去年に引き続き、今年もスペインのサラゴサでネスターミーティングです。今年は公式第1回ということで、去年のキャンプ場ではなくサラゴサの中心部にあるホテル・サウセのミーティングルームを使う予定でしたが、計画を変えて色々な場所で遊ぶことになりました。去年はエッセンシュピールの1週間後でしたが、今年は1週間前です。よってまずスペインに行ってからドイツに行くことになります。
さらにネスターミーティングの前に数日休暇が取れたので、近隣のまだ行ったことがないどこかに行こうと考えました。ポルトガルかジブラルタル&モロッコかで迷ったのですが、今回はヨーロッパ最西端のポルトガルに行くことにしました。またエッセンのあとは去年行って非常に気に入ったベルリンを再訪することにしました。
おおまかに立てた計画は以下の通りです。今回は予約するのが遅く、アメリカン航空のマイルを使ったので、往復ともかなり乗り換えの多い経路になってしまいました。
9月27日:成田から出国。ヘルシンキ、ロンドン経由でリスボンへ。
9月27日-30日:リスボンと周辺を観光
10月1日-4日:スペイン・サラゴサでネスターミーティング
10月7日-11日:ドイツ・エッセンでシュピール
10月13日−15日:ドイツ・ベルリン観光
10月15日−16日:ベルリンからシュトゥットガルト、ロンドン経由で成田へ帰国。
往復の航空券と、サラゴサとエッセンでの宿泊先は予約しましたが、それ以外は全く自由(つまり無計画)です。リスボン到着が夜の11時過ぎだということに気がついて、慌てて出発直前にリスボンの手頃なホステルを予約しました。
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9月27日 日曜日 (出発)
成田空港に早めに着いたので、往路はすべて窓側を取ることができました。まずはフィンランド航空72便でヘルシンキへ行きます。フィンランド航空は初めてだと思います。ヘルシンキでの乗り換えには少々戸惑いました。同じヨーロッパでもシェンゲン協定の関係かイギリスへの乗り継ぎは別扱いなのです。ここからはブリティッシュ航空799便でロンドン、さらに乗り継いで504便でリスボンへと向かいます。地図で見ると、東京からリスボンまではヘルシンキ、ロンドンの上空を通るので、経路としてはそれほど遠回りではないのかもしれません。
リスボンに到着したのは夜の11時半ごろ。空港を出てまず地下鉄を探します。もしまだ地下鉄が走っているならば、それでホステルまで行こうと思ったのです。幸い夜中の1時まで運行しているということで、無事にマルケス・デ・ポンバル Marquês de Pombal 駅にたどりつき、夜中の1時頃にリスボン・セントラル・ホステル Lisboa Central Hostel にチェックイン。
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9月28日 月曜日 (リスボン)
快晴の空の下、リスボンを散策しました。中心の市街地を南下し、海を見たり(と思ったら実際はテージョ川という川だったようですが)、お店を覗いたり、リゾットを食べたりと、あてもなく彷徨うのは楽しいものです。赤茶色の屋根が眼下に広がり、その間をテージョ川まで下ってみたりしました。迷路のようです。名物のトラムに乗ってみると、恐ろしいまでの急坂と細い道をどんどん進んでいき、愉快なのですがどこに連れて行かれるのかと少しだけ不安になります。終点のマルティン・モニス Martim Moniz まで行ってみました。すぐ近くの丘の上に城壁が見えるので、そこまで登って城を見学します。サン・ジョルジェ城という城です。高台から眺めると以外と街の中心部に近いようです。あとで地図を見ると、乗っていたトラムの28E系統という路線は城を囲むようにぐるっと走っていて、降りた終点はホステルから歩いても遠くない場所でした。ちょっと騙されたような気分です。夜、ゲームショップを求めてちょっと郊外の Colégio Militar/Luz 駅近くの Centro Colombo というショッピングモールまで足を伸ばしてみましたが、なにも成果はありませんでした。
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9月29日 火曜日 (シントラ&ロカ岬)
