新年ゲームパーティーの最終日です。この日は「チグリスユーフラテス」「タージマハル」といったクニツィアの少し重めのゲームや「キングスゲート」「買い将棋」といった初プレイのゲームなどを遊びました。
髑髏と薔薇 Skull & Roses
(プレイ時間 25分)
まずは河原さんの説明で「髑髏と薔薇」です。結構久し振りに遊びます。なかなか出し抜いてチャレンジするのは難しく、髑髏を置いておきながら釣り上げてしまい自爆するということも多くありました。競りを始めずに置くメリットがさほど大きくないので、すぐに競りが始まってしまいます。もう少し置くメリットを大きくすると良いかもしれません。序盤で自分も含めた何人かが1回勝ったものの、たけきょんさんが追い上げて勝利。
結果:たけきょん 勝利、河原、木、trax、自分
キングス ゲート King's Gate
(説明 15分 プレイ時間 40分)
「指輪物語カードゲーム旅の仲間」のアメリカ版で、知る限りではルールも同じです。カードでなくタイルなのでテーブルスペースが少なくて済むのは魅力ですが、どうもグラフィックの視認性が悪そうでこれまで避けていました。というわけで、今回が初プレイです。
遊んでみると思ったよりも視認性が良く、小さく厚めのタイルなのでプレイし易かったです。ただ特殊効果などは説明書を参照しなければなりません。もっとも「旅の仲間」の方はテキストがドイツ語なので結局リファレンスを見なければならないのは同じなのですが。
3人なので全部で10ある場のうちシーン#8までで手札が尽きて終了となりました。シーン#8では最下位のプレイヤーがマイナス3点となるのですが、今回は河原さんと自分が最下位タイでした。この場合はどうなるのかは不明です。今回は2人ともマイナス3点としました。
結果は全員15点ですが、最後のシーンで得点したtraxさんがタイブレーク勝利です。
結果:trax 15、河原 15、自分 15
チグリスユーフラテス Euphrat & Tigris (ハンスイムグリュック版)
(プレイ時間 85分)
久し振りに会うぶうりんさんを誘って未プレイだという「チグリスユーフラテス」を遊びました。まだ遊んだことがないというのが意外でしたが、これだけ多くのゲームが出ているので、発売直後を逃すと遊ぶ機会がないゲームというのは多いものです。ぶうりんさんと「チグユー」ができるというのも正月ならではですね。
様々なゲームを遊び尽くしてきたぶうりんさんなので、序盤は警戒しつつ進めていきます。なんとか勝てたかなと思っていたのですが、蓋を開けてみればタカシノリョウさんが僅差でトップでした。初プレイでの勝利ですね、おめでとうございます。
結果:タカシノリョウ 9−10−10−13、自分 9−9−10−10、夜の花畑 5−5−8−8、ぶうりん 4−4−11−12
タントニー Tantony
(プレイ時間 55分)
4人専用のパートナーシップのトリックテイクでトランプで遊ぶトリックテイクではかなり変わっています。新しいエースが30点のルールでプレイです。木さんと自分はうまくハイカードのスートをエスタブリッシュしてエースでの30点はなかったもののキングでの25点を2回ほど獲得しました。そんなわけで4ディールをつねに優勢で勝ち越しです。それにしてもこのゲームはトリックテイクとは違った面白さがあると思いますので、トリックテイクを知らない人でも逆に楽しめるのが良いですね。
結果:木&自分 183、タカシノリョウ&夜の花畑 128
タージマハル Tadsch Mahal (アレア版)
(説明 20分 プレイ時間 120分)
草場さんらがテーブルでタージマハルの準備をしているところに誘われました。5人なので宮殿よりも象が大切ですが、それよりもカードが大切だと言わんばかりに5人中3人が最初から離脱して3枚補充ということが2ラウンド以上ありました。それでもゲームバランスがさほど崩れないのは素晴らしいです。複数宮殿を建てても1点にしかならず連結し易くなるという以上のメリットはないからです。
自分は八角形タイルを集めつつも辺境の地を結ぶ(写真ではクリーム色の宮殿)というバランス作戦です。途中1度だけカードを出したものの収穫無しということをしましたが、それにもめげずに11、12ラウンドに向けてカードを大量に集めます。といってもみんな同じなわけで、最後の2ラウンドは大決戦でした。11ラウンドで少し欲を出してしまったのが失敗でしたが、結果としては泥沼にはまりかけたときに抜けたのが正解でした。12ラウンドではtraxさんと八角形タイル(象)を巡る戦いで、明らかにtraxさんのカード枚数が多かったものの、こちらはダブル象やらホワイト象やらを多く持っており、さらにカラーチェンジを巧みに使って少ないカードで先行逃げ切りを計り八角形を獲得しました。結果としてはもしこの最後が取れなかったらtraxさんが1位で自分は3位となっていました。薄氷を踏む象のような勝利でした。
今回はカラーチェンジ(オレンジ2つで得られる特殊カード)が終盤に非常に役に立ったのが再発見でした。今まではこのカラーチェンジだけは他の3枚に比べて弱いと思っていたのですが、使い方によっては強力です。
なにはともあれ、草場さんとタージマハルを遊べるとは、これも正月ならではかもしれません。
なお「タージマハル」の詳しいレビューはここです。新版では八角形に象の絵が描いてあります。
結果:自分 48、草場 41、trax 39、ぶうりん 29、tao 28
買い将棋 Kai Shogi
(プレイ時間 20分)
千葉の船橋に伝わるという将棋の駒を使ったごいたの変形のようなゲームです。ペア戦ではなく個人戦で、ごいたの要領で手札を早くなくしたプレイヤーが勝ちです。ごいたとの違いは同種を何枚でも出せることで、大富豪のようなアブルクセンのような感覚があります。手軽でなかなか楽しく面白いゲームですね。「受けまして」「買いまして」といった独特の言い回しも雰囲気があります。
結果:全員(草場、ぶうりん、河原、自分) 5
これで正月の草場詣は終了です。そこまで変わったゲームを遊んだわけではないのですが、往年の名作、去年の傑作、未プレイゲームなどバラエティーに富んだゲームを遊びました。草場さん、遊んでくれた皆さん、ありがとうございました。
草場純
三日間分の詳細な報告、ありがとうございます。この日のタージマハールは激戦でしたね。なかなか凄い展開でした。五人でも五人の面白さがあるというのは、誰が作ったゲームか知りませんが、流石です。それにしても下の方に置いてあったはずのこのゲームの箱を、わざわざ一番上に出しておいたのは誰なんでしょう?
けがわ
草場さんとタージマハルが遊べるとは思いませんでした。
箱を一番上に出しておいてくれた人に感謝です!