新年おめでとうございます。今年2015年は草場さんの家の新年会に3日も参加しました。去年は不参加なので参加は2年振り、そして3日間すべて参加したのは2011年以来です。
モールヒル Mole Hill (ブラッツ版)
(プレイ時間 各10分)
14時過ぎに到着するとほぼ全員がゲーム中だったので、とりあえずナルオさんと2人用ゲームを幾つか遊びました。まずは「モールヒル」です。ブラッツ版を遊ぶのは久し振りです。非対称アブストラクト(プレイヤー2人の目的が異なる)としては有名な方ではないでしょうか。農夫とモグラを交代で1ゲームで、全部で3ゲーム遊びました。
結果
1戦目:自分 15、ナルオ 4
2戦目:自分 19、ナルオ 4
3戦目:ナルオ 12、自分 10
シックス Six
(プレイ時間 各3−8分)
続いて六角形の木製タイルだけを使った連珠系の「シックス」です。勝利のパターンが3種類あり、それらをうまく組み合わせて2通りの勝ち方ができるように持っていきます。タイルが尽きると後半戦に入るのですが、2人とも未熟なためか今回はタイルが尽きることはありませんでした。写真はリング2つでの勝利という珍しいパターンです。
結果
1戦目:自分* 勝利、ナルオ 敗北
2戦目:自分 勝利、ナルオ* 敗北
3戦目:自分* 勝利、ナルオ 敗北
4戦目:自分 勝利、ナルオ* 敗北
カラニッシュ Callanish
(プレイ時間 各5−15分)
チェスナイトの動きでコマが分裂していくのが楽しいカラニッシュです。まずナルオさんと2回遊び、あとはこの日の最後にナフタレンさんと2回遊びました。写真はナフタレンさんと遊んだときで、最短の10手で勝負がついてしまいました。今日は4戦4勝と調子が良いです。
結果
1戦目:自分 勝利、ナルオ* 敗北
2戦目:自分* 勝利、ナルオ 敗北
3戦目:自分 勝利、ナフタレン* 敗北
4戦目:自分 勝利、ナフタレン* 敗北
ごいた Goita
(プレイ時間 30分)
「ごいた」をマージャン牌のような牌を使って遊ぶ「ごいぱい」です。裏面がちょうど半分ずつの2色に分かれているというバリアントです。同じ色だけだと同じ牌が来づらいので配牌も工夫があるのですが、自分は今ひとつ面白みを感じませんでした。まあ普通の「ごいた」で十分なのではないでしょうか。
オロンゴ Orongo
(説明 各5−15分 プレイ時間 各25−35分)
この日はオロンゴを2回遊びました。2回目はカントリーライフの前で、つまりカリバの前後に1回ずつ遊んだことになります。
1戦目はほーまるはうとさん以外は全員経験者、2戦目は草場さんを交えて自分以外は全員初めてでした。最後に一気にモアイを建てた方がそれまでは貝を使えるので効率は良いのですが、なかなかそうはいかない難しさがあります。90年代を彷彿とさせる素晴らしいゲームです。
結果
1戦目:自分 0(勝利)、ほーまるはうと 1、琢磨 2、usalapbit 4
2戦目:自分 0(勝利)、草場 2、Yoko 4、Jun 5
カリバ Kariba
(プレイ時間 各10分)
軽いカードゲームの「カリバ」です。予想通り、このシンプルさが好意的に受け入れられたようです。ちょっと「ダミー/ヤミー」に似ているという意見もありました。確かにそうですね。見方によってはダミーのバリアントとも言えます。予想通り草場さんは面白いと言っていました。本当は3ディール遊びたかったのですが、時間の都合で1ディールのみ。夜中には3人でまた1ディール遊びました。適正人数が何人なのかは気になる所です。
結果(1ディールのみ)
1戦目:ほーまるはうと 10、usalapbit 10、草場 8、琢磨 8、自分 7
2戦目:ナフタレン 24、河原 12、自分 10
カントリー ライフ Alles Tomate!
