ミズキ&ウサギさんに誘われて年末ゲーム会です。6−7人ということもあり、普段あまり遊ぶ機会がない多人数用のゲームを中心に遊びました。どれも楽しいゲームばかりでした。ミズキさんとウサギさんは7人のゲームではチームとしての参加です。
ならず者 Desperados
(説明 20分 プレイ時間 75分)
日本にはあまり入ってきていないという「ならず者」です。「ハンザテウトニカ」と同じアルゲントゥムから出版されているのですが、まったく知りませんでした。アメリカ南西部を舞台にして1人の警察に対し他のプレイヤーはすべてならず者として協力するという1対多のゲームです。「スコットランドヤード」とは逆に悪者が多くなっています。ならず者はいんちき賭博をし、幌馬車を襲い、銀行強盗をして5ラウンドで合計1万ドルを稼ぐのが目的です。各ラウンドは警察もならず者も5回移動ができ、プロット式です。運悪く警官に捕まると前科者になってしまいそのラウンドでは、以降の移動やアクションができません。よって警官の移動経路を読んで裏をかいたり裏の裏をかいたりするわけです。この辺りはちょっと「ミレグラツィエ」に通じる部分がありますね。
今回はキノさんが警察です。最初は多すぎる人数で銀行を襲ったりなど効率が悪かったのですが、徐々に慣れてきてお互いに必要な情報をうまく伝達しました。だまさんが完全にマイペースだったのも良かったと思います。せきももさんがなんと前科3犯になりました。つまり5ラウンド中3ラウンドも捕まってしまったのです。それでも5ラウンド終了時には1万ドルを超えてならず者の勝利です。最初は分かりづらいのですが、慣れてくるとかななか独特でユニークなシステムですね。
結果:
ならず者(イツキ、せきもも、だま、ミズキ&ウサギ、自分) $11200(勝利)
警官(キノ) 敗北
シュリレ シュテレ Schrille Stille
(プレイ時間 90分)
次は音楽業界のチャートでのランキングをテーマにしたゲーム「シュリレシュテレ」です。木製のCDプレイヤーと呼ばれるギミックがかなり凝っていますが、同時ビッドをしつつ誰がどのビッドをしたかが分からないようになっており、機能的です。各プレイヤーは、毎ラウンド自分のレーベルをヒットチャートの上に押し上げるために、そして1位や赤丸急上昇のアーティストを予想するために自分のCDに木製チップをビッドしていきます。このCDがプレイヤーにセットされて、14位から順に発表していくというわけです。このときCDを抜くにはちょっとコツがいるので、練習が必要かもしれません。
最初の殿堂入りがいいタイミングで出て、次の殿堂入りまでの中盤戦はリードしました。ところが2回目の殿堂入りで皆んなが押していた「クーちゃん」ことFeel Cooling(フィルコリンズのパロディーと思われる)が予想外の1位を取ったあたりから、調子が狂ってきました。何故か上位を制覇し続けるアフリカ勢にも悩まされました。最後はみな接戦となり、なんと3チームが同点1位でした。1位は叩かれる運命にあるのですが、そこまでひどくトップ叩きはできないしトップでも順位予想などやりようがあるのがこのゲームの良い所だと思います。
結果:ミズキ&ウサギ 71、キノ 71、だま 71、イツキ 66、自分 66、せきもも 64
十二星座ゲーム Sternenhimmel
(プレイ時間 45分)
かなり久し振りの「十二星座ゲーム」です。5人プレイなので5枚スタートですが、折角なので各自の星座を使ってスタート。星座名はドイツ語なので自分は半分くらいしか予想できないのですが、みんなセーラームーン世代なのでセーザのシンボルから星座名が分かるのですね。なるほど。
タイブレークのルールをまとめて置きます。数字合計が同じときは星の個数で決めます。それでも決まらないときは以下の通りにします。1位がタイならば全員が置いた星の数だけを得点します。2位がタイならば1位は通常通りでそれ以外のプレイヤーは置いた星の数だけ得点します。このときは1位の得点を減らすのではなく、銀行から取るので1位は有利になります。
