1年以上ぶりに参加するフォルテさん主催のゲーム会です。到着すると「オーレ」の真っ最中でした。
スティンジー Stingy
(説明 10分 プレイ時間 40分)
うまく自分が有利になる交換をしてタイルを集めるセットコレクションです。いつもは最後にうまくタイルを得点化することができずにタイルが余ってしまうことが多いのですが、今回はほぼ得点化することに成功しました。金貨とオウムを集めて大勝です。
結果:自分 92、あかぎ 78、武井 56、フォルテ 50
マックマルチ McMulti
(説明 30分 プレイ時間 80分)
「マックマルチ」は1988年にヘキサゲームズから出版されたという古いゲームで、当時としてはかなり本格的なドイツゲームです。大量のプラスチック製コンポーネントは現代のユーロアメリカンゲームに通じるものがあります。システムとしてはダイスに依存する面が高いのですが、ダイスを振った手番プレイヤーの両側のプレイヤーも生産、精油、販売ができるというのは「カタンの開拓」の元なのでは、とよく言われます。国内と海外のマーケットへの原油、石油の売買のシステムはクニツィアの「パルミラ」のようですが、これはあまり機能していないという印象を受けます。もしかしたら、このマーケットを活用する戦法があるのかもしれません。例えば全く石油を生産せずに、マーケットから石油だけ買ってガソリンスタンドで売るとか、原油だけ買って精製だけして石油を売るとかです。
何度か登戸ゲーム会に持ってきていたのですが、ようやく遊ぶことができました。自分も遊ぶのはかなり久し振りです。特殊カードは面倒なので省きました(理不尽なイベントカードばかりだった印象があるので)。写真は最初の配置で、左上がフォルテさん、右上がかださん、左下が武井さん、右下が自分です。ゾロ目が出ると一気にガソリンスタンドからの販売価格が高くなるので、ゾロ目の斜めの位置にガソリンスタンドを置くのが良いでしょう。最初、武井さんは36マス全てに石油の掘削機を置いていたのですが、やっぱりやめたようです。4番手だったにもかかわらず、そして掘削機が少なかったにもかかわらず、かださんがどんどんと石油を掘り当てて序盤からみんなを引き離しました。まったく追いつけずに、そのままかださんが勝利。まあ昔のゲームなので、こういう荒い展開になることも多いと思います。
ガソリンスタンドからの売却が強すぎて、国内、国外のマーケットが機能していないのが残念です。この辺りを工夫して30分くらいのゲームにすればかなり良くなるのではと思います。まあ「パルミラ」があるからそれでいいのか。
結果:かだ 1010、自分 584、フォルテ 458、武井 450
ダイアモンド Diamant
(説明 5分 プレイ時間 各10−25分)
全員で、ダイアモンドを遊びました。自分はどうもあまり好きではないゲームなのですが、その理由に展開が荒すぎるということがあります。どうも最初に降りれば勝てるのではと思い、今回はすべてほぼ最初に降りていました。結果は2位と1位で、この戦法が良いのではないでしょうか。まあバッティングゲームなので、そううまくいくとは限りませんが。
結果
1戦目:かだ 15、自分 13、イズナ 12、武井 8、たっくん 8、フォルテ 8、あかぎ 7、usalapbit 5
2戦目:自分 15、イズナ 11、usalapbit 11、あかぎ 10、かだ 9、たっくん 9、武井 5、フォルテ 0
ピエス モンテ Pièces Montées
(説明&プレイ時間 40分)
usalapbitさん持ち込みのフランス製のパティシェをテーマにしたケーキ作りのゲームです。ケーキとは言っても3−4段もあるケーキで、ウェディングケーキみたいです。カードは片面が白(ホイップクリーム)でもう片面が黒(チョコレート)となっており、ケーキの1、2、3段目のどれかが描かれています。これらの組み合わせは決まっていますが、あまり規則性がないので一覧表があります。これらが5スートあり、白と黒で計10種類のケーキが作れるというわけです。1段目から順に出していき、1、2、3段を出すと1、3、6点になりますので累計は1、4、10点です(カードには累計だけが書かれており、カードを半分重ねて得点を上書きするようになっています)。さらに4段目はレシピ本のようなものになっており、手番ごとにめくられていきますが、タイミングよく獲得すると3−4点くらいになります。
