キノ宅ゲーム会/アールヌーボーの会 2015.10.28

ドラゴンの宝物 Schatz der Drachen
(プレイ時間 20分)
SchatzDerDrachen20151028.JPG神経衰弱を発展させたようなゲームですが、プッシュユアラックの要素があります。バーストしなければ絵柄が合わなくても何枚でもめくれます。終盤にはドラゴンの数を数えておくことが大切で、ドラゴンさえいなくなれば、残りの蜘蛛の巣以外をすべて取ることができます(もちろん蜘蛛の巣の場所を覚えておけばという話ですが)。

結果:キノ 25、自分 24



サイドワインダー Sidewinder
Sidewinder20151028.JPG蛇がにょろにょろと動くアナログなゲームです。結構面白いと思いますが、初期にランダムにボールを配置させるのが以外と苦労します。磁石を使って初期配置をするのが良いかもしれませんね。




ニボス Nivos
(プレイ時間 10分)
Nivos20151028.JPG木片を配置していくゲームです。同じ色が接しないように置いていきますが、それができないときにはペナルティーとなる円柱を取らなければなりません。円柱の高さはどんどん大きくなります。最後に円柱の高さの合計が高い方が負けになります。かなりシンプルな配置ゲームです。

結果:自分 勝利、キノ 敗北



ヘックメック Heckmeck am Bratwurmeck + 追加の虫 Extrawurm
(プレイ時間 25分)
Heckmeck20151028.JPG「追加の虫」を入れて遊ぶのは2回目です。やはり2人でじっくり遊ぶのが面白いと思います。金色のダイスが強いと思いますが、ほかの特殊コマも色々な能力があって面白いです。どの特殊能力が使われるかで、毎回の展開がかなり異なります。これは展開のバラエティーが増えて良いことだと思います。元のゲームがシンプルなだけに、こちらはプレイ感覚が相当異なるので、場合によって「追加の虫」を追加するかを選べば良いでしょう。

結果:キノ 24、自分 10



ブルームーン Blue Moon
(プレイ時間 30+45分)
単一種族デッキ総当たり戦の第27&28戦はアクア対ヴァルカです。結構いい勝負になるのではと思いましたが、アクアが2戦とも勝利しました。

Bluemoon20151028-1.JPG第27戦では自分がアクア、キノさんがヴァルカを担当します。アクアでは使いどころが少ないと思われる Mutant 102「サス・ヴァン・サン - あなたが私より2枚以上多くの手札を持っているときに限って、私はこのカードをプレイできる」なのですが、Aqua 13&14 キャラクター「陽(ヤン)& 陰(イン)- この手番で私が次にプレイするキャラクター/ブースター/サポートカードはフリーアイコンがあるものとして扱われる」が揃ったこともあり、一気にこれら2枚とサス・ヴァン・サンを出すことに成功です。この陰陽サス・ヴァン・サン攻撃はカードさえ揃えば、攻撃値は9以上なので強力だし、タイミングさえ合えば2匹ドラゴンを取れる可能性も高いです。コールド勝ちはなかったものの、順当に3点ずつ取って勝利です。

Bluemoon20151028-2.JPG第28戦では、自分がヴァルカになり、キノさんがアクアです。1ディール目は綱引きの末、ドラゴン3匹を真ん中に残したまま終了。もちろんカードをリサイクルできるアクアがこういう場合では断然有利でアクアが1点獲得。2ディール目ではカードの巡りが良かったこともあり、Valca 26「炎の壁 - あなたは山札からカードを引くことができない」、Valca 24「揺らめく炎 - あなたはリーダーシップカードをプレイできない」という2枚のサポートで相手の動きを制限しつつ、 Valca 27「恐怖の亡霊 - もしあなたが撤退したら、私はドラゴンを1匹追加で引き寄せる」を出した状態で6枚での勝利を果たして一気にドラゴン3匹を引き寄せることに成功し、結果として3点獲得で勝利。ヴァルカの単一種族デッキではサポートは4枚しかないのですが、うち3枚も一気に使ったことになります。ヴァルカのサポートは強いですね。3ディール目はアクアの洪水が決まり、かなりあっけなく負けてしまいました。コールド勝ちにはならなかったものの4点を取られて敗北です。

