馬喰町ゲーム会 2016.10.02

主催のフジマキさんに誘われてのクローズドのカジュアルなゲーム会です。



ヘックメック ジュニア Heckmeck Junior (第2版)
(プレイ時間 各5−10分)
HeckmeckJunior20161002.JPG紙タイル版で携帯性が良いことから結構遊ぶ機会が増えています。ウォームアップにとやすやすさんと2回遊びました。バンズだけが2の目であとは1の目なので、4点タイルの9を取るにはバンズは6個中3個必要など、見通しが良いです。バーストはないものの、途中でやめて人から取るのか、それとも振り続けて場からとるのかの選択も良いですね。

結果
1戦目:自分 16、やすやす 10
2戦目:自分 9、やすやす 9



ヤバラス Yavalath
Yavalath20161002.JPGアブストラクトの入門として、よく使う「ヤバラス」です。ゲームが非常に短いので何度もできるのが良いところです。今回は、はくしょくさんと3回、そしてニョッキさんと3回遊びました。

結果:5勝1敗



ウィンナー ワルツ Wiener Walzer
(説明 5分 プレイ時間 各30−40分)
WienerWalzer20161002.JPG今、一番遊びたいゲームである「ウィンナーワルツ」です。これまで2−3人でばかり遊んでいたので、初の4−5人プレイになります。1戦目は上限の5人で遊びました。5人だとすべての食べ物タイルや地元民タイルが現れるので、ある意味でフェアだと思います。プレイヤーインターアクションもちゃんとあって5人は悪くないですね。

2戦目は「サムライ」のあとでの4人プレイです。4人がもしかしたらベストかもしれませんが、2−5のどれでもバランスが良いゲームだと思います。テーマとも合致しており、自分の貧相な平民をいかにして他人のゴージャスな貴族とダンスさせるかというのが楽しいです。自分のタイル同士を決算させるのは決算しないよりはマシだけど一般的にはあまり良くないと思います。しかし、自分の0と相手の5をダンスさせようと目論む時にはどうしても自分の0の周りを埋めたくなります。このあたりが悩ましい!

結果
1戦目:自分 87、みつなり 83、ニョッキ 73、やすやす 70、ぼたん 57
2戦目:ハク 77、自分 74、たもり 65、菊子 64



ブルーム サービス Broom Service
(説明 10分 プレイ時間 95分)
BroomService20161002-1.JPGこの日一番の長時間ゲーム。言わずと知れた「魔法にかかったみたい」のボードゲーム版です。現在はこれが別の形でカードゲーム化された「ブルームサービスカードゲーム」なるものもあるようで、ややこしいですね。「ロストシティ」「ロストシティボードゲーム/ケルト」「ケルトカードゲーム」と類似する流れです。

ボードが加わって、2つある自分のコマを移動させて薬を届けて得点するというようになりました。「魔法にかかったエルフェンランドみたい」と冗談で言っていましたが、ボードの雰囲気は似ていると思います。カードを使った強いアクションと弱いアクションのシステムは「魔法にかかったみたい」と同じで、今回は10枚から4枚選ぶようになっています。組み合わせは210通りです。以前は12枚から5枚選択(792通り)だったので、だいぶ手が狭くなったと言えます。このカードに移動する行動も含まれます。地形は4種類あり、移動先の地形を示すようになっています。

ゲームの流れでいちばんの違いは、各トリックのスタートプレイヤーが弱いアクションを選べることです。これまでは強制的に強いアクションでした。個人的にはこれはあまり好きな変更ではありません。それに合わせて、「自分が〇〇だ」「いや、私が〇〇だ」「じゃあそうすれば」という言い回しが「勇敢な魔女」「臆病な魔女」というように言い換えられています。もともと魔法にかかったみたいの日本語版では、「アクションをする」「支持をする」という妙な言い回しだったようなのですが、個人的には、最初に述べた英語版の言い回しが一番雰囲気があり、これが言えないのは残念です。

BroomService20161002-2.JPG気になったのは、移動のアクションがかなり重要なので、必然的に弱いアクションを選ぶという安全策を取ることが多いことです。また強いアクションでは移動の後に薬の配達ができるので、薬が無ければ強いアクションを取る理由もないことが多くあります。とはいうものの、移動を同じコマで2回以上行うには順番が決定的に重要なので強いアクションでイニシアチブを取ることも必要になるのかもしれません。プレイヤーのコマはボードの左下からスタートし、ボードの右上に高得点の地域があるので、そこまで到達するには2回以上の移動が必須なのです。今回はそれに気がつかずに終始ボードの左下でウロウロしていました。この辺りの問題点については、実録:食卓遊戯密着大本営発表廿四時の「ブルームサービスに魔法がかかっていない理由」が詳しいです。

