横浜緑区で行われる浜logの平日会で、23.5回目ということらしいです。浜logは平日会は初めてとのことですが、最近は色々な所で平日会の増加が目立ちますね。ボードゲームの魅力がいろいろと広がってきたということでしょうか。
ハイキング Hike
(説明 10分 プレイ時間 30分)
その名の通り、ハイキングを題材にしたゲームです。カードは7種類「虫、光、湖、鳥、山、道、木」があり、カードによって次に出せる種類のカードが決まっています。どのカードでも次に出せるのは3種類なのですが、これにまったく規則性がなく、鳥は4種類のカードを受けられるのに対し山は2種類しか受けられません。手番にはカードを1枚ずつ順に出していき、出せなくなったら脱落です。
この他に特殊カードが10種10枚あり、これによって山や湖や光が必要だったり、虫を捨てさせられたり、挙げ句の果てには全員の手札を集めてリシャッフルして再分配などというとんでもないカードまであります。これらのルールには久し振りにぶったまげました。
9割が運というゲームで、とにかく先が読めないので計画性も何もありません。あえて言えば、待ちを広くすること、虫は使ってしまうこと、要求されるかもしれない山、湖、光は残しておくこと、くらいでしょうか。一応35点先取とうことで、5ディール終了後に無事に自分が35点を突破して勝ちました。終わってほっとしました。
結果:自分 42、いえろ〜 31、Rael 22、シダマ 9、コルト4、K 0
カステイェールス Castellers
(説明 15分 プレイ時間 各35−45分)
「カステイェールス」はスペインのカタルーニャ地方での伝統行事「人間の塔 castell カステイ」での塔の構成員のことです。木製の人間のコマを積み上げていきますが、物理的なバランスゲームではありません。見かけによらず、ちゃんとした戦略ゲームになっています。
土台の上にコマを重ねていき、上にいくに従ってより大きな数字、つまり昇順になっていなければなりませんが連番でなくても構いません。またひとたび2段目を置くと、それでもう塔の幅が決まってしまいます。つまり1段目と同じ幅で以降は積み上げていかなければならないのです(play:game databeseの写真では誤りが見られます)。また、2段目以降はその段を完成させてからでないと上の段に置けません。最低4人以上で2段以上完成して初めて得点対象となります。プレイヤー数が2、3、4人ならそれぞれ4、3、2本の得点対象の塔をつくり、かつそのうちひとつの塔が8人以上を含めばそのプレイヤーの手番終了をもってゲーム終了となるのです。
手番は2アクション制で3種類のアクションがあります。袋から引いて自分のサプライに置く、自分のサプライから塔に加える、相手のサプライと自分のサプライのコマを交換して塔に加える、の3種です。面白いのはこの交換のルールで、自分のコマ複数と相手の1つを交換するのですが、数値合計が相手のコマを超えていなければなりません。これによって序盤は不要な高数値のコマが交換に活躍するのです。
「ロストシティ」や「ケルトタイル」のような数字の並べ方のシステムと「アフリカ」のような強制交換のシステムが加わってなかなか面白いゲームになっています。思いのほかゲームとして楽しめることもあり、また周囲の目を引いたのか、結局プレイヤーを入れ替えて3回遊びました。
1戦目は高さボーナスが2人とも同じで誰も取れずに幅ボーナスを取ったシダマさんの勝利。「バース」のあとに2戦目と3戦目を遊び、2戦目は感覚が分かってきた自分が勝利をものにしました。3戦目は初の4人プレイです。終了条件としては2つの塔だけで良いのですが、あえて3つを作りにいって完成せずに惨敗しました。ちょっと欲張り過ぎたかもしれません。今回は幅ボーナスを取ったプレイヤーが3戦とも勝利しましたが、色々な戦略が取れそうですね。
結果(幅、高、は幅と高さのボーナス獲得)
1戦目:シダマ 26(幅)、自分 25、いえろ〜 14
2戦目:自分 27(幅)、登鯉 24、エフタ 22(高)
3戦目:Rael 22(幅)、コルト 19(高)、シンザイ 11、自分 7
カップケーキの女王 Queen of the Cupcakes
(プレイ時間 3ディール25分)
「カップケーキの女王」の3人プレイです。1ゲームが短いのでスタートプレイヤーを変えて3ディール勝負としました。それでも30分もかかりません。結構シビアで、思いのほか色々と作戦が取れます。例えば4枚持っている色をあえて3枚投票して1枚を自分で持っておきます。これを2回繰り返して、トップ独占で4点獲得としました。
次回はペア戦に挑戦してみたいですね。
結果:いえろ〜 17、自分 17、シダマ 11
バース Birth
(説明 5分 プレイ時間 各10分)
ダイスを各自11個持って高得点を目指すゲームです。ボードは1、2、3、5、8と5つのエリアに区切られており、それに対応して外周にマス目が幾つかずつあります。ダイスはそのエリアの数字がそのまま得点となるほか、ボーナスとしてエリアマジョリティーで最も多くのダイスを置いたプレイヤーがダイス目だけ得点します。マジョリティーを取れないと、このボーナスはありません。
ゲーム開始時に全員11のダイスを振ります。そして手番にはダイスをひとつ選び、その数だけコマを進めて、対応するエリアに選んだダイスを置きます。コマが進んだ先に別のコマがあったらまた同じだけもう一度進みます。得点の高いエリアはマス目の数が少なくなっており、8のエリアはひとマスしかありません。なおひとマスだけ自分の手持ちのダイスをすべて振り直すというマスがあります。
進んだ先に他のプレイヤーの同じ目のダイスがあったらそれを隣りのエリアに好きなように移動します。
なおこれは上級ルールとされているもので、まずこちらで遊んでみました。特に目新しいシステムはないのですが、まずまず楽しめます。初級ルールではダイスの移動はなく、代わりに同じ目のダイスを手番プレイヤーも含めてすべて振り直します。そしてマジョリティーはダイスの個数ではなく目の合計で決まるのです。2戦目はこちらも遊んでみました。これもまあまあといったところです。
ダイスの目はオープンなのでニムっぽくなると思いますが、最初はとても読む気にはなれません。まあ高得点の8や5のマスを押さえにいくといったくらいで、そのためには移動の調整が必要になってきます。
結果
1戦目(上級ルール):shadowflame 57、自分 51、いえろ〜 35
2戦目(初級ルール):いえろ〜91、shadowflame 54、自分 36
アメリカンレイルズ American Rails
(説明 20分 プレイ時間 70分で中止)
Raelさんとにゃかのさんに誘われて最後はこのゲーマーズゲームです。残りが2時間くらいだったので、終わるのかと不安になりましたが、案の定ゲームの半分くらいで終了となってしまいました。でも雰囲気は大分分かりました。
同作者の「シカゴエクスプレス」と良く似たゲームです。収益を出ている株数で割るので、1株だけ持っていると全部の収益が入りますが、誰かが2株目をかったとたんに収益は半分になります。よって、ゲームを成立させるためにはどうしても特定の株を競りに賭けるといったことが必要になり、このあたりはあまり好きではありません。プレイヤーのさじ加減で簡単に個人攻撃や個人救済ができてしまうからです。
シカゴエクスプレスのことはすっかり忘れていたので、出発地点を自由に選べる以外は違いがわかりませんでした。細かい行動の選択などは結構違うのだろうと思います。いずれにせよ、選択肢が広そうで実は一択という感じでちょっと自分向きではないかなあと思いました。ノットフォーミーですね。
結果:時間切れのため途中終了
このあとは近くのファミリーレストランで夕食。そこで、Raelさんと「アッパーハンド」を遊びました。
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