フリンク Flink
(プレイ時間 各10−15分)
ネスターゲームズの最新作は、3Dプリンターを使って作成したテトロミノのFをコマとして使ったコネクションゲームです。FでリンクするのでFlinkというわけです。ボードは正方形とダイアモンド(正方形を45度傾けたもの)の2種類ありますが、目的は同じで自分の色の対辺をつなぐというシンプルなゲームなのです。ただしFコマを置くときにはその下がすべて支えられていなければなりません。これが難しいのです。面で接していればつながっているのですが、3Dのデッドロック(市松模様)になることもあり、通常のコネクションゲームのようにこれを解決しなければなりません。3Dなのでその上にコマを置けば良いのですが、場合によってはこのデッドロックの場所が崖の壁面になっていたりして、なかなか解決が難しいこともあります。途中でコマが足らなくなってしまう展開もありました。
今回は0勝3敗1引き分けと惨敗です。だんだんどういう置き方が効率的なのかがわかってきたので、また遊んでみたいです。
結果
1戦目(正方形):キノ* 勝利、自分 敗北
2戦目(正方形):キノ 勝利、自分* 敗北
3戦目(ダイアモンド):キノ*、自分 引き分け(コマ不足)
4戦目(ダイアモンド):キノ 勝利、自分* 敗北
流氷に身を任せて Go with the Floe
(説明 5分 プレイ時間 各15−20分)
前回シミーズさんと遊んだときにも好評だったアシンメトリック(非対称)なアブストラクトです。ルールはシンプルですが、動いた後に障害物という痕跡を残すというメカニクスで、どんどん収束していきます。1歩か2歩動くというルールとジャンプのルールがうまく噛み合わさっており、相手の死角に逃げたり、ボードのコーナーを使って逃げたりと思わぬ驚きがあります。
今回も前回同様に3回遊びました。勝ったほうが残りの空白のマス目の分だけ得点できるというルールを採用してみました。自分はだいぶ慣れてきたこともあり、3戦3勝です。でも1戦目は1点差でした。前回と異なり、北極熊が4回、アザラシが2回勝ったことになります。
結果(*が先手のアザラシ(黒))
1戦目:自分 18(0*+18)、キノ 17(17+0*)
2戦目:自分 37(14*+23)、キノ 0(0+0*)
3戦目:自分 30(20*+10)、キノ 0(0+0*)
ブルームーン Blue Moon
(プレイ時間 80分)
種族デッキ第48戦は、第47戦の逆であるアクア対キンドです。前回は自分がキンドで負けてしまいましたが、今回は自分はアクアです。果たして勝てるのでしょうか?
アクアはキンドに対抗できるカードがかなりあります。例えば、Khind30「幸運の袋を開け - 今、私は捨札を裏向きにしてシャッフルし、そこからカードを3枚引いて手札に加えることができる」に対しては、Aqua29「注がれる平穏の水 - 今、あなたは手札を5枚までしか持つことができない。あなたは手札が5枚になるように余分なカードを捨てなければならない」で対抗したり、またミュータント Mutant102「サス・ヴァン・サン - あなたが私より2枚以上多くの手札を持つときに限って、私はこのカードをプレイできる」を(Aqua12-13の陰陽やリーダーシップとの組合せで)出すチャンスになったりします。また Khind27「げらげらガス」で特殊能力テキストが無視されていたら、それを逆手にとって「サス・ヴァン・サン」を出すことができます。「サス・ヴァン・サン」は条件が厳しくてなかなか使いづらいので、使えるときに使ってしまうことが大切です。
アクアの特徴である8枚の保護アイコン付きのカードは、普段はそれほど目立たない能力ですが、Khind01-04のクールギャングや Khind06「トップドッグ - 私の手番に、私はあなたのアクティブなアイコンのあるカードを1枚、それが唯一のアクティブなキャラクターカードでない限り、捨てることができる」に対しては非常に有効になります。
