ブルームーン Blue Moon
(プレイ時間 75&70分)
単一種族デッキ対戦の第53&54戦はテラ対ブカです。これが第3シーズンの最終戦になります。どちらのデッキにも戦闘エリアを壊滅させるカードがあるという共通点があります。Terrah29「地震誘発 - 今、私はあなたの戦闘エリアにあるカードをすべて捨てることができる」と Buka19「モラ・マーン艇長 - もし、このカードが上陸した船からプレイされたならば、今、私はあなたの戦闘エリアにあるカードをすべて捨てることができる」です。この戦いは互角だとブルームーンマスターズには書かれており、自分もそうだと思うのですが、さてどうなるでしょうか?
第53戦は、自分がテラ、キノさんがブカです。テラのブカに対するキーカードは、何と言っても Terrah27 サポート「底無流砂 - もしあなたの手札が4枚以上ならば、それ以上カードを手札に加えることはできない」です。手札の回転の速さがアクア以上に重要であるといわれるブカには、手札4枚制限が続いて厳しい展開は避けられません。また、唯一の回収アイコンのあるカード、Buka03「アリオサ・パール艦長」の回収を、ほぼ防ぐという役割もあります。他のカードでは、Terrah14「バク・バット - あなたの手番に、あなたはブースターカードをプレイするか、さもなければ撤退しなければならない」は、ブースターが Buka24「私掠免許状」の1枚しかないブカにとっては強力です。さらに、ブカの上陸に対しては Terrah29「地震誘発」はもちろんのこと、炎の攻撃に対してはTerrah17「サイレント・ソル」や Mutant107「ラス・ムス・パン - 炎の攻撃値5以上で攻撃されているときに限って、私はこのカードをプレイできる」のシールドが役に立ちます。またTerrah25「泥濘地帯 - あなたは、書かれた攻撃値が5以上のキャラクターカードをプレイできない」やTerrah15「バシュディン - 今、私はあなたの手札からカードを2枚捨てさせることができる」も地味に強いです。
第1ディールでは嵐が決まったこともあり、サドンデスではないもののドラゴン3匹を引き寄せて勝利し4点先取。しかし、第2、第3ディールでは僅差で敗北しドラゴン1匹の2点負けが2回。これで勝負は4対4になり4ディール目までもつれ込みました。最後は Terrah30「ドラゴン感銘」で2匹目を引き寄せたあと撤退して終了させて2点がち。6対4で勝利です。
第54戦は、自分がブカ、キノさんがテラです。ブカのキーカードは、まずは Buka22「ドロラ・パール見張り番 - 今、私はあなたのアクティブなブースターカード、またはアクティブなサポートカードを、すべて捨てることができる」です。これは 4枚の嵐 (Terrah21-24) や Terrah 27「底無流砂」など強力なサポートカードが多いテラに対しては非常に大切です。また、Buka24「私掠免許状 - あなたは、ブラフに挑戦することができない」は Buka21「イナ・コー火薬長 - 私のアクティブなブラフカードの攻撃値は、すべて4になる」と組み合わせて、テラが Terrah14「バク・バット」を出したタイミングで出すのが理想です。扱いが難しい Buka23「グー・ラーの亡霊 - 私の影響エリアにカードがないときにって、私はこのカードをプレイできる」は Buka28「シーファルコン - この船が上陸した手番に、私は自分の手札からもカードをプレイできる」に積載してしまうのも手ですし、Terrah15「バシュディン」に対しての捨札にしてしまっても良いかもしれません。船には Buka19「モラ・マーン艇長」は必ず積載しますが、3−3の海賊協会の能力はテラが相手ではほぼ意味がないので、これらも積載してしまった方が良いでしょう。
第1ディールは、テラのカード運が悪かったこともあり、サドンデスではないものの4点を得て先行しました。これはいけるかも、と思ったのですが、第2、第3ディールではドラゴン1匹を取られて2点負けが続きます。これで勝負は4対4の同点、第53戦と全く同じ展開です。最終となる第4ディールでは、自分がそうしたのと同じように Terrah30「ドラゴン感銘」で全てのドラゴンを取られてしまいました。サドンデスこそ免れたものの4点負け。4対8で勝負ありです。
ブカは船とブラフが加わって、ルールの解釈に戸惑うことが多くあります。今回間違いやすいと思ったのは、船への積載はプレイではないということです。例えば、Terrah12「フェロフォス - あなたは特殊能力テキストのあるカードをプレイできない」に対して特殊能力のあるカードを積載することは可能です。
結果
第53戦:自分(テラ) 6(4+0+0+2)、キノ(ブカ) 4(0+2+2+0)
第54戦:キノ(テラ) 8(0+2+2+4)、自分(ブカ) 4(4+0+0+0)
これで第3シーズンが終了しました。2016年3月4日に始めて、12月14日に終わりました。4勝14敗という散々な結果でした。それもホークス対キンドは両方とも勝てているものの、ヴァルカ対フリット、テラ対ブカ以外はすべてキノさんが前後戦両方とも勝っているのです。結果を見て少々愕然としました。なお、第Nシーズンとはブルームーンの種族デッキを出版別に並べた時(下の表を参照)にN個隣の種族デッキ同士での対戦をすべて遊ぶということです。9種族あるので、ヴァルカ、フリット、ピラーの3種族、ホークス、キンド、アクアの3種族、そしてミミックス、テラ、ブカの3種族という3グループに分かれました。これらの組み合わせは第2シーズンと比べると比較的バランスが取れた面白いものが多くて、楽しめると思います。次の第4シーズンを終えれば、すべての異種族間の組み合わせは終わります。そのあとは同種族対決として第5シーズンをやりたいものです。