リスボン近郊のシントラとロカ岬に行きました。地図を見るとリスボンから西へは2本の鉄道が伸びていて、そのうち1本は内陸のシントラへ、そしてもう1本は南岸のカスカイスへと繋がっています。シントラを訪問したあとはバスでロカ岬経由でカスカイスへ抜けて戻ってくるという計画です(写真はロカ岬の夕日)。
シントラでは山の上にそびえるムーアの城壁 Castelo dos Mouros とペーナ宮殿 Palácio Nacional da Pena を巡ってきました。駅から市街地へ、そこから城壁や宮殿へとバスがあるのですが、天気も良かったのですべて徒歩です。市街地までの道には色々なアート作品が並んでおり、ダイアモンドの7を模したものがありました。ポルトガルでもスコポーネは盛んなのかもしれません。
市街地から城壁までは30分くらいと聞いていたのですが、実際は1時間くらいかかりけっこうへとへとになりました。城壁からの眺めは素晴らしいです。これから向かうロカ岬は山の影で見えませんが、大西洋も見えます。次に向かった宮殿はさまざまな建築のごった煮という感じですが、なかなか良かったです。復路は数日前に整備されたばかりという別の道を歩いて下山し、シントラの駅に戻ります。
ここからはバスでユーラシアの最西端であるロカ岬 Cabo da Roca へ向かいます。忘れ去られたような街並みや細い路地を抜けてバスは走ります。ちょうど日没に間に合う時刻にロカ岬に到着しました。なにもないところですが、大陸の最西端からの夕日を見に来ている人が結構いました。ここでの夕日は息をのむほど美しかったです。日が暮れてしまうとほとんど人がいなくなってしまいました。余韻を味わっていたら、あやうくカスカイス行きの最終バスに乗り遅れるところで、売店のおじさんが心配して声をかけてくれました。カスカイスからは列車でリスボンに戻ります。
この夜はセントラル・ホステルは一杯なので、ザ・エレベーター・ホステル The Elevator Hostel という別のホステルに泊まりました。その奇妙な名前に誘われて、あまり考えずに予約したのです。ホステルのなかに巨大なエレベーターでもあるのだろうか、などと思いながらスーツケースを引きずって歩いて行くと、ホステルの住所であるカルサーダ・ド・ラーヴラ Calçada do Lavra の通りを見てびっくり。なんと道路がケーブルカーの線路なのです。あとで知ったのですが、リスボンではケーブルカーが幾つかあり、それらはエレベーターと呼ばれているようです。ホステルはその途中にあるみたいで、汗だくになりながらスーツケースを引っ張り上げると、ホステルの前で経営者の方が待っていて、最後は手伝ってくれました。なんともユニークな場所にあるホステルです。
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9月30日 水曜日 (リスボン)
少し下調べをしておいたリスボンのゲームショップ巡りをしました。とはいっても実質2店しかなく、最初に訪れた Kult Games はミニチュアゲームなどが中心で、自分には見るべきものがありませんでした。2番目の Devir Arena はエントレカンポス Entrecampos 駅の高架の裏手のちょっとわかりづらい場所にあります。店の名前がどこにも書いてありません(店名は店員に教えてもらいました)。
幸い英語がわかる店員だったので色々とポルトガルのゲーム事情などを聞くことができました。ネット通販が主で、ポルトガル語版があるゲームは非常に少ないそうです。ただスペイン語でも言語が似ているのでなんとかなるみたいです。店名の通り Devir のゲームが数多く置いてあり、数少ないオリジナルである「カステイェールス(人間の塔)」も置いてありましたが、これはスペイン向けに作ったそうです。メサゲームズのゲームが置いてあるかと期待したのですが、流通が確保されていないとのことで一切置いていませんでした。地下には非常に広いプレイスペースがあり、定期的にMTGの大会が行われるようです。店員とハイパーロボットを遊びました。
夜、エレベーターホステルに荷物を取りに戻り、いよいよスペインに向けて出発です。地下鉄でサンタ・アポローニャ駅に行き、21時25分発のルシタニア Lusitânia というトレンオテル Trenhotel(夜行列車)に乗り、マドリードに向かいます。
遊んだゲーム:
