川崎テーブルゲーム会シャッフル 2017.05.27

シャッフルに参加するのは2回目です。まずは、ishizukaさんと「ヤバラックス」を遊んでから、ちょうど始まるところだった「アメンラー」の5人目として混ぜてもらいました。



アメンラー Amun-Re (テンデイズゲームズ版)
(プレイ時間 110分)
Amun-Re20170527-1.JPG前半は左岸の競争率が低かったので、そこの最多ピラミッドを獲得して5点。不毛の土地 Dakhla をそれなりに安く競り落とせたのと、そのあと固定収入8のカードを何枚か手に入れたことで資金はかなり潤沢でした。水位は3ラウンドともずっと2のまま。らくだプレイでも問題なさそうでした。農民の生産性がそこまで高くないのですが、固定収入にずいぶん助けられました。今回は、珍しく Abydos を得たプレイヤーが10支払ってカード4枚を買うというケースが3回も見られました。

Amun-Re20170527-2.JPG後半ではピラミッドが多い Buto や Memphis に15や21の値段がつきます。4ラウンド目でほとんどのピラミッドの土地が競りに出されるという、かなり荒れた展開でした。最多ピラミッドの土地をめぐる争いが一層激しくなります。自分は、資金を活かして、右岸の Memphis、Baharya、Dakhlaの3つの土地でピラミッドを建てまくります。最終的には2−3−4というピラミッドで最多も獲って20点。本来は3−3−4で24点の予定だったのですが、捧げものが足りずに予定が狂いました。それでも勝ちきれるかと思ったのですが、5ラウンド目までずっと2だった水位が、最終6ラウンド目でいきなり4まで上昇して、神殿や残金の相対順位でsappyさんに逆転されました。いろいろな展開があり、何度やっても良いゲームですね。

結果:sappy 37、自分 33、どりぃね 26、はに 25、鴎 22



奇妙なキッチン Cucina Curiosa
(プレイ時間 15分)
CucinaCuriosa20170527.JPG「テイクイットイージー」「フィット」のような同時進行のパズルゲームです。目的はボードの下側の出口からたどっていける範囲で、できるだけ多くのロブスターを得ながら、魚の骨を避けることです。20枚のうち16枚しか使わないので、あまり無理をせずに最後は妥協することが大切だと思います。ミスミンさんはどうもルールを間違って解釈してしまったらしく、どうもすみません。手軽で良いパズルゲームだと思います。

結果:自分 12、鴎 8、ホッピー 8、ミスミン 1



ミッション レッド プラネット Mission: Red Planet
(説明 15分 プレイ時間 70分)
MissionRedPlanet20170527.JPG「ミッションレッドプラネット」は2005年に出版され、2015年にリメイクされたフェドウッティのゲームです。今回遊んだのは新しい2015年版です。火星探索をテーマとしており、フェドゥッテイが得意とする同時プロット番号順にアクション解決というメカニクスがゲームの基軸です。各プレイヤー同一の9枚のカードを持ちます。それぞれのカードには1-9の数字とアクション、そしてアクションを実行できた場合の追加アクションが書かれています。これらを同時にプロットしてから、大きな番号から順に呼ばれてアクションを実行するのです(小さい番号からではないのは、ロケットの打ち上げのカウントダウンを模しているのかもしれません)。アクションは自分のコマを宇宙船に乗せるというのが主で、付随する追加アクションでは、ロケットを出発させたり、破壊したり、フォボス(火星の衛星)から火星にコマを移動させたりといったことができます。火星の衛星は2つあるはずですが、もうひとつのダイモスはどこに行ってしまったのでしょうか?

こうして第5、8、10ラウンドの終わりに火星の領域ごとに決算があり、10ラウンドでゲームは終了です。この決算がエリアマジョリティーなのですが、1位だけに得点が入るというかなり厳しいシステムで、あちこちで2位を狙うということができません。クニツィアの「ベガス」みたいです。1位タイのときだけは山分けになります。

フェドゥッティーらしい、かなり破茶滅茶なゲームです。作戦の立てようはあまりないので、流れに合わせてプレイするしかないでしょう。この破茶滅茶さを楽しめれば、おすすめです。

結果:ホッピー 50、自分 43、ナカタ 39、鴎 34、ミスミン 27、tomo 12



買い物に行こう Wir gehen einkaufen
(プレイ時間 各5−10分)
「買い物に行こう」はクニツィアがハバから出している子供向けのゲームです。木製でできた10種類の食料品、それらの食料品が描かれたカードが3枚ずつ計30枚、それに買い物袋が入っています。全部で4つのゲームが遊べるようになっています。対象年齢は3-8歳となっていますが、それは無視して大人3人で遊んでみました。

