いつきさんの主催する、川崎・武蔵小杉の神奈川盤遊会に初めて参加しました。武蔵小杉近辺は交通の便が良いためか、ゲーム会が結構ありますね。
イカロス Icarus (ビクトリーポイント版)
(説明 10分 プレイ時間 15&35分)
まずはアメリカ版の「イカロス」です。初めて遊ぶプレイヤーもいたので、1戦目は練習を兼ねて通常ルールで、そして2戦目は念願の特殊カードを入れたルールで遊びました。
1戦目の通常ルールではうまくビッドをやり過ごして無失点で終了。失点に2段階あるのは良いルールだと思います。
2戦目はフライトカード(特殊カード)入りです。これらのカードはゲーム開始時には山札になっており、2つの方法で獲得できます。1つ目は手番でカードを1枚交換する代わりに、カードを1枚公開することです。表になったカードはのちの手番で交換できますが、それも表になったままです。2つ目は他のプレイヤーのビッドにチャレンジして勝つことです。このルールを入れる場合は、次の手番のプレイヤーだけでなく、時計回りに全員にチャレンジする権利が与えられるので、ゲーム性が変わります。いずれの場合も、フライトカードを1枚山札から引いて、書かれたタイミングで使えるのです。なおフライトカードは1枚だけは次のディールに持ち越しできますが、ゲームを通してデッキをリシャッフルしません。つまり21枚の使いきりなのです。なおこの2つの方法は両方使っても良いし、どちらかだけを選択して使っても構いません。今回は両方使いました。
フライトカードの内容は「ビッドを好きな数字で言える」「相手の手札を見る」「ビッドの合計値から足したり引いたりする」というようにかなり大味です。これはこれで盛り上がり、なかなか楽しめます。複数のカードはどの順番に処理するのか、など色々と問題はありそうですが、たまには気分を変えてフライトカード入りで遊ぶのも良いかもしれません。手札を公開して入手するというのはなかなか面白いアイディアです。チャレンジに勝って手に入れる方法だと、ゲーム性がかなりかわってしまい、テンポも落ちるのでいまひとつです。もしこの方法を取り入れるならば、これまで通りに次の人だけがチャレンジするようにして、勝ったらもらえるようにすれば良いと思います。
結果
1戦目(通常ゲーム):自分 0、こなかわ -5、いつき -7、つかぽん -9、タロ吉 -20
2戦目(フライトカード使用):いつき 0、自分 -5、こなかわ -12、つかぽん -12、タロ吉 -17
フリント船長の財宝 Der Schatz des Käpt'n Flint
(説明 5分 プレイ時間 各5-10分)
最近再び面白いと持ち歩いている「フリント船長の財宝」を最大の5人で遊びました。おそらく5人が一番面白い気がします。プロットした最後のカードだけがわからないというシンプルながらも良くできたシステムです。1戦目は2人しかプロットしなかった島で1位になり3つの宝物をそこから獲得できたこともあってトップ。2戦目ではフリント船長とベンガンが同じ島で終了してしまい、思惑が外れて最下位でした。
結果
1戦目:自分 23、つかぽん 19、タロ吉 16、こなかわ 12、いつき 8
2戦目:こなかわ 18、つかぽん 18、いつき 12、タロ吉 11、自分 8
ベガス Vegas
(説明 10分 プレイ時間 25分)
最近よく遊ぶベガス/マギノールですが、今回持ち込んだのはオリジナルのシンプルな「ベガス」の方です。上級ルールであるじゃんけんのダイスは使いませんでした。これを使うと埋まったマスが空くことがあるので埋まると決算というルールがうまく働かない気がします。2通りの決算のタイミングや、あとから来たほうが乗っ取りやすいというのがなかなか悩ましく、どのタイミングで仕掛けていくのかも割ときちんと考えないといけません。点数は合計で100点なので、4人ならばトップを取るには35点くらいは欲しいですが、今回はタロ吉さんが40点で圧倒的に首位でした。
結果:タロ吉 40、自分 22、つかぽん 20、bluerose18
サムライ Samurai (ファンタジーフライト版)
(説明 10分 プレイ時間 20分)
最近ファンタジーフライト版のおかげで再びプレイ意欲が高まっているゲームです。序盤の手札があまり良くなかったので、ゲームの進行が長引くように仕向けて、最終的には2種最多を獲得して勝利です。米3つ以外はすべてプレイヤーが獲得したことになりますね。うまく3人に分かれていたので10個中4個で最多がとれたのはラッキーでした。
結果(仏−城-米):自分 4*−4*−3、つかぽん 3−3−3、タロ吉 3−3−1
モットー Motto
(プレイ時間 各10分)
手軽で良くできたミニマリスティックなドラフト&セットコレクションゲームです。序盤からタロ吉さんががんがんと3点トークンを獲得していきます。タロ吉さんの邪魔をしつつ追いつこうと思っても手遅れでそのまま敗北。2戦目もタロ吉さんは強く、自分はなんとかトップタイになりました。このゲームももっと世界に知られてもよいのではないかと思われる短いながらも鋭いゲームです。
結果
1戦目:タロ吉 18、つかぽん 16、自分 14
2戦目:タロ吉 18、自分 18、つかぽん 16
シュティッヒルン Sticheln
(プレイ時間 30分)
メイフォローで、リードスート以外はすべて切り札になるという奇妙なゲームです。よってディスカードができません。同位札だったら先出し勝ちです。各自マイナス点になるスートを1つ選び、オープニングリードの前に同時に公開します(この公開カード自体もマイナスになります)。マイナスのスートは数値がマイナス点、それ以外のカードは1枚1点です。よってマイナスが数枚で、プラスのカードを多く取ってもマイナスになることがあります。
以前遊んだのはかなり前なのでルールはすっかり忘れており、再び説明してもらいました。それでも感覚を忘れていて、つい短いスートをマイナススートに指定したら見事に撃沈しました。あまり長すぎても短すぎてもマイナススートには向かないのは面白いところです。結構好きなタイプのトリックテイクですが、なかなか遊ぶ機会がないゲームです。最近は随分トリックテイクが一般的になってきたので、また近いうちに遊びたいですね。
結果(3ディール):タロ吉 19、自分 16、つかぽん 9
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