ハイパーロボット Rasende Roboter(新版)
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10月1日 木曜日 (ネスターミーティング1日目:マドリードからサラゴサへ)
朝、朝食を食べにカウンターに行きます。流れる景色と日の出を見ながら、他の旅人と雑談しつつのんびり朝食を食べるのは、なかなか幸せな気分です。30分ほど遅れて9時ごろマドリード・チャマルティン Madrid Chamartin 駅に到着。とりあえずAVE(スペインの高速列車)が出るアトーチャ Atocha 駅まで移動して時間を調べます。サラゴサでのホセとの待ち合わせまでは時間に余裕があったので、AVEではないRE(普通列車)で行ってみることにしました。時間はかかりますが、料金は安く、そして車窓からですが現地の生活を見ることができます。さらにAVEだとサラゴサの街外れのサラゴサ・デリシアス駅までしか行きませんが、REならサラゴサ・ゴヤ駅からトラムに乗って宿泊先のホテルに行けます。驚いたのは1日に2本しかサラゴサまでの直通がないことです。それだけみんなAVEを使うのでしょうね。
15時45分にチャマルティン駅から出発したREは予想通りガラガラで、思いっきり足を伸ばせます。グアダラハラ、カタラユーといった街を過ぎ、乾いた大地を走ります。夜になり、見覚えのあるサラゴサ・デリシアス駅を過ぎてしばらくし、ようやく20時18分にサラゴサ・ゴヤ駅に到着します。ホテル・サウセ Hotel Sauce (サウセはスペイン語ではソースではなく柳の意味らしいです)へ向かい、ホセと再会します。スペイン広場まで歩き、2皿ほどタパスを食べてサングリアで乾杯。一応、この日がネスターミーティングの第1日目ですが、ネスターに急用ができてしまったので、ホセも自分も到着を夜にしたのです。
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10月2日 金曜日 (ネスターミーティング2日目)
朝、ホセと一緒に散歩しエブロ川の対岸から大聖堂を眺めます。去年、ひとりで散歩した時の記憶が蘇ってきます。ホテルに戻ってネスター本人と合流です。ネスターからのプレゼントということで、トランスミッションというアクリル製の新製品のパズルを頂きました。ネスターパズルとして、これからは色々なパズルにも力を入れていきたいとのことです。
デュプロヘックス Duplohex
(プレイ時間 各15−20分)
ホセ自身がデザインした傑作をようやく作者本人と遊ぶことができました。素晴らしいゲームです。「カラニッシュ」に引き続き、ホセのデザインにはこれからも注目していきたいこと路です。激戦の末、1勝1敗。そのあとルールに載っているパズルについても解説してもらいました。
結果:自分 1、ホセ 1
ここで、中島&所さんが到着しました。さっそくみんなで Algo Más というバルでタパスを食べます。サラゴサで印象深いのは、去年にも増して食事が素晴らしく美味しかったということです。これはもともとタパスが美味しいということもありますが、ネスターが地元のバルを少しずつ調べてくれているということもあります。ネスターミーティング中は食べ過ぎてネスターイーティング nestoreating だなどとみんな冗談を言っていました。さっそく中島さんが新作を披露します。完成品はゲームマーケットで発表するとのことです。
ブルー Blue
(プレイ時間 40分)
早速ネスターから購入した「ブルー」を3人で遊びました。「レッド」に続く3人用アブストラクトシリーズで、このあともいくつかを予定しているそうです。
結果:ホセ 73、ネスター 64、自分 53
グレーシャー Glaisher
(プレイ時間 各15−40分)
今度は自分のゲームである「グレーシャー」をホセと遊ぶことにしました。自分は早急な手に走ってしまい完敗です。再挑戦をしたのですが、再び敗北してしまいました。さすが、強いですね。作者の面目丸潰れですが、楽しんでもらえて満足です。
結果:ホセ 2、自分 0
オナガー Onager
(プレイ時間 各10−20分)
ネスターが作ったビラボングを進化させた(と勝手に思っている)「オナガー」です。ちゃんと防御しておかないとあっという間にやられてしまいます。思ったのですが、池を配置するよりも、最初からボードの真ん中の7ヘックスを空けておけば良いのではないでしょうか。経験の差で、これは自分が2戦2勝。
