1年振りにボードゲームギークのエリックが来日して、自分はその通訳と案内を務めました。目的は同人ブースで言語依存の少ないゲームに対して、ギークストアを通してゲームを売らないかという案内です。往路のりんかい線でばったりとキノさんに遭遇し、2人で喋りながら国際展示場駅まで向かいます。9時くらいにエリックと待ち合わせて入場し、いよいよゲームマーケットのスタートです。
一般入場は10時ですが、エリックと一緒に説明をしながらギークストアの案内を配ります。今回驚いたのはボードゲームギークの知名度の低さです。感覚では6-7割の人が知らないようでした。なので「BGG(ボードゲームギーク)です。ギークストアで海外にゲームを売りませんか?」から始めていた案内を「ボードゲームギークってご存知ですか?」から始めるようにしました。それだけ日本語だけでも十分情報が集まるということかもしれないし、日本語版が増えてボードゲームといえば欧米のものという感覚が薄れているからかもしれません。
正午過ぎから、ゲームマーケットでは初めてとなるライトニングトークというものが開催されました。すでにボードゲーム関係でも何度か行われているようで、5分という非常に短い時間でのプレゼンテーションです。コミュニケーションのすべてが短時間になっている現代にマッチしたやり方なのかもしれません。飯野俊兵さんの「英語がわからなくても!BGG(ボードゲームギーク)の役に立つ使い方」とフランスから来日したアントワーヌ・ボザの「(Game design is all about...) ... PLAYTESTING!」の2つを拝聴しました。ボザのトークはシモンが英語から日本語への逐次通訳をしており、色々と参考になりました。
今回も本当にたくさんの人に会いました。まず朝、一般入場の前に最初に会ったのは、もう何年振りかと思われるくさのまさんで、るりるりゲームズの「茸vs筍」というアブストラクトゲームをいただきました。そして、エリック一家とスターバックスで休憩中には、ブルーオレンジゲームヨーロッパの陽気なジャレルに再会しました。まだジャクタリアだった時代から、毎年エッセンで会って色々と話していたのですが、ついに日本で会うことになるとは感慨深いものです。ジャクタリアといえば「ブルーライオン」「ホキト」など、懐かしいですね。
一番印象深いのは、エリックの紹介でファンアゲインの社長のジェフに会ったことです(左の写真)。彼は日本に10年も住んでいたことがあるそうで、日本語は読み書き両方とも堪能です。会うのは初めてですが、北米に住んでいた時はちょうどゲームにどっぷりはまった時期なので、しょっちゅうファンアゲインから注文していたこともあり、名前を言うと「ああ!」という感じで覚えていてくれたみたいです。当時からドイツ語版のちょっと古いゲームばかり注文していたので印象に残っていたのかもしれません。ジェフとは日本とアメリカのゲーム事情の違いなどの話に花が咲きました。あの頃(2000年代初頭)からは、随分色々と変わったものです。ギークのトップ3ゲームが長いこと「プエルトリコ」「チグリスユフラテス」「エルグランデ」だったのもはるか昔。
月の会は、なんと2冊目のブルームーンの本「使者の書:拡張と構築編」を出しました。ざっと見た感じではブカファミリーなど自分が遊んだことがない遊び方も載っており、ブルームーンのさまざまな遊び方の指南書として素晴らしい出来だと思います。これから読み込むのが楽しみです。クニツィアに1冊目をプレゼントした時の写真がブースに飾られていたのはちょっと気恥ずかしかったです。
リカーーーリング Recurrring
15時から賽苑のブースで試遊の手伝いをしました。「ガガリオ」の2人プレイを説明し、「リカーーーリング」では4人プレイに3回加わりました。久し振りに会ったmariさんは、以前テストプレイにもつきあってくれたので、一緒に遊べたのはとても良かったです。
ゲームマーケット終了後は、賽苑の2人とエリック一家と6人で、こじんまりと夕食をとりました。以前にも訪れたことがある大井町の燻製レストランで、デザートが最高に美味しかったです。途中、りんかい線で再びキノさんにバッタリ遭遇したのにはびっくり!
入手したゲーム/書籍
茸 vs 筍
三角ごいた(透明なコマ付き)
ウクレレ
ブルームーンマスターズ・使者の書・拡張と構築編
森の友だち
小箱ゲームバッグ
創造的な習慣・第2集
猫の手も借りたい
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