千葉・柏の Mr. Field で競りボードゲーム会に参加しました。ここに来るのは去年の3月の3Kボードゲーム会以来です。主催のしのさんが定期的にテーマを決めてやっているようで、こういうのもなかなか良いですね。リクエストされた「ラストパラダイス」「パラッツォ」のほか、「リサイクル」「じゅうたん商人」「リュテス」など、いくつかゲームを持ち込みました。
ラスト パラダイス Das Letzte Paradies
(説明 5分 プレイ時間 35分)
まずは元本割れが起こりやすく厳しい「ラストパラダイス」です。セカンドプライスオークションの握り競りで、2番目に多く握ったプレイヤーの額を支払います。途中の収入が森林が保護されたときか、独占ボーナス、島ボーナスしかないので、なかなか思い切って使えません。短いゲームなので何度か遊ぶのが良いと思います。自分は元本割れしてしまい、最下位でした。ゲーム自体は好評で、そのあと再び遊ばれていました。喜ばしいことです。
結果:まる 96、フジマキ 59、なますい 56、自分 40
リサイクル Lixo?
(プレイ時間 25分)
ソフトパスの傑作競りゲーム「リサイクル」です。競り落とす時は高ければ高いほど良いので、ソフトパスルールが非常に有効に働きます。こんかいは暫く補充がないまま続いたと思ったら、補充が3枚連続で、いきなり15枚ずつ増えたりと、なかなかはちゃめちゃぶりを発揮してくれます。さすが「リサイクル」です。そんななか、経験を生かしてなんとかひとりだけプラス点に持ち込めました。6人が最良ですね。
結果:自分 +1、まいにゃ −2、ヤス −5、翔 −7、NAO −9、わたり −14
リュテス Lutèce
(プレイ時間 55分)
フランスの同時プロットゲーム。競りと呼べる部分は賄賂を乗せるところだけなので、競りゲームと言えるかどうかは微妙ですが、面白いので持ち込みました。ボーナス点は同じシンボルを1度しか使えないとか結構細かいルールを忘れていました。カード構成をきちんと把握しておくと、より楽しめるような気がします。1点差で勝利。
結果:自分 46、翔 45、なげっと 27、ムツキ 26
じゅうたん商人 Die Teppichhändler
(プレイ時間 25分)
1993年のピアトニク製の競りゲーム。今回が初プレイです。じゅうたんカードを1枚ずつめくって自由に競り落としていくだけというだけのゲームです。じゅうたんは全部で10種10枚ずつ計100枚ありますが、そのうち30枚しか使いません。その30枚のうち枚数が多ければ多いほど価値は下がっていくのです。これは「モダンアート」とは逆のシステムですね。このシステムの欠点は、終盤になればなるほどビッド額が少なくなりアンチクライマックスになることです。本来はクローズにして何枚かわからないようにしてやるべきなのかもしれません。そうしないと最後の1枚の価値は競る前から分かってしまいます。あるいは、その頃にはほとんどのプレイヤーがお金を使い果たしているので問題はないのかもしれません。今回は初めてで勝手がわからず、とにかく序盤にお金を使いすぎました。手軽なので、またそのうち遊んでみたいです。
結果:まる 123、なげっと 99、翔 91、自分 88
ペアーズ Pairs
(プレイ時間 各10−15分)
「ペアーズ」のデッキを使った「ことりあつめ」というゲームを教えてもらいました。カワサキファクトリーの川崎さんがデザインしたゲームで、めくったカードで場のカードを集めていきます。数字が重なるとバーストしてしまうというのはペアーズっぽいです。一種の競りで出したカードの合計値が高いプレイヤーが場のカードを取れるのです。どうもバーストが多過ぎて、やりようがない気もしますが、これまであそんだペアーズのゲームでは一番面白かったです。
結果
1戦目:おみ 7、ナードマスター 6、揚子江 4、自分 1
2戦目:おみ 6、ナードマスター 4、揚子江 4、自分 4
アメン ラー Amun-Re (スーパーミープル版)
(説明 35分 プレイ時間 145分)
本格的な競りゲームということで持参した「アメンラー」です。土地を獲得するところてん式競りと、神への捧げ物の握り競りの2種類があり、どちらもかなり悩ましい競りです。さすがにルールが多いので35分もルール説明にかかってしまいましたが、それは仕方がないところでしょう。
前半では左岸のメンフィスにだけピラミッドを3個建てて最大ピラミッドと合わせて8点、さらに神殿2個で4点、ボーナス2枚で6点で合計18点を勝ち取りました。これはなかなか良い出だしです。後半で再びメンフィスを勝ち取り、3つの土地のピラミッドは4−2−2。メンフィスは再び左岸の王者となりピラミッドで計19点。さらに神殿1個4点、ボーナス1枚3点、持ち金3位で2点と合計28点を追加し、総計46点で勝利! もうすぐ新版も出るので、ぜひ広まって欲しいところです。
結果:自分 46、なげっと 40、NAO 39、揚子江 31、あけとし 28
オロンゴ Orongo
(説明 プレイ時間)
最後は30分強で終わる「オロンゴ」です。あけとしさんと自分が同じ思考なのか、特に空ビッドでのバッティングが多発しました。そんななか、あまり獲得した土地を無駄にすることもなく、最後は一気に3つのモアイを建てて勝利。陣取と競りの融合は素晴らしいです。
結果:自分 6、あけとし 4、揚子江 3、なげっと 2
持参した「パラッツォ」は結局遊べませんでしたが、バラエティーに富んだ競りゲームを遊べて満足です。昼頃に、主催のしのさんから競りゲームに関するプレゼンテーションもあったり、夜にはお酒が出たりと楽しい1日でした。誘ってくれたフジマキさんにも感謝です。
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