結果:自分 2、ホセ 0
トモエ Tomoe
(プレイ時間 30分)
「トモエ」は「トポロジー」と似たテイストのゲームです。タイルの周囲がパリティーで2種類あり、白黒がきちんと繋がるようにしか置けません。相手の色を大きく囲えばそれだけ高得点になるというゲームです。かなりパズルっぽいので好みは分かれると思います。得点計算は「トポロジー」よりはわかりやすいと思います。
結果:自分 36、ネスター 18
ハエの巣 Web of Flies + 拡張セット Extra Players Expansion
スティーブン・タバナーのゲームです。今回は、中島さんと所さんがスティーブンに会いに行くということもあり、彼のデザインしたゲームが多く遊ばれていました。ハエの足が1−8本あるコマを1個ずつ持ち、より足が少ない相手のコマを取れます。直線状に自分のコマは自分を飛び越えられますが、他のプレイヤーのコマは飛び越えられません(ラインズオブアクションみたい)。ちょっと「ダカーポ(サクソンの)」に似ているかもしれません。
今回は拡張セットを入れて4人で遊びましたが、本来は2人用のゲームでしょう。ちょっとキングメイクが強すぎて、4人だといまひとつです。
結果:所 勝利(自分、ホセ、中島 敗北)
夜は、Los Xarmientos というレストランで肉をたっぷり食べました。でも前菜のトマトが一番美味しかった。昔のあまり甘くないトマトの味が懐かしかったです。写真は翌朝市場で見たトマト。
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10月3日 土曜日 (ネスターミーティング3日目)
この日は去年ビリヤードを遊んだネスターの友人の店 Drinks & Pool の一部を貸し切って、本格的なゲームパーティーです。ネスターの弟や父にも再会し、また友人家族なども訪れてネスターはルール説明に大忙しでした。
スリーパーズ Sleepers
(説明 15分 プレイ時間 50分)
スティーブン・タバナーのゲーム第2弾。所さんと対戦しました。1片が5ヘックスのヘックスヘックスボードをフランスに見立てているのが面白いです(フランス人は自国の領土のことをその形からヘキサゴンと呼ぶらしい)。その対辺を結ぶか、あるいは特定のコマを5つ並べるか、相手のコマを一定数除去するか、など目的は幾つかあります。特殊能力も多彩で、何度かやりこまないと味が出ないタイプのゲームです。手番ではコマを2個裏向きに配置するか、すでに配置したコマを表向きにして能力を発動させるか、という感じで、自分の記憶力も大切になります。
結果:所 勝利
ゲニウス ロキ Genius Loci
(プレイ時間 各25分)
タバナーのゲーム第3弾。相手を手詰まりにするために、うまく連鎖を使って有利に進めていくというゲームです。ボード上には5つの能力を持ったチップがあり、これを最大1回ずつまで使えます。そのためにはうまく連鎖させて相手のコマを取り除かなければなりません。ちょっとパズルっぽい面白さがあり、例外処理がないので「スリーパーズ」よりもこちらの方が自分の好みかもしれません。ただ長考しやすいゲームだと思います。また能力によっては後半ほとんど使えないものもあるのですが、そのあたりはもう少しやりこまないとわかりません。
1回目はルールを間違えており、2回目はおそらく正しいルールで遊べたと思います。やはりゲームは2回やらなければ。
結果
1戦目:シモン&ジャリ 勝利、自分 敗北
2戦目:自分 勝利、シモン 敗北
レッド Red
(プレイ時間 10分)
ネスターの3人用色彩シリーズの第1弾です。今回はミスをしてしまい勝利を逃しました。配置のルールがよくできています。
結果:シモン 110、自分 77、ジャリ 20
ここで休憩です。タパスを食べ、近くのアルファフェリア宮殿を見にいきました。宮殿というよりも城壁という感じがします。去年は夜遅くにこの宮殿を見に来ましたが、昼間に来ると雰囲気が違いますね。再び Drink & Pool に戻ってゲーム再開です。
碁 Go (19路盤)
(プレイ時間 70分)