第3シーズンの結果
自分\キノ | Valca | Hoax | Mimix | Flit | Khind | Terrah | Pillar | Aqua | Buka |
Valca | 0-6 | 0-5 | |||||||
Hoax | 5-4 | 0-8 | |||||||
Mimix | 2-8 | 0-6 | |||||||
Flit | 8-2 | 2-8 | |||||||
Khind | 5-4 | 2-7 | |||||||
Terrah | 0-5 | 6-4 | |||||||
Pillar | 0-5 | 1-7 | |||||||
Aqua | 4-8 | 4-5 | |||||||
Buka | 3-7 | 4-8 |
これまでの結果
自分\キノ | Valca | Hoax | Mimix | Flit | Khind | Terrah | Pillar | Aqua | Buka |
Valca | 8-0 | 8-0 | 0-6 | 0-5 | 3-5 | 8-0 | |||
Hoax | 5-4 | 6-4 | 8-0 | 5-4 | 0-8 | 7-3 | |||
Mimix | 0-6 | 2-6 | 6-0 | 0-8 | 2-8 | 0-6 | |||
Flit | 8-2 | 0-8 | 6-2 | 6-2 | 2-6 | 2-8 | |||
Khind | 5-4 | 8-2 | 4-8 | 1-8 | 8-0 | 2-7 | |||
Terrah | 0-5 | 8-2 | 6-0 | 8-3 | 0-6 | 6-4 | |||
Pillar | 0-5 | 1-7 | 0-6 | 0-6 | 1-6 | 0-5 | |||
Aqua | 6-0 | 4-8 | 4-5 | 5-4 | 4-8 | 0-8 | |||
Buka | 3-5 | 6-0 | 3-7 | 4-8 | 8-3 | 0-6 |
ソートウェーブ/ウルトラ Ultra Thought Wave
(プレイ時間 各5−15分)
エッセンの中古ブースで手に入れたエリック・ソロモン作の怪しげなアブストラクトゲーム。各プレイヤーはそれぞれ固有の対辺を連結することを目指します。特徴的なのは、ボード上のコマはどちらが置いたかに関わらず(どちらの色かに関わらず)共通だということです。コマは直線、L字、T字、十字、行き止まりの5種類です。なお双方が同時に繋がったら手番プレイヤーの勝ちです。
コマが共通になので相手をブロックすることが非常に難しいゲームです。どうしても2人が同時に繋がるということになってしまいがちなので、そうすると繋ぐためのコマを相手の消費させていくという展開になります。もう少し遊んでみないとわかりませんが、ちょっと展開が単調な感じです。
結果
1戦目:引き分け
2戦目:キノ 勝利、自分* 敗北
3戦目:キノ* 勝利、自分 敗北
小さな創世記 Minimal Creation
(プレイ時間 15分)
ポリオミノを並べて自分の色で幅2以上からなるエリアをつくりつつ、ボードの反対側のゴールに自分のコマを到達させるゲームです。アクションポイント制で、3アクションでコマを動かしたりタイルを置いたりしますが、どちらのアクションも配置場所や移動先のタイルによっては2アクション消費します。ゴールするとエリアで4つ分になるのですが、それよりもやはり確実にエリアを取っていったほうが大切だと思いました。今回はゴールはしたもののエリアが16しかなく、ゴールのボーナスを入れても20でキノさんと4点差で敗北。
結果:キノ 24、自分 20
カリプソ Calypso
(プレイ時間 各10分)
ちょっと変わった3目並べです。今回はお互いにうまく防御しあって、最後のワイルドでの勝負になりました。最初はどうしても見落としが多いので慣れが必要です。もう何度か遊んでみたいゲームです。
結果
1戦目:キノ 勝利、自分* 敗北
2戦目:不明
ここからは、シミーズさんとカワサキファクトリー名作シリーズです。シミーズさんはカワサキファクトリーのゲームをあまり遊んだことがないそうで、とりあえず3つ遊びました。
ギシンアンキノトウ Towers of Conspiracy
(プレイ時間 20分)
非常にユニークなアイディアのゲームです。お互い2面しか見えないのですが、その見え方によって色々な推理ができます。今回は0と4が最初からわかることが多く、結構楽に得点を重ねられました。このユニークなシステムをぜひ応用して4人用を作って欲しいものです。
結果:自分* 3、シミーズ 1
テトラコンボ Tetra Combo
(プレイ時間 各15−20分)
コマを動かして連続で多くのテトロミノを作っていくパズルゲームです。今回は、後手が1点から始めるのではなく、先手の初手番は連続アクションを2回までという制限で遊びました。結果としては2戦とも後手が勝利になりましたが、連続アクションの制限を入れればそこまで先手後手の差はないと思います。
結果
1戦目:自分 勝利、シミーズ* 敗北
2戦目:シミーズ 勝利、自分* 敗北
パクパク パーク Paku Paku Park
「ロボトリー」のリメイクで、運の要素が入ったファミリールールが付け加えられています。シミーズさんは「ロボトリー」自体は遊んだことがあるそうなので、このファミリールールで遊びました。餌の補充がランダムになり、餌と一緒に混ぜられたタイマーが合計3枚出るとゲーム終了です。つまり勝っている時には餌を補充するインセンティブが働くわけです。この駆け引きはなかなか面白いと思います。
結果:自分 勝利、シミーズ* 敗北
コメント