ゲーム1:認識 Erkennen
WirGehenEinkaufen1Erkennen20170527.JPG場にカードを裏向きに広げて、食料品をすべてテーブルの中央に置きます。場のカードを1枚表向きにして、その食料品を取り自分の前に置きます。食料品は中央からでも他のプレイヤーからでも取れます。表向きにしたカードはゲームから除外します。最後の食料品が取られたら終わりです。食料品を多く取ったプレイヤーの勝利です。これは完全に運のみのゲームで導入用です。

結果:自分 4、ナカタ 3、鴎 3



ゲーム2:割り当て Zuordnen
WirGehenEinkaufen2Zuordnen20170527.JPGゲーム1で手札2枚にしたゲームです。カードを2枚ずつ配り、残りは山札にします。1枚プレイして、その食料品を取って自分の前に置き、1枚補充します。これだけでゲーム性が結構変わります。カードは食料品につき3枚ずつあるので、できれば3枚目をプレイして確定させたいのですが、なかなかそううまくはいきません。また終わるタイミングを計ることも大切です。

結果:ナカタ 5、自分 3、鴎 2



ゲーム3:捜索 Suchen
WirGehenEinkaufen3Suchen20170527.JPGリアルタイムゲーム。場にカードを裏向きに広げて食料品は買い物袋に入れます。買い物袋からランダムに1つの食料品を取って中央に置きます。全員一斉にカードをどんどん表にして、食料品に対応したカードを探します。表にしたカードはそのままです。探したプレイヤーが食料品を獲得し、表のカードをすべて脇によけて、続けます。最後の食料品が取られたらゲーム終了で、食料品を多く取ったプレイヤーの勝利です。すべてのカードが表向きになったら再び30枚を裏向きにして場に広るのですが、頻繁にこれをしなければならないのが面倒です。

結果:鴎 5、ナカタ 3、自分 2



ゲーム4:記憶 Merken
WirGehenEinkaufen4Merken20170527.JPG神経衰弱の変形。場にカードを裏向きに広げて食料品は買い物袋に入れます。手番には2枚を表向きにめくります。合致したら、買い物袋から食料品を取り(あるいは他のプレイヤーの前から取り)自分の前に置きます。カードの1枚はその場に残して裏向きにし、1枚は捨てます。つまりそれぞれの食料品は2回獲得するチャンスがあるのです。すべての食料品が取られたら終了で、食料品を多く取ったプレイヤーの勝利です。大人でもちょっと考えさせられます。

結果:ナカタ 4、鴎 3、自分 2



4つすべてのゲームを一度に遊びました。下が最終の総合結果です。大人でも遊んで楽しめるのはゲーム2「割り当て」とゲーム4「記憶」だと思います。この手の記憶ゲームをクニツィアは結構デザインしていますね。

総合結果(4ゲームの合計):ナカタ 16、鴎 13、自分 11



リカーーーリング Recurrring
(プレイ時間 35分)
Recurrring20170527.JPG鴎さんがリカーーーリングをプレイしたことがないというので、3ディール戦を遊んでみました。1ディール目は自分が上がりましたが、ナカタさんが8点とリード。2ディール目はたまさんが上がり、自分とたまさんが8点ずつ獲得。そして最終ディールは鴎さんが上がったものの、たまさん10点、自分が7点と、今回は3ディールとも上がった人以外が最高点を取っています(2ディール目はタイ)。こういう展開は結構珍しいですね。たまさんと1点差で2位。これは悔しい。

結果:たま 22(4+8*+10)、自分 21(6*+8+7)、ナカタ 17(8+5+4)、鴎 11(3+3+5*) (*は上がったプレイヤー)



フィガロ Figaro (ティルシット版)
(プレイ時間 35分)
Figaro20170527.JPG最後はクニツィアの3大個人攻撃ゲーム(任意のプレイヤーを理由なく攻撃できるゲーム)のひとつ「フィガロ」です(あと2つは「コルセア」と「ののの脳みそくれ」)。4人だと個人攻撃にいろいろな思惑が混じり、ラウンドごとに変わる失点となる棒の長さの組み合わせとも相まって、なかなか面白いです。個人攻撃ゲームというのは嫌いな分野なのですが、それをちゃんとゲームにするのはすごいですね。不思議な面白さです。

結果:たま 1位、鴎 2位、自分 3位、ナカタ 4位



2次会は「ワン・ツー・さんきち」という定食屋で、とても美味しくいただきました。

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