ホセに碁を打ってみたいと誘われて、ネスターから出ている19路盤を使って遊びました。ちなみにこれは19路盤専用のもので、自分は色分けされた9-13-19路盤のパッドを持っています。途中で少々石を盗られたものの、ホセのある程度大きな塊を取ることに成功して、ここで終了としました。ホセに「囲碁はどれくらい遊んだことがあるのか?」と聞くと、なんとこれが生まれて初めての対戦ゲームだとのこと。これまでは本を読んだり囲碁のソフトウェアを使って練習していたそうです。これにはびっくりしました。
結果:自分 勝利
六目並べ Connect 6
(プレイ時間 5分)
続けて、碁盤でできるゲームでは好きな「コネクト6」を紹介がてら遊びました。先手後手の有利不利がほとんどないのが良いですね。
結果:自分 勝利
コイコイ Koi-Koi
中島&所さんがネスターたちへのお土産ということで100円ショップで見つけたという花札を持ってきてくれました。それを使ってネスターにコイコイを教えます。ちょっとルールが違ったかもしれませんが、雰囲気はわかったのではないでしょうか。せっかくなのでそれぞれの絵柄をどれが何月で、とネットを見ながら解説したのですが、「見ないとわからないのか?」と言われてしまいました。まあその通りですね。雨がどうして4枚でこんなに絵柄が異なるのかがわかりづらかったようです。もっともな意見です。伝統ゲームなので仕方ないです。
15点勝負をしたのですが、途中から追い上げてきて、最後はネスターが逆転勝ちです。
結果:ネスター 16、自分 12
夕食にタパスを食べたあと、サラゴサの街で玩具屋さんやスーパーマーケットを見てからホテルに戻ってもう少しだけゲームを続けます。
ヤバラス Yavalath
(プレイ時間 各5分)
ホテルに戻り、ホセが購入したばかりの「ヤバラス」のデラックス版で「ヤバラス」を遊びます。何度やっても、難しくも面白いゲームです。
結果:自分 1、ホセ 1
マナラス Manalath
(プレイ時間 各5分)
続けて、ヤバラスのボードで「マナラス」も遊びました。これはかなり奇妙なゲームなので、慣れが必要です。
結果:自分 2、ホセ 0
ティクセル Tixel
(プレイ時間 各20−25分)
最後は自分が購入したばかりの「ティクセル」です。相手を手詰まりにするのが目的で、45度回転させることでアクティブ/インアクティブを表しています。2回遊んだだけでは、まだよくわかりません。
結果
1戦目:自分 勝利、所 敗北
2戦目:中島 勝利、自分 敗北
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10月4日 日曜日 (ネスターミーティング4日目:バルセロナへ)
最終日は早い時間のAVEでマドリードに戻るホセに別れを言い、中島&所さんと一緒にネスターにサラゴサの街を案内してもらいます。マロングラッセを買い、聖堂を見て、市場でチーズを買います。中島&所さんは14時くらいのAVEでバルセロナへ。自分も一緒に行こうかと思ったのですが、今からチケットを取っても座席は離れているだろうということで、サラゴサ・ゴヤ16時37分発のREでのんびりと行くことにしました。列車の時間まではホテルでネスターと新作のテストプレイをします。このゲームは Vault という名前で既にボードゲームギークに登録されているようです。
最後にネスターはサラゴサ・ゴヤ駅の近くまで見送ってくれました。これで第1回ネスターミーティングは終わりです。往路にも使ったゴヤ駅はその名の通り、サラゴサ近辺出身のフランシス・ゴヤの絵がたくさん壁に描かれています。
夜21時51分に終点のバルセロナ・フランサ França 駅に到着です。なぜか大きな花火がたくさん上がっており、駅のプラットフォームからしばらく見とれてしまいました。そのあと中島&所さんに連絡を取り、Liceu駅で合流することになりました。地図で見ると近そうだったのですが、地下鉄だとかなり大回りで時間がかかって大変でした。無事に合流し、3人で夕食を取ります。サラゴサでのタパスに比べると格段に劣りますが、バルセロナには地元の案内人がいないのでしかたのないところです。気がつけば地下鉄が終わっており、中島&所さんに別れを告げてタクシーでバルセロナ・アーバニー・ホステルへ。彼らはバルセロナに滞在したあと、ロンドン、そしてパリに行くようです。
今回購入したゲーム
一緒に購入した新しいヤバラスのブリーフケース(以前のは酷使して壊れてしまいました)
エッセン・シュピール編につづく
けがわ
勝敗やゲームのプレイ時間を追記しました。