2人ゲーム会 2014.08.12

久し振りにキノさんと2人ゲーム会です。シュテフェンシュピールやネスターのアブストラクト、それに「ヒュレ7」を遊びました。



シックス Six
(プレイ時間 各5−20分)
Six20140812.JPGN目並べ系統のゲームで6個の六角形からなる3つのパターンのうちどれかを作ることが目的です。3つのパターンは環、三角、六連です。双方の六角形コマを隣り合わせに並べてスタートです。必ず既に置かれたコマに辺で接するように置かなければなりません。先手の初手番では自分の隣りに置けないという追加条件があります。

手持ちは20個で、すべて置き終わったら今度は置かれたコマを移動させます。このときコマのつながりを切断してしまったら小さい方のグループがすべて取り除かれます。これを利用して、相手のコマを5個以下にしても勝ちとなります。

前半だけでは勝負はつかないだろうと思っていましたが、色々な勝ちのパターンが分かってくると結構早く決まってしまうことがあります。環のパターンを絡めるのが難しく三角が一番作りやすいですね。この辺りの難易度の差が少しだけ気になりました。

N目並べとしては難しい部類だと思いますが、チャレンジングで良いゲームです。

結果
1戦目:自分* 勝利、キノ 敗北
2戦目:自分 勝利、キノ* 敗北
3戦目:自分* 勝利、キノ 敗北
4戦目:キノ* 勝利、自分 敗北



ヒュレ7 Hyle 7
(プレイ時間 各25−40分)
Hyle7-20140812.JPG非対称で袋からコマを取り出すという運の要素があるのですが、アブストラクト色の強いゲームです。7x7のボードに7色7個ずつのコマを使います。「混沌」と「秩序」に分かれて、まず「混沌」のプレイヤーが袋からコマを引いて任意の空いているマスに置きます。「秩序」のプレイヤーは今置かれたコマも含めて、任意のコマを1つだけチェスのルークのように動かすことができます(動かさなくてもよい)。これを繰り返してすべてのマスが埋まったら終了です。

「秩序」のプレイヤーの目的は、その名の通りコマの縦横の並びで秩序ある対称的なパターンを多く作ることです。ABAやABBA、ACBCAなどのパターンを作れば良いわけです。そのパターンの長さが得点となり、また同じコマを重複して異なったパターンに得点できます。得点するのは「秩序」のプレイヤーだけなので、役割を入れ替えて2回遊びます。

まずは簡易版の5x5のボードで5色5個ずつで遊びました。次に本来の7X7を遊びました。7x7だとマスの数がほぼ倍あるのですが、思ったよりも時間はかかりませんし、ゲームとしてはやはり7x7の方が面白く思えます。ABCDCBAのパターンをつい目指してしまいますが、これだと7+5+3=15点です。効率が良いのはABABAで、これだと5+3+3+3=14点なのにコマは5つだけです。ちなみに一列すべて同じ色だと77点です。

思ったよりも置き方や動かし方に戦略があります。ひとつおきに「秩序」の側では隣接した同色は2点、ひとつおきだと3点確定なわけです。7つならんだ完全対称を狙いたくなりますが、それよりも短いパターンをたくさん作る方が効率が良いように感じました。また移動はチェスのルークの動きなのですが他のコマが邪魔して意外と思った通りに動かせません。「混沌」の側では逆にボードを分断して動かせる範囲を狭めたりするのが良いのかなと思います。

結果
1戦目(5x5):キノ 38、自分 38 (引き分け)
2戦目(7x7):キノ 88、自分 68



リミット Limit
(プレイ時間 10分)
Limit20140812.JPG2009年のエッセンで初めて遊んだ「リミット」はその後コンポーネントとルールを変更して販売されるようになり、最近はデラックス版も出ました。ブラウンのゲームは好きな物が多いので、興味があり購入することにしたのです。ギプフシリーズの「ゼヘツ」のようにボードがどんどん狭くなっていき、手詰まりになった方が負けというゲームです。

まずはボードとなる六角形タイル2つと自分のボール1つを配置するということを交互に繰り返し、ボードを作ります。このとき、最初の2枚はお互いにくっついていなければならず、それ以降は2枚を順に配置しますがどちらも他の2つのタイルに接していなければなりません(このルールを勘違いして、以降も2つのタイルをくっつけておかなければならないと勘違いしていました)。置いた2つのタイルのどちらかの上に自分のボールを置きますが、自分のボール同士が隣り合わせになったり、相手のボールの呼吸点(隣接するボードの空いたスペース)を無くしてしまう置き方はできません。

配置が終了したら、いよいよゲーム開始です。手番には必ず自分のボールを1つ動かし、そしてボードとなる六角形のタイルを1枚除去します。自分のボールは空いたマスを通ってなら何マスでもどの方向にでも(途中で曲がっても良い)進めます。除去するときにはボードを2つに分断してはなりません。ただし分断した結果、どちらかのタイルのグループにボールが無ければ大丈夫です(そのときはそのグループのボードは丸ごと除去されます)。この2つのアクションは必ず行わなければならず、行ったあと呼吸点の無いグループは除去されます。こうして手番で2つのアクションができなくなったら負けです。

基本的には、相手のボールを除去していった方が良いでしょう。ルールが分かりづらく、上記で書いたように間違えたルールで遊んでしまったので、今度は正しいルールで遊びたいです。

結果:自分 勝利、キノ 敗北

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