2人ゲーム会 2014.03.13

嵐のような天気のなか、少しだけアブストラクトを遊びました。



ラー Ra
(説明 10分 プレイ時間 各25-30分)
Ra20140313.JPG最近のアブストラクト熱の影響で、昔遊んだアブストラクトを出してきました。遊ぶのは実に10年振りとなる「ラー」です。ルールはすっかり忘れていましたが、鋭いゲームであっと言う間に決着がつくだったということは覚えていました。なので6点以上先取(最低2点差が必要)という形式なわけです。

各プレイヤーは9個のコマを持ち、それを3段に重ねたスタックを3つ置いた状態から始めます。スタックは最大3段ですが、移動力は大きく重なっているほど鈍くなります。つまり1、2、3段での移動力は3、2、1と段数の逆になるのです。スタックは部分だけ動かしてもよく、再結合もできます。移動した先の相手のスタックが自分のスタックの段数以下だったら取ることができます。移動はちょうどでなければなりませんが、ボードの辺に当たったとき、自分のスタックに重ねるとき、相手のスタックを取るとき、相手のラーヘックスに入るときはその限りではありません。なお、自分のラーヘックスは進入禁止です。

目的は相手のラーヘックスに入ることで、どちらかのプレイヤーが達成すると、点数を得てからまた初期配置に戻して仕切り直しです。ラーヘックスに入ったコマが1段、2段、3段のときに、それぞれ1点、3点、6点となるので、5対0でも逆転のチャンスはあるのです。1戦目はストレート負けでしたが、2戦目は0対4から、3段のスタックをゴールさせて逆転勝ちとなりました。

結果
1戦目:キノ* 6、自分 0
2戦目:自分* 6、キノ 4



カバレ Cabale
(説明 10分 プレイ時間 20分)
Cabale20140313.JPGゴルトジーバーの木製のアブストラクトのひとつです。ボードのヘックスには自分のブロックが置かれたときの得点を表す数字が書かれており、周辺が1点、そこから内側に向かって同心円状に3、6、10、15点と三角数になっています。手番には自分のコマを動かして、得点となるブロックを置くのですが、その方法が変わっています。自分のコマは必ずちょうど1回だけどこかのヘックスで曲がるようにV字形に動かなければならず、曲がったヘックスに自分のブロックを置きます。そのとき、置いた自分のブロックは、チェッカーのように相手のコマをいくつでもジャンプしてそれらを取り除けるのです(任意なのでやらなくても良い)。なんとも奇怪な移動と配置のルールです。また手番終了時にはオプションでヘックスとヘックスの間にブロケードを置くことができます。これは障害物で、コマの動きやジャンプを防ぎます。

中央の15点のマスを目指したのですが、なかなかブロケードにやられてうまくいきませんでした。ゲーム中に6回だけ2段重ねのブロックを作ることができます。これらは点数が2倍になるので、必然的にボードの中央に配置することになります。ルールで聞いて予想していたほど変わったプレイ感覚ではなく、中盤以降の手が狭いこともあって、ちょっと調子抜けです。キノさんが言うには3人以上の方がジャンプがより起こるので良い、ということなので今度は3人以上で試してみたいです。

結果:キノ* 127、自分 96



フィボナッチ Fibonacci
(説明 15分 プレイ時間 10分)
Fibonacci20140313.JPG1990年製のイギリスのアブストラクトゲームです。各プレイヤーはセンターピース(1)、ストライク(6)、サポート(6)という3種類のコマをそれぞれ括弧の中の数だけ持ちます。目的は相手のセンターピースを自分のストライクで完全に取り囲むことです。面白いのは各プレイヤーなんと6回ずつ動けることで、非常にスピーディーなゲーム展開になっています。ただし自分のセンターピースの周りにあいてのストライクがいるとその数だけ動ける回数が減っていきます。

動くときは隣接するマス、または同種のコマから成るグループの周辺に移動できますが、そこに別のコマがいるとそのコマと位置を交換します。そして動けるのはストライクとサポートだけなのです。よってこの交換ルールをうまく使って相手のセンターピースを引きずり出すというのが基本になると思います。

まだ1度だけなので何とも言えませんが、なかなか独創的なゲームだと思います。ただフィボナッチ数は関係がないのでタイトルがどういう由来でついたのか知りたいところです。

結果:自分* 勝利

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