結果
第27戦:自分(アクア) 6(3+3)、キノ(ヴァルカ) 0(0+0)
第28戦:キノ(アクア) 5(1+0+4)、自分(ヴァルカ) 3(0+3+0)



スティンジー Stingy
(プレイ時間 50&30分)
Stingy20151028.JPGここでイツキちゃんも交えて3人で「スティンジー」を遊びました。2人のときはダミープレイヤーを入れた3人として遊ぶのですが、それと異なり、かなりの組み合わせが揃うのでプレイ感覚は結構違います。実は2人用のダミールールはかなり秀逸かもしれません。これでキノ宅ゲーム会は終わりです。

このあとは渋谷のビーズでアールヌーボーの会に加わり、そこで再び「スティンジー」を燃素さんと遊びました。今度は2人プレイでしたが、ダミーの方が自分よりも点数が良いというのが情けないところですね。欲張りすぎないのがポイントです。

結果
1戦目:自分 97、キノ 96、イツキ 91
2戦目:燃素 84、自分 60、(ダミー 64)



イカロス Icarus (コザイク版 Ikarus)
(プレイ時間 10分)
Icarus20151028.JPG「イカロス」は「詐欺師」のリメイクで、カード構成もまったく同じです。グループSNEのサイトによれば、ルールに変更が加えられているのでリメイクではないとのことですが、違いはラウンドが始まったら途中で宣言するときの色の変更ができないということだけです。「詐欺師」では「家が15」の次に「車が17」などと宣言できたのですが、「イカロス」では「赤」で始まったらそのラウンドはずっと「赤」、つまり「赤が15」の次には「赤が16」以上しか宣言できないのです。説明書には色が変えられないとは書かれてはいないものの、詐欺師を知らないプレイヤーが説明書を読んだら、変えられないと捉えるだろうという書き方がされていますし、プレイの例もそうなっています。

気になるのは、これがグループSNE/コザイク独断の変更かどうかというところです。何故かといえば、アメリカ版の「イカロス」では「詐欺師」と同様に宣言するときに色を変えられるルールになっているからです。クニツィアに聞いてみたところ、色を変えるのはゲームの重要な要素なので、そのルールを変えることを許可したことはないという返事でした。

さらに言うならば、アメリカ版はIcarusなのに、どうしてコザイク版はIkarusという綴りなのでしょうか? カードのグラフィックもアメリカ版の羽根の絵とはかなり異なり、イカロスというよりは中華鍋みたいになっているのは残念です。

一応、今回は色を変えられないというコザイクイカロスルールで遊びましたが、面白味には欠けます。「ブラフ/ライアーズダイス」で言えば、ビッドをあげるときにダイスの目を変えられないというようなものです。ルールを無断で改悪し、それでリメイクではないというのは問題だと思います。

結果:自分 0、燃素 1、一味 2、いつき 4



モットー Motto
(プレイ時間 15分)
Motto20151028.JPGポーランドのグランナから出版されたクニツィアの新作カードゲームです。各カードにはシンボル(分野を表す)、色(年齢を表す)、そして数字という3つの要素があり、それぞれが3種類ずつあるので27通りのカードがあることになります。これらのカードをドラフトで集めて、1−2つの要素が同じ3枚組を完成させるのです。同一のカードは2枚しかないので3つの要素が同じになることはありません。完成させると早い者勝ちで3、2、1点という得点チップがもらえます。2点の得点チップがすべてなくなれば終了です。

なんとも単純なゲームですが、90年代の手軽でちょっと奥深いカードゲームのような感じと、ポーランドらしい素晴らしい絵柄もあって、なかなか気に入りました。

結果:一味 14、いつき 13、自分 12、燃素 9



ティンダハン Tindahan
(プレイ時間 2ディール25分)
Tindahan20151028.JPG以前「フィリピーノフルーツマーケット」というタイトルで2つのゲームが遊べるセットとして売られていたうちの1つのゲームが単体でニューゲームズオーダーから発売されたものです。「花火と生け花」から「花火」だけが発売されたのと似ています。絵柄も美しく、トリックテイクでカードを出す代わりにエリアマジョリティー争いに参加できるのが面白いところです。フィリピーノ...が発売されたときに遊んだきりだったのですが、これは良いゲームですね。今度はちゃんと人数分のディール数で勝負したいです。

結果:自分 31、いつき 27、一味 25、燃素 19

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