このゲームで特徴的なのは、自分と相手の手札の見え方が異なるということです。両面カードなのですが、反対側は見てはいけません。手番は3ポイントのアクションポイント制で、見えているカードを使ってケーキを作る(段数に等しい1−3ポイント)、見えているカードを裏返す(1ポイント)、レシピ本を1ページめくる(1ポイント)ということができます。また追加で1ポイントのアクションを使うと、それを取り戻すためには2ポイント消費します。よってあまり追加ポイントを消費するのは得策ではないかもしれません。そのあと全員手札を4枚になるように補充します。
両面カードやタイルを使ったゲームというのはかなり好きな分野で、これまでに「ヤヌス」「ブルーライオン」「四匹を探せ」「勝手にしやがれ」「ペアネコ」などありましたが、このゲームの残念なところは自分の手札と他のプレイヤーの手札の差異がまったくないところです。相手のでも自分のでも自由に使ったり裏返したりできるのです。言ってみれば、見えている16枚のカードが少しずつ異なるという役割しか果たしていません。手札にするという必要性がまったくないゲームです。とはいっても、先に挙げたゲームはどれも「ヤヌス」以外は手札がないゲームですが、手札があるのならば何かしらの差異があっても良かったのではと思います。
またカード構成がちょっと整理されていません。もうちょっとシンプルにして覚えられるようにしてしまっても良かったのではと思います。例えば表と裏では合計が必ず4になるとか、そんな感じです。あるいは逆に全種類を1枚ずつ入れるとか。
色々と書きましたが、ゲームは結構楽しめました。ケーキは段数が高いほうが効率が良いので、やはり競合を避けつつうまく立ち回るのが良いみたいですね。
結果:フォルテ 30、イズナ 28、自分 27、usalapbit 18
コードネーム Codenames
(説明 10分 プレイ時間 各20−25分)
色々なところで名前は聞くゲームです。4人のチーム戦の連想ゲームで、赤と青に分かれ、それぞれがヒントを出すプレイヤーと回答者に分かれます。あらかじめ場の25枚のカードのうち、7−8枚のカードがヒントを出すプレイヤーに割り当てられ、回答者はそれらすべてを当てなければなりません。相手チームの割り当てられたカードを当ててしまうと相手チームの得点になります。さらに25枚中1枚は当ててしまうと即座に負けるというカードがあります。残りの9枚は中立カードでどちらのチームにも属しません。
ヒントは1単語のみです。1枚のカードだけに対するヒントをいうのは易しいのですが、2枚以上のカードに対するヒントを出して複数枚を開けないと勝つのは難しいのです。ヒントを出すプレイヤーはヒントを出したあと、枚数を言います。回答者は枚数プラス1枚まで回答できますが、途中で相手のカードや中立カードを当ててしまうと手番終了です。
カタカナ語など意味の取り方が複数あるものがあり、いろいろと誤解しました。コンピューターでペーストだとは思わなかった(食べ物のペーストしか頭になかった)し、スキーの杖をストックというとは知りませんでした。また、自分がヒントを出した時には、「チョコレート」と「マーチ」があったので「ホワイトディ」といってもマーチを3月とは受け取ってもらえずに失敗したりと大変でした。また直接の訳語は禁止というルールも曖昧で「タイ」「ルール」とあるときに、「同点決勝」はだめなのはまだしも(「デッドヒート」というヒントも考えたけど、日本語だと意味が違うから通じないし)、「西海岸」「天使」とあるときに、はたして「ロスアンゼルス」と言っても良いものだろうか、とかちゃんと遊ぼうとすると難しいかもしれません。
まずはフォルテさんとペアを組んでヒントと回答の両方を遊び、次にペアを替えてusalapbitさんと組んでまた両方を遊びました。自分は全敗です(ということは、自分と組まなかったイズナさんが全勝です)。
結果
1戦目:usalapbit&イズナ 勝利、フォルテ&自分 敗北
2戦目:usalapbit&イズナ 勝利、フォルテ&自分 敗北
3戦目:イズナ&フォルテ 勝利、自分&usalapbit 敗北
4戦目:イズナ&フォルテ 勝利、自分&usalapbit 敗北
モットー Motto
残り30分を切ったので、手軽にできるセットコレクションの「モットー」を出してみました。テーマ性もあり、結構好評でした。短期決戦のゲームですが、カードをメルドするタイミングや1種か2種かなど、悩みどころはかなりあります。
結果:usalapbit 14、自分 13、フォルテ 11、イズナ 10
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