さらにラウンドごとの特殊カードやらボード上で行く手を阻む雲やら色々と要素が追加されています。雲の除去には魔法の杖が必要なのですが、魔法の杖の個数に応じて雲に得点となる稲妻がいくつか描かれており、この稲妻の数に応じて三角数的に得点が上がるので、得点の見通しが非常に悪いです。ここまで難解なのは「ロンドン」や「ドラゴンイヤー」くらいではないでしょうか。

とにかくゲームが長いのも気になりました。ただ慣れれば短くなると思います。スタートプレイヤーが魔法の杖を取るというカードによって途中で魔法の杖がなくなってしまいましたが、これはルール解釈が間違っていたようです。ギークのフォーラムで聞いたところ、そのラウンドのスタートプレイヤーが取るだけで、毎回トリックのリードプレイヤーが取るわけではないそうです。今日カードを確認しましたが、これで正しいです。

結果:やすやす 77、にんげん 63、スナギモ 49、きたじま 43、自分 42



サムライ Samurai (ファンタジーフライト版)
Samurai20161002.JPG前回「チグリスユーフラテス」が好評だったので今回は「サムライ」です。自分は最初は説明役だったのですが、途中からカヨさんの代わりにプレイしました。札幌を中心に北海道を攻めて善戦したと思うのですが、1点差でしおさんの勝利。菊子さんとたもりさんは残念ながら単独最多が取れず、でも楽しんでもらえたようで良かったです。

結果:しお 6、カヨ/自分 5、菊子、たもり



インフェルノ Inferno (ピアトニク小箱版)
(説明 5分 プレイ時間 50分)
Inferno20161002.JPG2回目の「ウィンナーワルツ」を遊んだあと(結果は前述)はカードゲーム3連発です。まずは「インフェルノ」。久し振りにオリジナルのピアトニク版を持ち込みました。小箱でも絵柄や内容は全く同じです。赤の鬼がこちらだと可愛らしい感じもします。フジマキさんが序盤から何度もアクセルを踏みすぎていて、大量にカードを引き取っていました。自分も引き際を間違えて最終的には4位。リスクをなるべく取らずに確実なプレイをしたカヨさんの勝利。

結果:カヨ 46、ヒナタ 63、たもり 102、自分 111、フジマキ 139



DTC DTC
(プレイ時間 各10分)
カードゲーム第2弾は、ブラフのゲーム「DTC」です。まず4人で、次に主催のフジマキさんも加わって5人で遊びました。良いゲームですが、ゲーム慣れしていないプレイヤーだとちょっと難しいのかもしれません。

結果
1戦目:自分 7、たもり 12、ヒナタ 23、カヨ 24
2戦目:フジマキ 4、たもり 4、自分 13、カヨ 20、ヒナタ 24



クレイジー ダービー Crazy Derby
(プレイ時間 20分)
CrazyDerby20161002.JPGカードゲーム第3弾は「トレンディー」のラベンスバーガー版である「クレイジーダービー」で、テーマがファッションショーから動物のレースになっています。テーマとしてはトレンディーの方が合っているかもしれませんが、絵柄はこちらの方がほのぼのとしています。100点先取で遊びました。自分はなかなか相乗りができず、3位。

結果:ハク 122、カヨ 104、自分 93、たもり 90



グレーシャー Glaisher
Glaisher20161002.JPG参加者のひとり、えあんぬさんは「ラブストラクト」というアブストラクトゲームを愛するブログの筆者で、自分も何度か見に行ったことがあります。そんなわけで、アブストラクトゲームの話が弾み、そのまま2次会では「グレーシャー」を一緒に遊ぶことになりました。前半は自分の方がコマ数も多く、配置も良かったので楽勝かもしれないと思っていました。ところが、えあんぬさんは移動可能な塔が1つだけだったにもかかわらず、うまくこちらの弱点を突いてきての勝利。こういう展開もあるのですね。

結果:えあんぬ 勝利、自分 敗北

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