(プレイ時間 10分)
ここで夕食前に「カントリーライフ」に誘われました。記憶するべきものがどんどん変わっていくというゲームで、なかなか難しいです。シリーズ化されており「トラベルライフ」「パイレーツライフ」とありますので好きなテーマを選ぶのが良いでしょう。このどんどん変わっていく記憶ゲームというのは同作者の「ビーアラート/ミツバチ」にも似ています。自分と河原さんが競い合って同点1位でした。
結果:河原 13、自分 13(同点1位)
モダンアート Modern Art (ニューゲームズオーダー版)
(説明 10分 プレイ時間 各35−55分)
従兄弟のJun君はよく「マスターズギャラリー」を遊んでいることのことで、それならと「モダンアート」を遊ぶことになりました。ニューゲームズオーダー版は初めてです。一番好きなハンスイムグリュック版のグラフィックと同じで、箱もコンパクトでコインも多く入っています。1のコインが44枚あり、さらにハンスイムグリュック版にはなかった20のコインも追加されていて非常に使い易いバージョンだと思います。ルールもメイフェア版ではなくハンスイムグリュック版を踏襲しており、ダブルオークションのカードを1枚出したときの不条理な折半ルールはありません。このバージョンが世界の「モダンアート」のスタンダードになれば良いのですけれどね。
好評だったのでそのまま2回戦を遊びましたが、Jun君が2戦2勝で、自分は2回とも2位止まりでした。これは悔しい。
結果
1戦目:Jun 432、自分 345、usalapbit 339、Yoko 263、ラブ 262
2戦目:Jun 428、自分 378、Yoko 351、ラブ 336、usalapbit 278
サンドイッチ Sandwich
(プレイ時間 35分)
usalapbitさん持ち込みのサンドイッチを作るゲームです。具材カードを同時オープンしてリアルタイムで取っていきます。その後集めた9枚の具材でサンドイッチを作るのです。だんだんと「辛いのは苦手」「ピクルスは嫌」「肉命」など他人の好みが分かってくるのでそれに合わせたサンドイッチを提供するようになります。そういう意味では面白いコミュニケーションゲームですね。「すりみ」や「ザワークラウト」など使いづらい具材も良い味(悪い味?)を出しています。途中まで同点が続きましたが、最後にJun君に一歩抜かれました。
結果:Jun 18、usalapbit 16、Yoko 13、自分 13
ヤニブ Yaniv
(説明 10分 プレイ時間 25分)
ここからは草場さんのトランプ講座です。まずはイスラエルの「ヤニブ」。手札の得点を5点以内にするゲームで、捨ててから取り、直前のプレイヤーの捨て札からもとれるので、捨て札がプレイヤー別になっているのが特徴です。「バンジー」では捨て札が同じ山で、手順を変えてこれを解決していますが、「ヤニブ」の方がスマートな気がします(このあたりの考察は以前の「ヤニブ」のレポートを見て下さい)。経験豊富な草場さんが1位。
結果:草場 25、自分 43、Jun 52、usalapbit 73、Yoko 103
ベリシネベリシ Verish' Ne Verish'
(プレイ時間 各15−20分)
ロシアの「ダウト」のようなブラフのゲームで自分がリクエストして2回遊びました。「ダウト」宣言が当たっても外れてもその次の人から始めるというバリアントなので、もっぱらカードの枚数を見てダウトを宣言します。相変わらずよくわからないのですが面白いゲームですね。
結果
1戦目:自分(1位)、草場(2位)、Jun(3位)、usalapbit(4位)、Yoko(5位)
2戦目:Jun(1位)、草場(2位)、自分(3位)、usalapbit(4位)、Yoko(5位)
セブンスペード Seven Spades
(プレイ時間 20分)
5人なので「スリースペード」です。3枚スペードを自分の前に置けば勝ちというわけです。先に3勝すれば勝利です。序盤に2回勝ったものの、それ以降は皆んなが均等に勝利していき、草場さん以外が全員2勝まで進みました。最後にはなんとか自分が勝ちきりました。
結果:自分 3、Jun 2、usalapbit 2、Yoko 2、草場 1
アベカエサル Ave Caesar
(プレイ時間 20分)
5人で遊べる簡単なボードを使ったゲームということで選んだのが「アベカエサル」です。運の要素が多いので通常は何レースか遊ぶのですが、今回は1レースのみ。自分はトップを走っていたので6が溜まってしまい、かなり苦しい展開になりました。ゆっくり走ってもだれも抜いてくれず、最後は手札が6だけなってしまい小休止。とはいってもそれまでの妨害が功を奏したのか2位に滑り込めました。
結果:Jun 1位、自分 2位、usalapbit 3位、草場 4位、Yoko 5位
ブラックレディ Black Lady
再びトランプで今度は「ハート」「ブラックマリア」のなかよし村式バリアントである「ブラックレディ」です。少々分かりづらいのはこの名称は実は日本だけ(それもなかよし村だけ)というところですが、有名なのでこの呼称が通っているようです。「ハートブロークン」や「シュートザムーン」が好きな自分としてはちょっと物足りない気もしますが、これは好みの問題でしょう。
自分はスペードのQを持っていたにもかかわらず、勝っている草場さんに付けたくて温存しているうちに自爆するということを3回もやってしまいました。
結果:草場 5、Yoko 16、usalapbit 18、Jun 31、自分 62
ティク Tiku
(プレイ時間 15分)
ここからは夜中の戦いです。まずは「ティク」をナフタレンさんと遊びます。ジリジリする攻防が続き、思いのほか長い戦いとなりました。最後はうまく相手のコマの動きを塞ぐことができて勝ちきりました。
結果:自分* 勝利、ナフタレン 敗北
ペントアップ Pent-Up
(プレイ時間 15分)
ペントミノを積み上げていく「ペントアップ」です。これもナフタレンさんには試して欲しかったゲームですね。
結果:ナフタレン* 勝利、自分 敗北
最後に「カリバ」「カラニッシュ(2回)」を遊んでこの日はおしまいです。ゲームの話をしながらいつの間にか眠っていたようです。
草場純
草場です。よくおいで下さいました。来年も来てね。
けがわ
3日間ありがとうございました。ちょうど10日遅れでレポート完成です。
草場さんと遊んだタージマハルもありますので、良かったら読んで下さい。