ボードゲームサークル まんまる 2014.04.06

まんまるは今回で3周年ということで、全体ゲームが行われました。残念ながら間に合わなかったのですが、豪華な賞品などが用意されていて盛り上がっていたようです。



ラー Ra (アバクス・リオグランデ版)
(プレイ時間 各45−50分)
Ra20140406.JPG客商売さんのリクエストで「ラー」を遊びました。1戦目はファラオの威力に加えて、運良くモニュメントが8種揃った自分の勝利。イワイシさんが河原さんと交代しての2戦目は、序盤はファラオで、後半はバランスの良いプレイで客商売さんの勝利でした。客商売さんもagatamoさんもあまり「ラー」を遊んだことがないということですが、もったいない! 複雑なゲームばかりになってしまった今こそ、こうした90年代後半のゲームが見直されるべきだと思います。

結果
1戦目:自分 53、agatamo 45、客商売 36、イワイシ 29
2戦目:客商売 42、agatamo 34、河原 33、自分 22



シャンツェン Schanzen (アラーライ シュピーラライ Allerley Spielerey より)
(プレイ時間 40分)
Schanzen20140406.JPGボードはアンモナイトのような渦巻き状の80のマス目だけです。それにプレイヤーのコマとダイス8個を使います。目的は早くこの80マスを進むことです。

手番には8個のダイスを振り、出た目から任意の数字をひとつ選んでその数字のダイスを好きなだけ残します。そして止めるか続けるかを選びます。続ける場合は残りのダイスから同様に繰り返しますが、同じ数字は残せません。既に残してある数字しか振らなかったらバーストとして手番終了です(写真は既に5と6を2つずつ残しているのに振ったらすべて5か6なのでバースト)。止めたときに数字の合計値から20を引いた分だけが得点となり、その数だけコマを進めます。ただし他のプレイヤーと同じマスは共有できず、その手前の空いているマスまでしか進めません。

ヘックメックの原型となったゲームで「ダイスゲーム大全集 Dice Games Properly Explained」のオクト Octo にも似ています。ヘックメックとの違いは残す数字のダイスをすべて残す必要はないことです。あとはタイルを取る代わりにボードのマス目を進むというだけでそれほどの違いはありません。

全部で80点取れば良いのですが、少々冗長です。4人だと半分の40点くらいで良いと思います。また相手と同じマスだったら、その先に進むとした方が、先手有利が軽減されてよいと思います。

なお「シャンツェン」とは中世の言葉で「ダイスを振る」という意味だそうです(英訳ルールより)。

結果:agatamo 80、客商売 63、自分 60、河原 50



カテナ Catena
(プレイ時間 25分)
Catena20140406.JPG同じくプロリグノから出版された「カテナ」です。比べてみると「アラーライシュピーラライ」のシリーズとボードサイズは同じですが、こちらの方が枠があってしっかりしています。

ゲームはブラインドビッドのマジョリティ争いに幾つか要素を加えたシンプルなもので、キレのある良いゲームだと思います。前回遊んだときよりも好評でした。今回は色々と読み違いなどもあり、なんと0点と惨敗でした。

結果:agatamo 6、客商売 6、河原 4、自分 0



ポイズン Poison (G3版 Trucizna)
(プレイ時間 50分)
Trucizna20140406.JPGポーランドのG3社から出版されている「ポイズン」で、タイトルの Trucizna(トゥルチズナ)はポーランド語で毒という意味です。2ディール目にポイズンが全く手札になくてつらかったのを乗り切って、勝ちきりました。右隣りのHTPさんが自分が取ろうと思っているスートを取ってしまい、何度も方針を変更しました。写真は最終ディールの手札。横で見ていたイワイシさんに「ずるいな、この手札」と言われたくらい逃げやすい手札でした。

結果:自分 4、客商売 12、agatamo 26、HTP 47



ベロ Bello
(プレイ時間 各10−15分)
Bello20140406.JPGリアルタイムで犬のカードを探すゲームです。デッキから犬のカードをめくって並べていきます。同じ犬のカードの2枚目がめくられたら「ベロ!」と言ってその2枚のカードを獲得します。もし2人が同時に言ったなら1枚ずつ、3人以上が同時だったら無効となりその2枚はデッキの中に混ぜます。

面白いのはそれぞれの犬には本来の名前があり、得点を得るたびに犬の名前のカードを1枚受け取るのです。それ以降はそのプレイヤーだけは正しい名前を言わなければなりません。よって得点すればするほど難しくなるというわけです。

スピード系ですが、カードを叩いたりしないのでコンポーネントには優しいゲームと言えます。得意不得意がはっきり分かれるタイプで、イワイシさんは犬に見放されていました。人数を増やして2戦目を行いました。

結果
1戦目:はいばら 12、自分 10、河原 6、たけ 5、イワイシ 0
2戦目:自分 12、メンマ 11、はいばら 7、たけ 3、河原 2、イワイシ 2、たもたもり 0



ミックスマッチ Mix Match
(プレイ時間 15分)
MixMatch20140406.JPG続けて別のリアルタイムのスピード系ということで、最近よく遊ぶ「ミックスマッチ」です。上級用の黒いダイスを使い、さらに使わなかったカードは流さずに場に5枚になるまで補充するということにしました。「ベロ」とはうってかわってイワイシさんが恐ろしいほどの暗算力を発揮してダントツでトップでした。いやいや、ひとには向き不向きがありますね。

結果:イワイシ 21、自分 9、河原 8、道化師 5、はいばら 5、メンマ 4、たけ 0
(道化師さんは途中参加)



ミッドナイトパーティー Mitternachtsparty
(プレイ時間 20分)
Mitternachtsparty20140406.JPG最後は「ミッドナイトパーティー」の8人プレイです。単純ながらもようやくその戦略が少し分かってきました。序盤でプラス点だったはいばらさんはラウンドを重ねるごとに脱落し、その代わりに河原さんが手堅くマイナスを最小にして勝利しました。写真のように一度に5人もお化けに食べられてしまうこともあり、盛り上がりました。

結果:河原 −6、自分 −12、イワイシ −22、はいばら −23、にゃかの −27、たけ −29、ミキ −30、メンマ −43

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