朝起きるとすでに人が集まっていました。
ノコスダイス Nokosu Dice
(説明 10分 プレイ時間 50分)
カードにダイスを加えたトリックテイクです。0−7のカードに加えて1−6の通常の6面ダイスもカードとして扱います。カードを配りダイスを2こずつ取ったあと、残りのダイスをすべて振ってそれらを順にドラフトしていきます。ダイスはいわば公開された手札の一部なのです。最後に場に残った1個のダイスが切り札を決めます。切り札はスカートのように、まずダイスが示す数字がすべて切り札、続いてそのスートが上から切り札になります。これでマストフォローのトリックテイクを行います。ただし自分の手元のダイスのうち、最後の1個は出せません。これに示された目の数だけ丁度トリックを取ることが目的なのです。
いろいろなトリックテイクの要素を組み合わせており、非常に意欲的だと思います。ゲームも最初は「ナインティーナイン」や「コンファメーション」に似ているかと思いましたが、ダイスのドラフトは「ヴァスシュティッヒ」のようだし、切り札は「スカート」や「ドッペルコプフ」のようだし、と様々な側面が見られます。手元のダイスは見えている手札なので早く使ってしまいたいのですが、最後に残った目と獲得トリック数を合わせるためにはそんなに早く使えません。このジレンマが一番面白く感じました。ダイスを使ったトリックテイクなのに運の要素が低いというのはすごいですね。
結果:rkusaba 44、草場 37、エース 23、自分 22
フォーティーワン Forty-One
(プレイ時間 85分)
パートナーシップ(ペア戦)のトリックテイクです。何ディールか繰り返して、ペアのうちどちらかのスコアが41点に到達すれば勝利になります。切り札はハートで固定し、各自順に取れると思うトリック数を示します。最低1トリックは宣言しなければなりません。さらに全員の合計が9トリック以上でなければなりません(そうでなければリディール)。これは白いチップ9枚と赤いチップを幾つか中央に置き、宣言の代わりに白いチップ(足りなければ赤)を取ることで簡単に示せます。
得点システムが単純ながらくせもので、宣言したトリック数以上を取れば宣言の数だけ得点。失敗すれば宣言の数だけ失点です。さらに6トリック以上だとこの得失点が倍になります。6トリック宣言して成功すれば12点、失敗すればマイナス12点です。必然的に、この6トリックを狙うことになります。7トリック以上は失敗すると痛いので、7トリック以上取れると思っても6トリック宣言をするのが無難でしょう。ちょっと面白いと思ったのは、パートナーを勝たせることを優先したり、相手チームの6トリック宣言を失敗させることを優先したりと、方針が色々と変わっていくところです。
誰かが30点を取ったところで終わりにしようかという意見もありましたが、せっかくなので続けようということになりました。ただ、そのあとはみんな失点続きで41点達成は程遠く競技終了。得点システムが荒削りすぎるのが問題ですね。5トリック宣言が5点で6トリック宣言が12点というのはクワークルのように大味すぎます。アイディアが良いのにちょっともったいない。ただ、あとでパガットを調べてみると、今回のルールとは異なるみたいで5トリック以上からは2倍、9トリック宣言以上は3倍になっていました。こちらの方が良い様な気がします。(パガットのルール紹介はここ)
結果:rkusaba(22)&エース(27) 27、草場(22)&自分(6) 22
このあとは、草場さんと昼食を食べた後、タナカマさんの自宅での新年ゲーム会に行きました。
オーディンの祝祭 Ein Fest für Odin
(プレイ時間 195分)
前回遊んだときは中盤で時間切れになってしまいましたが、今回はようやく7ラウンド通して遊ぶことができました。ワーカーを置くためのメニューが多すぎて、とにかく知っているアクションを繰り返すばかりという展開になります。前回同様に、特殊カードである職業カードは結局1枚も使いませんでした。さすがにそこまで頭が回りません。
自分はとにかくボードをできるだけ埋めていくことにしました。最終的にはすべてきれいに埋めて、18の収入になります。タナカマさんは、ボードはマイナスになるところだけを埋めて、収入は得ずに、船を植民させるという作戦です。結果的にはこのタナカマさんの作戦が良かったらしく、1位でした。あっきーさんと自分はボードを完全に埋めたものの、あっきーさんは職業など色々とやっており2位、自分が3位でした。
前回も思ったのですが、これでもかというくらいてんこ盛りのゲームです。すべてにいくつもの種類があります。こういうゲームはデザインするのは楽しいのかもしれませんね。思ったよりは楽しめました。
結果:タナカマ 78、あっきー 71、自分 69、みなまるこ 23
レスパブリカ2230AD Res Publica 2230 AD + 新たな地平線 New Horizons
(プレイ時間 80分)
宇宙版レスパブリカと言われる「レスパブリカ2230AD」を初めて拡張入りで遊びました。追加で5種類の惑星タイルが人数分ついてきます。全員で同じ惑星を選ぶことも可能なのですが、今回は全員異なる5種類にしてみました。多少の有利不利はあると思いますが、非対称なゲームと割り切れば問題ないと思います。
この惑星タイルのミッションで新しいものは「手札を12枚にする」「トゥルーパー/パイロットを1枚さらす」「リゾートを建築する」などあり、それによって各プレイヤーのプレイ指針がわかりやすくなります。誰かが4枚のミッションを達成するとゲーム終了なのも面白いところです。
工藤さんが序盤にリゾートを建築して7点獲得するものの、スペースステーションをなかなか立てられずに出遅れてしまいました。みなまるこさんは早々に3つもミッションを達成し、シティーが1−2枚しか立てられていないうちにゲームが終わるかと思いきや、みんなが妨害して結果的には工藤さんがあとからスピードアップして勝利。なかなか面白い展開ですね。次は全員同じ惑星というのもやってみたいと思います。
結果:工藤 44、みなまるこ 30、自分 27、あっきー 25、タナカマ 17
ウィンナー ワルツ Wiener Walzer
(プレイ時間 55分)
最後は、工藤さんのリクエストということもあり「ウィナーズワルツ」です。テーマが面白く、「カフェインターナショナル」のようにポリティカルインコレクトなことも仲間内で言えてしまうという楽しさがあります。途中まではうまくカップリングできていたのですが、そこから失速。最後までダンスできずに残ったタイルはなかったものの、3位という結果でした。タイルの出方の運も大きいのですが、それを考慮しながらの面白さがあります。
結果:タナカマ 87、みなまるこ 83、自分 80、あっきー 70、工藤 70
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