ツースターゲームの会 2016.12.06

ディアシュピールでシミーズさん主催のツースターゲームの会です。どうもシミーズさんがノットフォーミート言いつつ2つ星をつけたゲームを中心に遊ぶ会なのかと思われますが、それは今後明かされていくでしょう。



ティーフェ タッシェン Tiefe Taschen
(プレイ時間 30分)
TiefeTaschen20161206.JPG「フンタ」を彷彿とさせる金銭分配と投票のメカニクスがよくできたゲームです。大統領は任意に与えられたお金を予算として分配します。このあと全員同時プロットで投票し、一人ずつ公開して予算が可決なのか否決なのかを決定するのです。面白いのは各プレイヤーは可決(チェックマーク)と否決(バツ印)の他にも他人に配分された予算を横取りするカードやそれを防ぐカードなどがあり、どれをプロットするかは悩ましいものがあります。さらには他のプレイヤーに対して賄賂を与えることができ、これには可決(否決)に投票しろ(するな)という条件が付けられます。この条件を守ったときにだけ賄賂を受け取れるのです。

今回はタロ吉政権が3回続いたあとは、彼葉政権が5回も続いてそのままゲーム終了になりました。でもうまく立ち回っていたうきんさんが1位、そしてペガさんが2位です。

「フンタ」のエッセンスを短時間で味わえるのが良いです。もうすこし予算配分のときに動機付けがあると良いかもしれません。

結果:うきん 40、ペガ 32、彼葉 31、タロ吉 29、自分 26



難破船(シップレックド) Shipwrecked
(説明 5分 プレイ時間 各10−30分)
Shipwrecked20161206.JPG大昔にダッチオークションのゲームだということをどこかで読んで以来、長いこと気になっていたゲームです。とはいっても、アウトオブザボックスなので手に入れるのは難しくなかったのですが、ずっと素通りしていました。最近、会話の中からダッチオークションの話が出て、その翌日辺りにボードゲームリサイクル・キューブに置かれていたものを手に入れたのです。なおアウトオブザボックスはウィスコンシン州だとは知っていたのですが、この当時は州都マディソンだったのですね。半年だけ住んでいたことがある街なので、ちょっと親しみがわきます。

ShipwreckedEnd20161206.JPG毎回場に出てくるカードを同時プロットで競り落とします。各プレイヤーは、パス3枚、ストップ2枚、そしてストライク1枚という同じ構成の6枚のカードを持っており、最大6回のビッドを行います。第1ビッドだと価格は5ですが、以降は1ずつ下がっていき、第6ビッドだと無料になるというダッチオークションです。1枚プロットするたびにストップをプロットしたプレイヤーは「ストップ」と言って、オークションを止める権利があります。その回にプロットされたカードをすべて公開し、もしストップが1人だけだったら競り落とせます。ただし単独のストライクがあると、そのプレイヤーが競りに買ってしまいます。複数のプレイヤーのストライクはキャンセルされて無効です。問題なのはストライクが無いか2枚以上で、ストップが複数あるときです。このときはストップをビッドしたプレイヤーのこれまでの回のカードをすべて開けて、パスがより多かった方が勝利です。それも同じだったらそれら引き分けのプレイヤーは現在のビッド額を罰金として支払い、それらのプレイヤーだけでもう一度やり直すのです。

なかなかすごいルールですね。ビッドするときはドキドキするし、また、他人同士の戦いを見ているだけでもドキドキします。1戦目はあまりバッティングせずに10分で終わりましたが、2−3戦目はかなりの泥仕合になりました。

結果
1戦目:メンマ 160、すげ 90、かーん 20、自分 0
2戦目:かーん 150、すげ 110、自分 50、メンマ 40
3戦目:うきん 150、シミーズ 130、ペガ 110、自分 10

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