だまさんが相変わらず予測できない行動をしてきて翻弄されてしまいました。2位に食い込めない所は置くのが無駄なのですが、なかなか読むのも難しいですね。今度こそは「へびつかい座」を入れてみたいです。
結果:ミズキ&ウサギ 37、イツキ&キノ 33、せきもも 29、自分 29、だま 22
ハイパーロボット Rasende Roboter
少しだけハイパーロボットを遊びました。キノさんがかなり早くで、自分とほぼ同点だったと思います。最近は遊ぶ機会がなくて、少々鈍っています。もっと精進しなければ! 写真は10手のはずです。
カリバ Kariba
(プレイ時間 35分)
クニツィアのクニツィアらしいカードゲーム「カリバ」です。久し振りに遊ぶのでルールを読み直してみましたが「これちゃんと機能するのか?」と思えるほどに少ないルールです。ところがこれがなかなか駆け引きもあり、かなり渋くて良いゲームでした。ギミックのカードを草にさす所なども悪くないですね。まあ円形に並べてプレイすれば、カードだけでも遊べると思います。ルール通りに3ディールを遊びました。
結果:ウサギ 38、イツキ 28、キノ 28、自分 24、ミズキ 24
トランスヨーロッパ TransEuropa
(プレイ時間 35分)
最後はトランスヨーロッパです。自分は拡張「ダイアの乱れ」は不要じゃないかと思っているのですが、ウサギさんが言うには初めてだと個人の線路がプレイの指針になって遊び易いとのこと。確かにそうかもしれません。でも今回入れずに遊びました。2ディールで終わりましたが、2ディール目は写真のようにみんな牽制し合ってなかなか繋がらないという面白い展開でした。
噂によればトランスアメリカとのあいだでルールの違いがあるらしいですが、ざっと読んだ限りでは見つけられませんでした。ルールの違いを知っている方は教えくれると嬉しいです。
結果:ウサギ 10、自分 6、イツキ 3、キノ 3、ミズキ 0
通りすがり
黄色:右上左上
青:左上右下
の8手では?
けがわ
通りすがりさん、コメントありがとうございます。
新年おめでとうございます。
ターゲットは青のマス2つです(ワイルドの渦巻きマスではありません)。
青を両方に到達させれば良いのです。
良かったらもう一度考えてみて下さい。
ななし
初めまして、いつも楽しく拝見させていただいています。
トランスアメリカは、版によっては、「ポイントチャートの左の赤い二重線のところ(1を越えたところ)に線路を1本置いて、2ラウンド目終了後の得点計算時に、最も残りポイントの少ないプレーヤーが4点以上のポイントをもっていた場合には、その線路ををそのプレーヤーの汽車から2マスになるように移動し、以降のラウンドでその線路を誰かが越えたらゲーム終了」というルールがあるようです。これによりゲームの終了が早くなります。ちなみに、メビウスゲームズさんとRio Grande gamesさんが公開なさっているルールにそういった記述がありましたが、私の持っている2010Winning Moves版にはそういった記載はありませんでした。
ななし
すみません、メビウスゲームさんは公開はしていませんね。「メビウスゲームズさんが添付なさっているルールにそういった記述がありましたが、原文のドイツ語ルールにそういった記載はありませんでした」が正です。
失礼しました。
けがわ
ななしさん、初めまして。コメントありがとうございます。
トランスアメリカのメビウスが添付しているリオグランデルールでは3ラウンドで終わる可能性が高くなっているということですよね? そういうルールがあるとは知りませんでしたが、
リオグランデ独自のものという可能性がありますね。ちょっとギークで調べてみます。
短時間で終わらせたいときには良いかもしれません。いずれにせよ元々が短いゲームなのであまり必要はないように思えますが。