土曜に引き続いて日曜も「甲斐路のあな」に参加しました。usalapbitさんと一緒に会場に到着すると、もういくつかのテーブルでゲームが始まっていました。
モダンアート Modern Art (ニューゲームズオーダー版)
(プレイ時間 80分)
ツノガエルさんとキタさんがモダンアートをやってみたいというので、イヅナさん持ち込みのニューゲームズオーダー版を借りて遊びました。やっぱり最初はどうしても自分で出したカードを競り落としてしまいがちなようです。基本的には予想金額の半分以上でオークショナーが買う理由はないのです。最終ラウンドでは3枚のヨーコを買っていたプレイヤーが2枚出してあっという間にラウンドが終わってしまいましたが、なんとか逃げきれました。
結果:自分 411、ツノガエル 383、キタ 360、usalapbit 309
はちみつくまさん Honeybears
(プレイ時間 35分)
これも「モダンアート」同様に手札の価値を高めていくゲームです。見かけは子供ゲームなのですが、内容は全然子供向けではありません。次のプレイヤーにゴールさせるようにアシストしつつ、高得点を取るというのが良いと思いますが、今回は全く振るわず惨敗でした。
結果:キタ 90、ツノガエル 83、usalapbit 75、自分 64
マギノール Maginor
(説明 20分 プレイ時間 35分)
ここで持ち込んだ「マギノール」を3人で遊びました。2回目なのでルールはほぼ把握しています。適度に争いに関わりつつ、うまく争いを避けて得点を重ねることができました。もう数回は遊んでみても良いと思います。「ベガス」とはまた違った良さがありますね。
結果:自分 42、ミニフォルテ 35、kgw 30
バントゥ Bantu
(説明 10分 プレイ時間 40分)
1955年製という古いゲームをニューゲームズオーダーが再販したもので、自分がリクエストしてたっくんに持ってきてもらいました。ダイスを振らない完全情報アブストラクトな双六ゲームです。各プレイヤーは1、2、3と書かれた3個のコマをそれぞれのスタートの脇に置きます。数字は移動力を表しており、3のコマはゴールから最も遠いところからスタートするのです。手番にはまだスタートしていないコマをスタートに配置するか、あるいはすでにボード上にあるコマを進めるか、のどちらかです。コマは後ろには進めず、前か横にしか進めません。また横方向の往復もできません。他のコマを越えて追い抜くことはできませんが、ちょうどだと、先に置かれていたコマをスタートの脇まで送り返せます。振り出しに戻せるというわけで、バックギャモンのヒットのような感じです。
マス目は所々グループになっており、移動力は同じグループに置かれているすべてのコマの数値を合計します。これによって、先に出発すれば大きく動けるのです。ところが先に動くとあとから追われてスタートに戻される危険性があるのが悩ましいところです。
結果:たっくん(赤) 勝利、しも(青)、kgw(緑)、自分(黄) 敗北
ハイパーロボット Rasende Roboter
久しぶりに真剣にハイパーロボットを遊びました。たっくんの友人がハイパーロボットの解析プログラムを作ったそうで、前日の列車の中で見せてくれました。今回はそれを実際に使ってみます。迷路とロボットの位置を入力すると、最短の手数と行き方を計算してくれます。計算の回数を多くすればかなり確実に最短手筋をみつけてくれそうですが、その分時間はかかります。このプログラムのすごいところは、自分がよく遊ぶチップ2枚にも対応しているというところです。
写真は、今回面白かった問題2問です。2問目は、ターゲットが黄色のロボットの下に隠れているので注意してください。さて、何手でしょうか? 実際にはたっくんの友人のプログラムは優秀で、コンピューターに負けた時はものすごい敗北感があります。ただ、一回だけコンピューターがバカな計算をして、コンピューターに勝つことができました!
結果:不明
これで2日間にわかって行われた「甲斐路のあな」はひとまず終了です。まだ遊び足らない8人は延長戦に入りました。
ザ トリテ The Trick-taking Game
(説明 5分 プレイ時間 各10−15分)
協力トリックテイクゲームのひとつで、前回のTTP(トリックテイキングパーティー)で評判を聞いて遊んでみたかったゲームです。スペードが常に切り札でマストフォローの通常のトリックテイクです。4人の場合、手札は13枚ですが、12トリックしか行いません。目的は4人が取るトリックの数を6−4−2−0にすることです。つまり6トリック取るプレイヤー、4トリック取るプレイヤー、2トリック取るプレイヤー、そしてトリックを取らないプレイヤーがひとりずついなければなりません。さらに手札に残った1枚が全員別のスートでなければなりません。このゲームでは「スキャン」のように裏からスートがわかる特別なトランプを使います。おそらく通常のトランプでは達成は難しいからでしょう。またゲーム中はどんどん相談して構いません。この辺りは「ザ・ゲーム」に似ています。
配られたら、誰が6トリック取れそうか、誰がトリックを取らずに済みそうか、などと役割分担をします。なかなかみんなの思惑が噛み合わないのですが、かなり面白いと思います。
結果(kgw、usalapbit、なおゆき、自分)
1戦目:敗北
2戦目:敗北
3戦目:敗北
カムレッド Comrade
(プレイ時間 各10分)
続けて、この前のTTPで習ったばかりの協力トリックテイク「カムレッド」です。「ザ・トリテ」と異なり、一切喋れないので、最初のビッドのところから静かな協力が始まります。A−6の4スート24枚を別に用意し、これらがビッドカードです。ノートランプ(切り札なし)で、どのスートで何トリック取れるかをビッドしていくわけです。合計13トリックをうまく全員の宣言通りにできれば成功というわけです。こちらは通常のトランプ2組で遊べるのも良いところです。
結果
1戦目:敗北
2戦目:敗北
3戦目:勝利
シジル Siggil
(プレイ時間 20分)
エッセン2015でディスプレイを見て気になっていたゲームです。ちょっと地味なのですが、色合いが綺麗で美しいカードです。ずらして重ねてあるカードを順に取っていき、下から現れたカードは徐々に表向きになります。取ったカードで数字か色のセットコレクションを達成していくシンプルなゲームです。悪くないと思いますが、2人の方が良いかもしれません。
結果:なおゆき 勝利
スティンジー Stingy
(プレイ時間 30分)
最後はスティンジーです。写真は撮り忘れてしまいました。
結果(色バリアント使用):なおゆき 96、kgw 93、usalapbit 86、自分 81
このあとみんなで山梨名物のほうとうを食べ、体を温めつつ雑談をして終了です。山梨は思ったより遠くないので、また遊びに訪れたいと思います。主催の武井さん、誘ってくれた登戸ゲーム会の方々、現地で案内をしていただいたusalapbitさん、ありがとうございました。
たっくん
コンピュータの計算ミスの件なんですが、通常ルールだとロボットは1回以上曲がってからゴールしなければならないというのがあるので、その影響であることが分かりました。どっちかというと私の仕様伝達ミスですね。
その後、2つゴールの時はこの制限を外す修正を入れてもらいました。あの後もバージョンアップを繰り返して、さらに高速計算ができるようになってますw
まあ、著作権的な問題があるので一般公開はできそうにないですが。
ナフタレン
両方12手ですかねぇ。
たっくん
右はご指摘通り12手が多分最短です、でも左はもっと短いのがあるんですよ。
右の計算結果。
http://www.tk-game-diary.net/_column/robot_com1.png
へべれけ(下戸)
2問目は10手がありますね
けがわ
おお、ハイパーロボットはファンが多いですね。
1問目(右上)は12手、2問目(左下)は10手だったと思います。