多忙につき、レポートが1ヶ月以上遅れてしまいました。漸く落ち着いて来たので、少しずつ書き進めていていきたいと思います。
グレイシャー Gleisher
(プレイ時間 各15−20分)
「グレイシャー」は連結系のアブストラクトゲームで、3組の対辺のうちどれか1組を繋げれば勝利です。最大の特徴はスタックの分割移動です。例えば6段のスタックならば、1−5、2−4、あるいは1−2−3と分けてそれぞれの段数だけ移動させるのです。移動先の自分のコマはそのままスタックの一部となり、相手のコマは自分の段数以下ならば自分のコマとしてスタックの一部になります。分割移動のあとあらたにコマをひとつ置くのでコマは徐々に増えていきます。
初めて出版する自作ゲームで、ネスターゲームズから3月25日に発売されました。そしてこの日が記念すべき初プレイです。相手はテストプレイヤーとして何度も付き合ってもらったキノさんです。英文ルールはここです。日本語ルールはこれから執筆予定です。
結果
1戦目:自分 勝利、キノ* 敗北
2戦目:自分* 勝利、キノ 敗北
ブルームーン Blue Moon
(プレイ時間 各30分)
単一種族総当たり戦の第21−22戦目は、キンド対ピラーです。略してキンピラ戦ですね。果たしてどちらが強いのでしょうか?
第21戦:自分がキンド、キノさんがピラーです。キンドは数値が弱いものの重なると強く、特に Khind27 サポート「げらげらガス」の「あなたの特殊能力テキストは、それがフリットのキャラクターカードにない限り、すべて無視される」が強く、ピラーはイモムシも薬も無効になってしまいます。あと特に目立ったのは Khind30 リーダーシップ「幸運の袋を開け」の「今、私は捨札を裏向きにしてシャッフルし、そこからカードを3枚引いて手札に加えることができる」という能力です。これで初期に使った強いカードを再利用できる可能性が高くなるし、ギャングを集結するのにも役立ちます。1ディール目はコールド勝ち。2ディール目では Pillar13 キャラクター「カルダス・ニックス」の「今、私はあなたの手札から裏向きのままカードを1枚選んで捨てることができる」で自分の「げらげらガス」が捨てられてしまいましたが、「幸運の袋を開け」で見事取り返すことができました。再びコールド勝ちで完封勝利です。
第22戦:交代して、今度は自分がピラー、キノさんがキンドです。ピラーで勝てないまでも、どれだけ食い下がれるかが挑戦です。やはり非常に苦しい戦いで、1ディール目は2点負け。色々と考えて、2ディール目では最初から攻撃値5で攻めますが、「げらげらガス」ではキンドの攻撃値9には論理的に勝てないのですね。ピラーは書かれた攻撃値は6−2や2−6があり、一見すると高い攻撃値に対応できそうなのですが、サポートは Pillar28&29 の巨大蝶2枚が攻撃値2−2、ブースターはイモムシと薬だけで攻撃値なしなので、特殊能力テキストを無視する「げらげらガス」では攻撃値8が限界なのです。いかに「げらげらガス」をうまくやり過ごすか、というのが焦点になると思います。
キンピラ戦は対等の勝負になるのでは、という当初の予想とは異なり、キンドがかなり有利でした。もちろんこれは単一種族にしているからという部分もあると思います。初期のデッキ(他種族3枚が入っている)ではもう少しバランスは良いのかもしれません。
結果
第21戦:自分(キンド)* 8(4x+4)、キノ(ピラー) 0(0+0)
第22戦:キノ(キンド)* 6(2+4x)、自分(ピラー) 0(0+0)
ハバナ Havannah
(プレイ時間 各5−30分)
一辺7のヘックスヘックスボード(127ヘックス)を使ったコネクションゲームです。目的は任意の3辺を繋ぐか(フォーク)、2つの角を繋ぐか(ブリッジ)、輪を作るか(リング)、です。6つの角は辺の一部とはみなさないというのがちょっと変わっています。フォークはどの3辺でも良く、もちろん連続する3辺が一番効率的です。輪は1ヘックス以上の空白を囲わなければなりません。空白でなく相手のコマを囲んでも良いですが、自分のコマでは駄目です。
手番は「ヘックス」や「クロス」などのように、自分のコマを1つ置くだけですが、これらのゲームとはちょっと違った感覚があります。今回は3回遊びましたが、1戦目15分、2戦目5分、3戦目30分と、狙った目標や展開によってプレイ時間にはばらつきがありますね。コマはそろばんの玉のような形状でボードにすっぽりとはまってプレイし易いです。
結果
1戦目:自分 勝利、キノ* 敗北
2戦目:自分* 勝利、キノ 敗北
3戦目:自分 勝利、キノ* 敗北
コメント