の作者パーレッシュのメイフォローのトリックテイク「知略悪略」です。「ハットトリック」同様に、厳密にはメイフォローではなく4種類あるスートのうち各トリックでは3スートまでしかプレイできないという縛りがあります。もし自分の手札が単一スートでそれが出せないスートだったら、そこでディール終了となるのです。切り札はなく、リードスートの最も高ランクが勝者、リードスート外で最も低ランク(同ランクならば先出しがより低い)が、そのトリックの敗者となります。トリックでプレイされたカードのうち、トリックの勝者が半数、敗者が半数のカードを場から取ります。これをスートごとに分けて自分の前に完全公開で並べます。そしてトリックの敗者が次のリードをするのです。もし全員がスートをフォローするとトリックの敗者がいないので、半数のカードは捨てられ、この時に限り勝者が次のリードをします。
得点はかなりひねってあります。4種類のスートの獲得枚数を数え、2スートの枚数の積とそれ以外の2スートの枚数の和(和が0のときは1として数える)の商が得点になります。つまり、4スートの枚数を多い方から、x、y、z、wとすると、(xy)/(z+w)が得点なのです(ただしz+w=0のときはz+w=1として考える)。つまり特定の2スートを平均的に取り、残りの2スートは取らないようにすれば高得点が望めます。
おそらく今回が初プレイです。記録を見ると2003年以降にはプレイした形跡がありません。ほぼメイフォローとして、なかなか面白いゲームです。これは是非欲しいものです。また遊びたい。風太郎さんによれば、6人が理想という話ですが、4−5人でもやってみたいです。
結果:戦闘員ディー 70、suoh 54、ミスミン 51、りかち 46、風太郎 36、自分 35
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