チェイン リアクション Chain Reaction
(プレイ時間 25分)
サクソンがデザインしたアバクスエクスルーシブ(木箱シリーズ)のひとつであるアブストラクトゲームです。うまく塔を連鎖させて相手の最前線を超えて塔の上にある自分のコマをゴールさせるのが目的です。ゴールは1点ですが、中央のx2の位置にゴールさせると2点になります。あらかじめ目標点(12−24点)を決めてゲーム開始です。
手番は最大5アクションです。コマが2枚重なった状態(自分同士でも自分と相手でも)を塔と呼び、ボード上には塔はひとつまでという厳しい上限があります。手番の最初に自分の塔(自分のコマが上になった塔)があれば、そこから縦横斜めに塔を一直線に崩します。塔の下のコマが1歩先、そして上のコマが2歩先へと進むのです。進んだ結果、再び自分の塔ができたらさらにアクションを続けます。塔がなかったら手番終了です。また5アクション目では自分の塔を作って手番を終えることはできません。相手の塔を作った時や自分のコマがゴールした時は手番終了です。手番の最初に自分の塔がなければ、1アクション目だけは縦横斜めに任意のコマを動かして塔を作れます。なお、ゴールしたコマは自分のスタート位置(できれば第2列優先)に戻します。
慣れるまではなかなか大変です。自分の塔を崩して連鎖させるには、ある方向の両方にコマがあってはダメです(塔が2つできてしまうため)。どちらにもないと手番終了になるのでこれもダメです。2歩先にあれば連鎖するし、1歩先でも自分の塔の下のコマも自分ならば連鎖します。この感覚は慣れがかなり必要です。
この日で遊ぶのは2回目(3ゲーム目)です。12点先取で遊びました。崩して2歩進めるところは、ミュルスガリカスの元になったゲームなのではと思わせられますが、ミュルスがリカスは非常に洗練されています。ただ思ったよりもこのゲーム独特の動きがあって、少々古さは感じるものの決して悪いゲームではありません。
結果:キノ 12、自分 11
ウィンナー ワルツ Wiener Walzer
(プレイ時間 各30分)
シミーズさんも加わって、クニツィアの新作「ウィンナーワルツ」を前回の高尾に引き続き再び3人プレイです。ダンスもセットコレクションもどちらも大切で、なかなか良いバランスだと思います。3人くらいだと場合によっては食べ物タイルの種類にかなり偏りがあり、セットコレクションで完全に乗り遅れてしまうことがありました。それでもシャンパンが救済措置になっていると思います。
自分が仕掛けた大きい数値のタイルが、決算の順序によって無駄になると非常に痛いですね。この決算の順番というのはクニツィアのテーマの一つで「ブルームーンシティー」「バベルの塔」など様々なゲームに使われているように思います。今回は2戦ともビリでした。
結果
1戦目:シミーズ 80、キノ 72、自分 66
2戦目:シミーズ 68、キノ 68、自分 63
ヴォロー Volo
(プレイ時間 各10分)
最後はキノさんと2人で名作「ヴォロー」です。鳥のスライドの動きが独特で、また配置制限のルールが肝です。ようやく少しずつこのゲームを理解できるようになったと思いますが、まだまだのような気もします。なんとも奥が深いゲームです。
結果
1戦目:自分、キノ*
2戦目:キノ、自分*
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