キノさんの家で新年ゲーム会です。
ポンジ スキーム Ponzi Scheme
(説明 25分 プレイ時間 110分)
噂になっているゲーム「ポンジスキーム」を初めて遊びました。得点は4種類ある産業タイルのセットコレクション(種類別に三角数が得点になる)なのですが、誰かが破産したら終わりというアメリカのゲームのような終了条件に驚かされます。ゲームのシステム上、破産は必ず訪れるようになっているのがすごいです。
まず手番順に産業に投資して産業タイル、資金カードと資金を得ます。資金カードの中央には得られる資金が書かれており、カードの下には何ラウンドごとに配当をいくら払わなければならないかが示されています。またカードの右下には資金に対する1ラウンドの配当の割合が百分率で示されており、これでどのカードが配当の支払いが少なくて済むのかがわかります。ただし、低い割合(つまりプレイヤーにとって良い)のカードは得られる資金も少なく、結局どんどん高額資金、高配当のカードに手を出さざるをえないようになっています。もう破産の道まっしぐらです。手順としては、まず産業タイルを選び、そのタイルが自分にとって何枚目かによって獲得する資金カードが変わってきます。1枚目より3枚目だと高額資金を取るように仕向けられているのです。
その後、手番順に裏取引をします。同じ産業タイルを持つ他のプレイヤーを1人選び、そのプレイヤーに極秘裏にお金を提示します。提示されたプレイヤーはお金を受け取って産業タイルを渡すか、あるいは同額のお金を払って逆に産業タイルを取るかのどちらかです。この取引の金額は専用のお金入れを使って行われ、他のプレイヤーにはいくらだったのかがわからない仕組みになっているのが面白です。
説明をしてくれたキノさん以外は全員初プレイ。噂通り面白く、また余分な要素もなくて非常に気に入りました。これは素晴らしいゲームです。「バラクーダ」も正式ルールで遊べばこれにちょっと近いのかもしれません。自分が破産する寸前でウサギさんが破産して終了です。ぜひまた近いうちに遊びたい。
結果:キノ 8、ミズキ 6、イツキ 3、自分 2、ウサギ 破産
巨大ヘックメック Maxi Heckmeck
(プレイ時間 45分)
次は、みんなで「巨大ヘックメック」です。全部で16枚の得点ボードを5人で奪い合うわけで、やっぱりヘックメックの5人プレイは少々無理がありますが、みんなで巨大ダイスを振りながら楽しみました。自分とウサギさんは出目が悪く、序盤から最後まで沈みっぱなしでした。順位をよく見ると「ポンジスキーム」と同じですね。(写真はキノさんの許可を得て掲載)
結果:キノ 6、ミズキ 6、イツキ 3、自分 1、ウサギ 0
おそ松さん ラブレター ボードゲーム Love Letter Board Game: Osomatsusan
(説明 5分 プレイ時間 各10分)
次は「ラブレター」シリーズのひとつ「おそ松さんラブレター」です。タイトルに「ボードゲーム」と書かれていますが、ボードはなくカードゲームです。「ラブレター」で数値が1のカードがそれぞれ異なるキャラクターになっていて、自分があらかじめ与えられたキャラクターと一致すると数値を9にみなすなど工夫されています。まあ所詮はほとんど運のゲームですが、原作を知っているとより楽しめるかもしれません。おそ松くんは、おぼろげながら覚えていますが、おそ松さんは知りませんでした。
結果
1戦目:イツキ 勝利
2戦目:キノ 勝利
リカーーーリング Recurrring
(プレイ時間 30分)
このグループで遊ぶ「リカーーーリング」は初めてです。時間の都合で1ディールのみの勝負です。序盤はうまくカードを回していたものの、途中でパスするべきところを誤って後半はうまくいかずに沈みました。キノさんが僅差で勝利。なお5人だったので試しにリカーーーリングカードを5枚増やしてみたのですが、こちらの方がバランスが良いかもしれませんね。
結果:キノ 8、ウサギ 7、イツキ 6、ミズキ 6、自分 6
長江 Yangtze
(プレイ時間 90分)
最後には「長江」を遊びました。領地タイルのタイル構成がシンプルながらも非常に良くできています。緑は2枚ずつ、茶色は3枚ずつなのですが、両方を合わせてマジョリティーを競うときには緑が優先されるのです。最後まで出ないタイルも数枚あり、それも考えると競りは非常に悩ましいものになります。クニツィアの10大競りゲームに入るかもしれません。自分は獲得した領地タイルがうまくマジョリティーに絡めなかったりして、効率良く少しのタイルでマジョリティーを獲得していったミズキさんの勝利です。あと出稼ぎカードをひっくり返せなかったもの痛い!
結果:ミズキ 194、自分 170、ウサギ 166、キノ 152
次回は、今回時間がなくてできなかった「スチーブンソンロケット」なども遊びたいものです。
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