さらに、Aqua30「溺死抵抗 - 今、私はあなたの戦闘エリアにあるアクティブなカードを、キャラクターカード1枚を残して、すべて捨てることができる」は低い数字のギャングを重ねるキンドには特に強力なキーカードですが、意外と使うタイミングが限られています。
1ディール目は、2回もキャラクター不足に陥ってしまい、交戦フェイズで相手に戦いを始める権利を譲りました。アクアはキャラクターがミュータントを含めてちょうど2分の1の15枚なので、うまく回していかないとあっという間にキャラクター不足になります。また炎か大地のどちらかに偏っているカードが多いので、不必要なカードはどんどん出していかなければなりません。それでも最後はドラゴン1匹を獲得して2点先取です。
2ディール目でも洪水がうまく揃えられずに、一進一退のじりじりとした展開になりました。なんとアクアの方が Aqua31「投与される不死の水」を使ったにも関わらず、先に手札が尽きてしまい1点を与えてしまいます。これで2対1です。
3ディール目ではようやく洪水が成功しました。「投与される不死の水」も良いタイミングで打てて、2回目の洪水も成功し、再び2点獲得です。これで4対1に引き離します。
4ディール目も激戦でしたが、最後にキンドの切り札 Khind14「ファンファン - 私のキャラクターカードの攻撃値は
すべて2倍になる」を含んだ3枚のファンギャング攻撃「大地10」が返せずにサドンデス終了となりました。一気に4点を取られて4対5の逆転負けです。これでキンド対アクアは2戦とも敗北したことになります。
結果:第48戦:キノ*(キンド) 5(0+1+0+4x)、自分(アクア) 4(2+0+2+0x)
シンク ストレート Think Str8!
(説明 5分 プレイ時間 40分)
ここでシミーズさんも混ざって3人でフッフからの推理ゲーム「シンクストレート」を遊びました。6色10種(0−9)のカードから各自各色1枚が配られますが、自分のカードは見ることができません。「ドメモ」や「花火」のように他人のカードだけ見ることができるのです。自分のカードを当てるのが目的です。毎回ダイスによって3色がランダムに決められ、その合計値を各自推測します。他のプレイヤーがそれが正解か、より高いか低いかを教えてくれるので、それを元に判断していくのです。またこの推測も範囲指定で範囲の長さによって正解した時の得点も異なるのが面白いです。間違えると自分のカードを1枚交換するのですが、これをうまく使って推理を有利に進めるのが大切ですね。コンポーネントは非常にチープなつくりで残念ですが、ゲーム自体は面白いです。
結果:キノ 1位、自分 2位、シミーズ 3位
アクロン Akron
(プレイ時間 各10−25分)
「アクロン」はキャメロン・ブラウンがデザインした3Dコネクションゲームの傑作で、すべてのアブストラクトゲームの中でも非常に好きなゲームの一つです。製品版がこれまではなかった(実は1度だけあったらしいが非常にマイナーな出版社だった)ので、ネスターゲームズの「渋」「マーゴ」のデラックス版のコンポーネントを流用してこれまで遊んでいました。記録を見ると、なんと73回も遊んでいたのです。ネスターゲームズからようやく製品版(デラックス版のみ)が出たので購入しました。ボールは「渋」「マーゴ」からの流用として購入せず、それ以外のコンポーネント(ゲームボード、袋、器、バッグ)が今回購入したものです。
新たなゲームボードはこれまでの「渋」「マーゴ」と異なり白いアクリルではなく黒いアクリルで、ボールが白と赤です。ボールの色に合わせたエッジがボードに差し込むようになっており、かなり見た目は格好が良いです。
「アクロン」は久しぶりだというキノさん。しばらく遊ばないと感覚を忘れてしまう傾向が特に強いのがこの「アクロン」なのですが、今回はキノさんはだいぶ苦戦していました。3段くらいになってからの攻防が面白いですね。末長く遊びたいゲームです。
結果
1戦目:自分 勝利、キノ* 敗北
2戦目:自分* 勝利、キノ 敗北
3戦目:自分 勝利、キノ* 敗北
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