今年の7月から始まった「大田非電脳系ゲーム倶楽部」に初めて参加しました。今回で第4回目のようです。場所は東京大田区の蒲田です。
DTC DTC
(プレイ時間 20分)
まずは時間調整も兼ねて、最近よく遊ぶクニツィアの「DTC」です。手札があるファブフィブというような感じのゲームで、ファブフィブよりもゲーム性があり、こちらの方が自分は好みかもしれません。今回はあまり高いビッドが出る前にダウトがかけられる展開でした。ジョーカーが12枚と多く、結構高い数値が成り立つのがこのゲームの面白さだと思います。
結果:自分 15、リッパー 24、こじこじ 27
エルファーラウス ボードゲーム Elfer raus!: Das Brettspiel
(プレイ時間 60分)
今回唯一持参した大きめのボードゲームが「エルファーラウス」です。ちょっと久し振りに遊びます。このゲームは日本人には馴染み深い7並べをもとにしているので、ルールが分かりやすいのが長所です。もちろん、7並べとは異なったジレンマがあり、それは自分のタイルを出していくスピード調整の部分です。同じゴーアウト系ということもあり「ラミィキューブにプレイ感覚が似ている」という意見があり、なるほどと思いました。4人で4ラウンド勝負としました。1、2ラウンドで90点の失点をしてしまいましたが、3、4ラウンドと2回上がっての逆転勝利です。
思ったより知られていないゲームだったらしく、遊んでいる間にギャラリーがどんどん増えて、終わったあとに別のグループでもう一回遊ばれていました。
結果:自分 90、リッパー 97、こじこじ 180、すりーく 290
ラミィキューブ Rummikub
(説明 5分 プレイ時間 60分)
続けて「エウファーラウスボードゲーム」とプレイ感覚が似ていると指摘された「ラミィキューブ」です。すりーくさん持ち込みのミニ版で、これでも十分に遊べますね。前回のように、タイマーを使って遊びました。4人で4ラウンド勝負とし、すりーくさんは2回、こじこじさんと不可思議さんは1回ずつあがっていたのですが、1度もあがれなかった自分が失点を抑えての勝利でした。いやー、面白い。
結果:自分 29、不可思議 34、こじこじ 138、すりーく 189
アップ ダウン Auf & Ab
(プレイ時間 45分)
自分の持ち込みの大富豪系カードゲームです。数字が2つあり、それぞれがピラミッド状の数字配分になっており、かなり戦略的になっています。これも4人で4ディール勝負です。2回あがったがとぅさんがトップでした。自分はまた1度も上がれずに3位でした。
結果:がとぅ 3、さき 6、自分 13、こじこじ 15
髑髏と薔薇 赤箱 Skull & Roses: Red
(プレイ時間 40分)
久し振りの髑髏と薔薇です。さきさん、こじこじさん、シンザイさん、がとぅさん、自分、そして所有者の河原さんの6人プレイで、ベテランの河原さんは後半まで動きませんでした。やはり待つのが有効な手なのかも知れませんね。最後はさきさんと河原さんの一騎打ちでさきさんの勝利。
結果:さき 勝利
指輪物語 二つの塔 カードゲーム Der Herr der Ringe: Die Zwei Türme das Kartenspiel
(プレイ時間 60分)
この日3つ目となるクニツィアのゲームは「二つの塔」です。カードドラフトのゲームですが、よくある場のカードが自動的に補充されるというのではなく、プレイヤーが捨てて場のカードになるという流れが面白いです。新たなカードはデッキから直接プレイヤーの手に渡り、それが場に捨てられて、再びプレイヤーの手に、ということなのですね。このシステムはもっと使われても良い気がします。
今回は、肝心なところでリングのタイブレークで負けたりと、どうも流れが悪かったです。廣野さんとがとぅさんが19点で同点でしたが、リング保有というタイブレークで廣野さんの勝利です。
結果:廣野 19、がとぅ 19、自分 16、こじこじ 15、ゴン太 15
海賊ブラック Der Schwarze Pirat
(プレイ時間 30分)
河原さん持ち込みの「海賊ブラック」というゲームを借りてみんなで遊びました。ハバの子供用ゲームで、ふいごをつかって自分の船を動かします。風力で動くというわけです。自分の船が宝の島に着けば、そこにある宝がもらえます。動かす前にダイスを振って何回ふいごが使えるかが決まるのですが、6面中2面は海賊ブラックの目です。これを出すと自分の船でなく、海賊船をふいごで動かして、他の船を襲撃できるのです。
ふいごで船を操るのが非常に難しく、船の帆の色々なところに風を当ててみるのですが、まったく進まなかったり、転覆してしまったりを繰り返します。河原さんにアドバイスを求めると「ああ、帆じゃないです。船の船尾にあてるんです」とのこと。なるほど。すっかり見た目で帆にだまされていましたが、船の船体に直接空気を当てると結構遠くまで進みますね。進みすぎてコントロールが利かないことも多く、まだまだ練習が必要かと思われます。
自分は宝は1度しか取れず、さらに他のプレイヤーに襲撃されて最下位でした。大量の宝を着実に獲得したこじこじさんの勝利。
結果:こじこじ 16、がとぅ 14、ごん太 4、自分 2
ビッグチーズ The Big Cheese (ニューゲームズオーダー版)
(説明 5分 プレイ時間 40分)
最後は「ビッグチーズ」のニューゲームズオーダー版です。昔のチーパスゲームのリメイクで、缶の中にはねずみコマや様々な変形ダイスがビッチリ詰まっています。非常に荒削りなメカニクスですが、ビッドの独特な面白さがあり、チーパスの中では一番好きなゲームです。チーパス版は新しいニューゲームズオーダー版と同じグラフィックで、カードに色鉛筆で色を塗ったのを思い出します。
各自10匹のねずみコマを持っており、これを使って毎ラウンド山札からめくられたカード1枚をビッドします。競りは手番順で何巡でもします。競り落とすと競りに使ったねずみコマをそのカードに乗せます。そしてラウンドごとに、カードに乗せたねずみは1匹ずつ手元に戻ってまた競りに使えるようになるのです。さらにカードがその効果を発動するのはすべてのねずみがカード上から無くなった時です。つまりビッド値と同じラウンド数待たなければならないのです。このタイミングを遅らせる Delay のシステムは沢田さんのゲームに通じるものがあると思います。
カードには2、4、6、8、10、12、20という数字が書かれており、それぞれその数値に対応したダイスを振り、出た目が得点になります(12なら12面ダイスを振る)。他に特殊カードとして、振り直しができるビッグチーズカード、競りを中断してカードを破棄できる Vito カードがあります。
カードを幾つも競り落とせばチップの戻りも早くて効率的ですが、やはり12や20などの大きい数値のカードを取りたくなります。自分はビッグチーズを2枚獲得したあと20を獲得し、振ってみると7。少し考えてから1枚目のビッグチーズカードを使ってもう一度振ると出た目は1。仕方なく最後のビッグチーズカードです。せめて期待値の10くらいは出てくれと思い振るとなんと2でした。3枚つかってたったの2点とは! もうがっかりですが、これがビッグチーズの恐ろしい世界なのです。そんなわけで序盤に20のカードで見事20を獲得したがとぅさんの勝利!
結果:がとぅ 40、ごん太 35、こじこじ 23、廣野 21、自分 14
終了後はたこ焼き屋が経営するという飲み屋にみんなで行きました。どうもありがとうございました。
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