Abstract Strategy Game Society 2014.02.15

3ヶ月振りにAbstract Strategy Game Societyに参加しました。今回で20回目です。第1部のAbstract Strategy Game Societyでは「クラシコ」「ピンリバーシ」「波動リバーシ」「ストリーム」「スリザー」「◯◯◯の◯」の6種類のゲームが発表、紹介されました。「クラシコ」はサッカーゲーム、「ピンリバーシ」「波動リバーシ」はリバーシの変形です。「ストリーム」はボードの空白を運河に見立てたゲームです。「スリザー」は連結系ゲーム、「◯◯◯の◯」はバランス系のゲームですが、ボールを落とすのと、棒を引き抜くのとの2ステージで遊ぶというのが変わっています。

Pin-reveri20140215.JPGこのうち「ピンリバーシ」と「ストリーム」を遊ばせて頂きました。「ピンリバーシ」(写真)はコマをすべておいた状態から始め、コマを置く代わりに相手のコマを裏返すリバーシです。裏返したコマにはピンを立て、そのコマはもう動けません。なのでどんどんと相手を裏返していくのが良いように思えますがどうなのでしょうか。「ストリーム」は水源から自分の2つのコマまでを空白マスで結ぶというゲームです。これはまだ試作品ということでこれからの発展が期待されます。

第2部の Game Party では館長の中島さんと「光と影」「スリザー」を、そして所さんと「グレイシャー」を遊びました。



光と影 La Lumière et l'hombre
(プレイ時間 35分)
写真を撮るのを忘れてしまいました。タイトルはフランス語ですが、光と影という意味だとのことなので邦題は「光と影」としておきます。8x8の白黒のチェッカーボードと両面が白黒のコマ、それに透明のコマを使います。白、黒、透明のコマを置いて得点を加算していく方式のゲームで、L字型をつくると1点、そして同色の正方形をつくると3点です。L字型は色は問いませんが、正方形になっているものは数えません(つまりLの右上にコマがあってはならない)。また正方形は完成すると自分のマーカーを置いてこの4つのコマはもうゲームに関与しなくなります。

黒と白のコマは置いたあとに縦横のコマがすべて裏返ります。透明のコマは置いたあとに斜めのコマがすべて裏返ります。透明なコマは、そのコマの置かれたボードの色(白か黒)として扱われます。

L字は非常にできやすいので、どうしても見落としができてしまい勝ちです。またインパーシャルゲームということでコマの区別がないので、どちらにとっても最善手が同じというのが自分にとっては今ひとつかなあと思います。獲得した得点を除いてはボード上での形勢がないのです。

結果:自分 勝利、中島 敗北



スリザー Slither
(プレイ時間 各15分)
Slither20140215.JPGスリザーはスクエアグリッドでの連結ゲームのひとつで、かなりの傑作だと思います。中島さんが気に入ってくれて2回2人で遊びました。以前は置いたあとだと思っていましたが、今回改めてルールを読むと動かすのは置く前のようです。プレイとしては変わりませんが、置いたら次のプレイヤーの手番だとすぐにわかるのでこの方が良いですね。写真は黒が勝利を決めたところ。どうやっても白は止められません。

結果
1戦目:中島 勝利、自分 敗北
2戦目:自分 勝利、中島 敗北



終了後に夕食を食べながら持参した「カイロコリドー」「ヴォロー」「オナガー」を紹介しました。組み合わせを変えて対戦し、自分は「ヴォロー」を1回と「オナガー」を2回遊びました。この2つはいずれ会でも紹介したいゲームです。

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