新年おめでとうございます。今年のゲーム始めは1日のカタンでした。2日はシミーズさんと誘い合わせて、草場詣(新年ゲーム会)に行ってきました。
ミックスツアー Mixtour
(プレイ時間 各15分)
到着すると、とりあえず全員ゲーム中だったので、2人アブストラクトの「ミックスツアー」を遊びました。非常に良くできたアブストラクトで、移動先の塔の段数が移動距離になります。通常は移動する塔の段数で決まるゲームが多いのですが、移動先で決まるゲームというのはこれ以外知らないです。これがかなり斬新で不思議な感覚を与えてくれます。
結果
1戦目:自分 勝利、シミーズ* 敗北
2戦目:自分* 勝利、シミーズ 敗北
ケルベロス Cerberus
(プレイ時間 25分)
カードは1−3の3種類だけ。手番には手札から1枚出して、それと同じカードが場にあれば獲得して場にあったカードは流し、なければそのまま場に残します。たったそれだけのルールです。目的は、獲得したカードの合計値を5以下にすることで、6以上になってしまうといったんすべてすてて0からやり直しです。これだけの単純なゲームですが、それなりに考えます。まあ結局は直前のプレイヤーの残ったカード次第なのですが。
結果:M 32、イワイシ 25、草場 24、めぐろん 21、自分 21、ぶうりん 18、シミーズ 17
手を挙げろ! Stick 'em Up
(プレイ時間 3ゲーム5分)
手を挙げろ!というようなタイトルで昔遊んだことがあります。ほとんど運ですが、ちょっとだけ考えるところがあります。今回使ったカードは1枚1枚がA5サイズくらいあって、なかなか重厚な感じです。これだけ大きなカードはあまり見たことがありません。
結果
1戦目:自分
2戦目:シミーズ
3戦目:イワイシ
市場の商人 Mercante in Fiera
(プレイ時間 25分)
イタリアの伝統的くじびきゲームです。以前一度遊んだことがありますが(参照:過去のレポート)、まさか人生で2回も遊ぶとは思いませんでした。根拠が全くない競りをしていき、そのあとどのカードが当たりだったかが徐々に明かされます。まあ子供だったら楽しいかもしれませんね。まあゲームというよりはアクティビティーです。
なお、このゲームはモーツアルトも遊んでいたらしいです。文献を草場さんに見せてもらいました。
結果(200持ち):ぶうりん 570勝利、以下略
長江 Yangtze
(説明 20分 プレイ時間 50−70分)
年末に漸く正しいルールで遊ぶことができた「長江」を今回は2回遊びました(正しいルールについては前回のレポートを参照)。ゲーム慣れしているプレイヤーばかりだったので、非常にジリジリとした展開になり、胃が痛くなりそうです。どこまで出稼ぎカードを使うべきか、どこで即時売却などの特殊能力を使うべきか、どこまで競り値をつりあげるべきか、すぐ後に起こるかもしれない競りのために、中途半端なセットを売っておくべきだろうか、それとももう少しだけ待ってみるほうが良いのか、などジレンマいっぱいです。ルールだけ読むと新鮮な部分はなく、これがクニツィアなのか? と思うのですが、それらの組み合わせがここまで面白くなっているとは思いませんでした。この辺りは、さすがクニツィアです。
プレイヤーを変えて(というより2回連続で遊びたい人はいなかったので)2戦プレイ。競りの値付けが高騰し、1枚につき25などという宣言が出ます。まったく競り落とさなかった河原さんは3位。と、いうことは、競りはだいたい適正値だったのかもしれません。2戦目も白熱し、今度は1点差で1位になれました。しかししびれるゲームです。
このゲーム、実は最初の所持金は120です(30の現金と30x3枚=90の出稼ぎカード)。元本割れしてしまう可能性も高いこのキツさは「ラストパラダイス」に似ているかもしれません。
結果
1戦目:ナルオ 193、自分 146、河原 124、笹岡 121
2戦目:自分 147、KI 146、やういち 141、おおみ 111
チグリス ユーフラテス Euphrat & Tigris (ハンスイムグリュック版)
(説明 25分 プレイ時間 60分)
ちょっと久しぶりにチグリスユーフラテスを遊びました。KIさんと卓を囲むのも久しぶりな気がします。序盤からKIさんは自分の帝国を作って、しっかりと神殿で固めていきます。自分は川の合流点にモニュメントを作り、さらにモニュメントを立てて、一時は世界の半分のモニュメントをコントロールしてリードしていました。しかし戦争でうまくKIさんに稼がれてしまい、終盤でも一歩出遅れました。1点差で敗北(チグリスユーフラテスの1点差は実際には4点差くらいな感じです)。
結果:KI 8−9−10−14、自分 7−8−9−14、usalapbit 5−5−9−23
サピエンス Sapiens
(説明 25分 プレイ時間 50分)
usalapbitさん持ち込みのフランス製ゲームで、日本版も発売されているそうです。個人ボードにそれぞれドミノ(正方形が2つつながったタイル)を矛盾がないように並べていき、うまく得点したり特殊効果を得たりします。ドミノには地形が描かれており、ダブルのドミノ(両方が同じ地形)はありません。隣り合わせのドミノは同じ地形が接していなければなりません。つなげると特殊効果があるのですが、それらのルールが自分にとっては多すぎて、ついていくのが精一杯でした。アブストラクトと特殊効果という組み合わせはどうにも好きになれません。ちょうど眠気がピークに来ていたというのもありますが、わけがわからないままに終わってしまいました。
結果:KI 31、自分 20、usalapbit 19
三人麻雀 Three-Player Mah-Jongg
(プレイ時間 55分)
草場さんの指導で三人麻雀です。34種の牌は3枚ずつしかなく、合計102枚という少なさです。槓子はありません。ただ刻子は以外とできることにちょっと驚きました。子のツモあがりでは支払いが5:3にするなど少々面倒なところはありますが、ゲームとしては通常の「サンマ」よりもずっと面白いと思います。ハネマンを草場さんに振り込んでしまい、その後もジリ貧負け。
結果:草場 +33、usalapbit −7、自分 −26
スパー Spar
(プレイ時間 30分)
最後は3人でできてルールが簡単で面白いトリックテイク「スパー」です。スカートデッキ(A−7)32枚を使ったノートランプマストフォローで、最後のトリックを取るのが目的です。7で取れば3点、8で取れば2点、それ以外なら1点です。かなり久し振りだったこともあって勘所をすっかり忘れてしまい、1勝しかしませんでした。これはかなり悔しい。
結果:草場 11、usalapbit 9、自分 1
これで新年ゲーム会の初日は終わりです。河原さん、ナルオさんとともに、仮眠しました。
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