少し早めに到着したので、フォルテさんと2人でいくつかアブストラクトを遊びました。三目を作っては行けない四目並べの「ヤバラス」、台形ボードでの囲碁と五目並べの融合の「ペンタラス」、どちらのコマでも置けて四のグループを作らずに五のグループを作る「マナラス」の3種類です。フォルテさんは「マナラス」が一番面白いそうです。
トンガ ボンガ Tonga Bonga
(説明 5分 プレイ時間 45分)
かなり久し振りに遊ぶ「トンガボンガ」です。他人の振ったダイス目で船を進めていくレースで、最初に報酬を決めるのが面白いです。この報酬を高くすればより良いダイスが来るはずなのですが、理不尽にもそうでなかったりするのが面白いところ。手番順で低いダイスでも報酬が確定するということで低い目を置かれてしまったり、一度低い目が置かれると押し出しの効果でどんどん低い目になったりするのです。さらにボード上の状態によって進めたくない相手がいたりします。
先に島に着くことがかなり大切なので、序盤はどんどん報酬を払っていきました。最終的にゴールしてボーナスの10コインも獲得したものの、勝者はかださんでした。
結果:かだ 147、自分 142、たっくん 103、フォルテ 98
ババババ バーガー BaBaBaBa Burger
(説明 10分 プレイ時間 35分)
最近色々な所に持ち込んでいる「バババババーガー」です。結構うまく具材を集めていったと思ったのですが、終わってみれば最下位でした。うまいタイミングで押し出されると良いのですが、具材が揃っていないと捨てることになってしまいます。今回もゴミ箱の中はバンズだらけになっていました。ハンバーガーを作るというテーマ性とマッチしていて、とても面白いと思います。
結果:かだ 1200、たっくん 1000、フォルテ 950、自分 950
木食い虫 Der Dreizehnte Holzwurm
(説明 5分 プレイ時間 50分)
フォルテさんの持ち込みです。自分も持っているのですが未プレイでした。5スートあり偶数がすべてプラス、奇数がマイナスというカード構成です。カードをプレイするときに既に置かれた同スートのカード枚数がプレイするカードの数字の絶対値未満ならばそのまま出せます。そうでなければそのスートのカードをすべて引き取り、さらにあらかじめ分けておいたカードの1枚を引き取るのです。この、あらかじめ分けていたカードが無くなったら、つまり引き取りが一定回数起こったら終了で、手札がそのまま得点になります。また誰かが手札をなくしても終了です。
なんとも不可解なゲームですが、独特で面白かったです。カードゲームの世界は奥が深いですね。プレイ感覚はトランプのピッグテイルにちょっと似ていると感じました。4ディール行いましたが、コツをつかんだかださんが大差で勝利です。
結果:かだ 159、自分 97、たっくん 75、フォルテ 23
コンコルディア Concardia
(説明 40分 プレイ時間 185分)
今回のメインとも言えるゲルツのカード・ドリブン・ロンデルです。2月の末に遊んだ以来の2回目で、まさか2回目をやるとは思いませんでした。すっかりルールを忘れていました。非常に込み入っているゲームで、基本的には効率よく家を建てていけば良いのですが、スコアリングが複雑過ぎて見通しが悪く何をしたら良いのかさっぱりわかりません。正直言って、このスコアリングシステムがゲームの面白さを台無しにしているという気さえしてきます。またカードを回収するアクションはなるべく使わない方が収入が多くて効率的な一方で、人や船を増やして移動力を増やすチャンスでもあるというのが矛盾しています。これは2つのカードに分けた方が良かったのではと思います。
結構長考が多かったので時間が掛かりました。ひとつのゲームで3時間を超えたのは久し振りです。誰よりもルールを理解していたミニフォルテ君が勝ちました。さすがですね。
結果:ミニフォルテ 147、usalapbit 141、自分 136、たっくん 122、フォルテ 114
ウィッティ クロノス Witty Chronos
(プレイ時間 50分)
みんなぐったりしているところで、気分転換に砂時計を使った交渉(?)ゲームです。このゲーム、割と遊ぶ機会が多くて嫌いではないのですが、交渉がなんとも危ういのがやはり気になります。基本的には交渉では引いた方がデメリットが大きく、それに対する交渉材料もないことが多いのです。それでも砂時計がもたらすスピーディーな展開でなんとかゲームとして成り立っているのかも知れません。
自分は交渉になる前に自分から引いてどんどん安いカードを集めていきました。2勝した所で警戒されて暫く勝てなかったのですが、最後はうまく誰にも警戒されずに30点カードを獲得しての勝利。
結果:自分 3、ミニフォルテ 2、たっくん 2、usalapbit 2、フォルテ 1
エレクトロニック ラビリンス Electronic Labyrinth
(説明 20分 プレイ時間 60分)
2回目となる喋る本のゲームです。ゲームが音声で進行していき、獲得する宝石の数などはミッションを達成するまではわかりません。前回オープンのゲーム会に持ち込んだときには周りの会話で喋る本を聞き取るのが大変でした。今回は静かな部屋なので、その点は非常に遊びやすかったです。このゲームはプライベートの会に向いていますね。
ボードの反対側に行くとご褒美として宝石がもらえます。最初にクリアすると4点というのは知っていましたが、2番目は3点、3番目は2点でした。usalapbitさんが「自分は最後だから多分1点だろうけど、何ていうか面白いから行ってみる」と到達するとやはり1点でしたがもう一回手番がもらえるという思いがけない特典がありました。どういう展開が待っているか分からないという面白さは電子ゲームならではですね。
概ね正しいルールで遊べましたが、「ダンジョン」というのは行き止まりのタイルのことのようで、そこに戻されてしまったりということがあるようです。また宝箱タイルはボード上には置かないようです。
終盤はみんな接戦でしたが、僅差でフォルテさんの勝利。
結果:フォルテ 勝利
ビジネス Business
(説明 5分 プレイ時間 30分)
最後はサクソンの手軽なブラインドビッド&セットコレクションである「ビジネス」です。昔は6人集まるとよくこのゲームを遊んだものです。3ラウンドごとに得点が倍になるので基本的にはそれを目指してチップを集めていきます。ビッドは最低10ですが、紙幣が10、25、50、100の4種類だけなので、少々ビッド値に癖があります(例えば15はビッドできません)。誰がどの組み合わせが欲しいかを考えて適度な値をビッドしていきます。そして3−5個のチップの組み合わせを獲得するのです。
今回は時間の関係で9ラウンドまでで終了としました。手軽で悪くはないのですが、3ラウンド目ごとの倍付けというルールがやはり少々おおざっぱです。それ以外のラウンドでの変換表はほとんど意味を成していません。またビッドが同じだとダイス勝負というのもなんだかなあという感じですね。ビッドは同じになりやすい(あまり選択肢がない)ので、もうちょっと別の解決法があっても良かったかも知れません。
とはいうものの、全体的には手軽で面白いゲームだと思います。結構良く遊んでいたという経験もあって勝利しました。
結果:自分 1255、usalapbit 1180、フォルテ 940、たっくん 925
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