キノさん、シミーズさんと3人でゲーム会です。ヨーロッパから戻ってきて初めてのゲーム会で、「オロンゴ」を中心に幾つか新作の2人用のアブストラクトを遊びました。
ペントアップ Pent-Up
(プレイ時間 各10−15分)
まずは、ネスターミーティングで新たに遊んだゲームの中で一番気に入った「ペントアップ」です。ペントミノを最上層に最も多く置くのが目的なのですが、どのくらいの高さまで伸びるのかはプレイスタイル次第です。配置のルール「置ける限り最も上の階層に置かなければならない」が素晴らしい縛りで、これによって、相手にうまく置かせてその上に自分が置いたりなど、陣取りのような攻防が繰り広げられるのです。2014年のネスターゲームズでのベスト3に入ると思います。陣取り好きにはぜひ遊んで欲しいゲームです。
結果
1戦目:キノ 勝利、自分* 敗北
2戦目:自分 勝利、キノ* 敗北
シックス メイキング Six Making
(プレイ時間 20分)
次に話題になっているルーマニアの「シックスメイキング」です。コマの階層によってチェスの様々な動きになるというのが面白く、また空きマスには動けないというルールで鋭くなっています。1回だけ遊びましたが、やはりこの手のゲームが自分は苦手なのか負けてしまいました。
結果:キノ* 勝利、自分 敗北
オロンゴ Orongo
(説明 15分 プレイ時間 35分)
この日のメインゲームの「オロンゴ」です。エッセンで遊んだ以来で今回が2回目、3人プレイは初めてです。1位だけ支払うシステムや総和が減少していく競りもさることながら、陣取りもマス目の配置に工夫があってかなりのジレンマです。90年代のクニツィアを求めているならば、ぜひ遊んで欲しいゲームですね。普段は辛口のシミーズさんも非常に気に入ったようで「大変な騒ぎだ!」と連発しながら勝っていました。さすが!
結果:シミーズ 勝利、キノ、自分
カラニッシュ Callanish
(プレイ時間 各15分)
非常に洗練されたルールの「カラニッシュ」です。ナイトの動きで自分のコマが分裂していき、それらで同じ列の過半数を獲得するのが目的です。相手の動きを封じるために相手のコマの上に乗った方が良いのですが、そうするとそれらのコマをあとで動かしづらくなるという欠点もあります。その辺りのバランスが素晴らしく良くできているのです。
見方によっては、列の9マス中5マスを獲得すれば勝ちという一種のエリアマジョリティーゲームです。18のエリアが縦横に絡み合っていると考えてると良いかもしれません。
結果
1戦目:自分 勝利、キノ* 敗北
2戦目:自分* 勝利、キノ 敗北
ブルームーン Blue Moon
(プレイ時間 65分)
単一種族デッキ総当たり戦の第13戦、フリット対キンドです。回収アイコンとペアブースターのフリットに対し、ギャング四組のキンドと特徴あるデッキ同士でどうなるかと楽しみでした。
フリットにはFlit06「ハイチャープ」の「もしあなたにアクティブなキャラクターカードが2枚以上あるならば、私はそのうちの1枚を捨てることができる」やFlit10「チープチラップ」「あなたの手番に、あなたは2枚以上のカードを戦闘エリアにプレイできない」といったキンドのギャング攻撃を脅かすキャラクターカードがあります。
さらにフリットの相手を無視するキャラクターカードの中でもFlit12「野心の鷹ハンク」とFlit13「狂ったカササギマイク」はそれぞれキャラクターとアイコン付きのカードを無視するもので攻撃力は0なもののブースターとうまく組み合わせればキンドに対しては非常に強力です。
またお互いに相手の特殊能力テキストを無視するカード(Flit07 キャラクター「ティタートゥイート」とKhind27 サポート「げらげらガス」)が1枚ずつありますが、フリットのキャラクターにある特殊能力テキストに対しては効果がないのでキンドはこの面でも不利です。
これに対し、キンドはクールギャングかトップギャング、あるいは8−8のミュータントくらいでしか直接の対抗ができず、ギャングがうまく揃わないと難しいものがあります。
久し振りのブルームーンなので最初は感覚を忘れていました。2ディール行って3対2となったところで時間切れとなり、最後の1ディールは11月5に日に行い、勝ちきりました。
結果:自分*(フリット) 6(0+3+3)、キノ(キンド) 2(2+0+0)
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