シネマアミーゴのあと、ジェリージェリーカフェに行きました。タロ吉&シミーズさん主催のアールヌーボーの会です。
ヘルウィグ Hellweg Westfalicus
(説明 20分 プレイ時間 55分)
ドイツの北西部を舞台にしたゲームで、4種類の産物を売買します。産物は特定の都市でしか売買できず、カードによってラウンドでどの都市で売買できるかが決まります。買う値段と売る値段が同じなのですが、カードに示されたようにいくつかの都市では2つの産物を買えるようになっています。また手番でのアクションで既に自分が買った産物の上に同じ産物を価格1で買えます。ただし売るときは1つずつなので非常に地味です。
同じ産物を扱う他の都市でも売れるように道路を建設することができます。これも1回だけの道路と恒久的な道路があるのでどこまで投資するかは難しいところです。
シャハトの新作ということで期待していましたが、なんとも地味な展開のゲームでした。それぞれの都市はカードで3回しか現れないので、記憶力が非常に大切です。アクションでお金をより高い勝利点に換算できるのですが、自分はこれが終盤までできずに、トップのシミーズさんにほぼダブルスコアという圧倒的な敗北でした。
結果:シミーズ 120、ひだり 84、タロ吉 81、自分 62
スプリング ブレイク Spring Break
(プレイ時間 10分)
春休みでのフロリダでのビーチのバカンスをテーマにしたと思われる同時アクションのカードゲームです。全員で同時にカードを選び、バッティングしなければそのカードの数字に対応した列の得点をもらえます。ただし失点のときもあり、それを相手に押し付けるというカードもあります。引き取られない列はカードが足されていき、また裏返しなので考えても仕方がないところもあります。
唯一の工夫は、欲しい列を示すために出すカードは3枚しかないことです。2つの数字が組になっており、出す方向で示します。そして使ったカードは左隣りのプレイヤーに廻します。これによって欲しい列の数字が手元に無くなってしまうこともあるというわけです。この辺りの不自由さをもうちょっとゲーム性に活かせれば良かったのではないでしょうか。
結果:シミーズ 9、自分 8、ひだり 5、タロ吉 −1
マングローヴィア Mangrovia
(説明&プレイ時間 80分)
地形と数字の2種類のカードを使った2次元でのエリアマジョリティーのゲームです。ボードは縦横のグリッドになっており、各列でコマ数が上位2位までのプレイヤーに得点が入ります。各マスは地形と数字が書かれており、これに合致するカードを持っていないと自分のコマが置けません。数字は手札を複数枚使った数字の合計値でも良いのですが、ちょうどでなければなりません。またマスによっては数字カードではなくアミュレットが必要だったり、縦横のエリアマジョリティーに関与せずに別の方式の得点になっていたり、以降のアミュレットの獲得数を高くできたりする場所もあります。
ボードにはそのラウンドでどのアクションをやりたいかが2つ組になって描かれており、手番順にまずどのアクションかを選択します。ワーカープレイスメントのようなシステムです。2つのアクションの実行順番は合計すると同じになっており、つまり1番早いアクションと1番遅いアクション、2番目と2番目というように組になっています。このアクションの種類と順番はよく練られていると思います。
結果:タロ吉 76、自分 69、シミーズ 59、ひだり 43
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