ギシンアンキノトウ Towers of Conspiracy (コンパクト版)
(説明 5分 プレイ時間 15分)
まずは「ギシンアンキノトウ」です。今回は写真のように、初めて4手番でラウンドが終わる(つまりどちらも2段目に載せない)ということが起こりました。中盤に逆転されましたが、最後に再逆転での勝利です。推理と少しの駆け引きが良い感じで、暫く続けて遊ぶことになりそうです。
結果:自分 3、キノ 2
ペリカンベイ Pelican Bay
(説明 10分 プレイ時間 各35-45分)
六角形のタイルには最大3種類の地形(森、水域、砂浜)が描かれています。プレイヤーは2枚の手札タイルのどちらか、または両方を使ってある地形を拡大し、その地形のタイル数だけ得点を獲得します。このとき、どのタイルも二辺以上は他のタイルと接していなければなりません。ある地形が完成するとその地形にペリカンコマを置き、タイルを補充してもう一度手番ができます。これを繰り返し、高得点を目指すのです。ペリカンコマは、中立のもの、相手のもの、そして自分のものという優先順位で使い、終わったあとは自分のものになります。持っていたペリカンコマはゲーム終了時に1つ3点のボーナスになるので、ゲームを通してペリカンコマの奪い合いになるのです。
気になっていたタイル置きのゲームで、漸く遊ぶことができました。4人まで遊ぶことができるようですが、今回は2人プレイです。パズルっぽさもありますが、相手のペリカンを奪ったり地形を閉じるタイミングが面白いです。1戦目では終始キノさんにペリカンを取られて負けてしまいました。2戦目は地形を連続して4回も閉じて(写真)ペリカンを一気に4つ奪うことができたこともあり、勝利です。なかなか面白く、気に入りました。
結果
1戦目:キノ 232、自分 205
2戦目:自分 240、キノ 218
ツァール Tzaar
(説明 15分 プレイ時間 各5-25分)
ギプフシリーズの最新作です。ギプフシリーズは「ツァール」が出版される前に既に6作がありましたが、時間の概念を砂時計で表す「タムスク」がシリーズから外されて代わりに「ツァール」が加わるということになりました。両方とも頭文字たTなのが置き換えを印象づけています。ツァール以前の最新作の「ピュンクト」は5作目ということになり「インシュ」が最後を飾る6作目という位置づけでしたが、「ツァール」登場後はどういう順番なのかは不明です。おそらく「タムスク」の代わりということで2番目ということなのでしょう。なんともややこしいですが、シリーズを順に書くと以下のようになります。1:ギプフ(1997)、2:ツァール(2007)、3:ゼヘツ(2000)、4:デュボン(2001)、5:ピュンクト(2005)、6:インシュ(2003)、旧2:タムスク(1999)。個人的に好きなタムスクがシリーズから外されたのは少し残念です。
「ツァール」のボードは三角グリッドで、交点にコマが置かれます。本質的には一辺が5のヘックスヘックスボードから中央を除いた60マスです。各自3種類のコマを計30個持ちますが、数が違うだけ(6、9、15個)でコマそのものの優劣はありません。ボードをランダムにすべて埋めた状態からスタートです。
目的は相手のコマ1種類をボード上から見えなくすること、または相手を手詰まりにすることです。ゲームを通してコマを重ねたスタックが作り上げられます。なおコマそのものも1段のスタックとして数えます。手番は2アクションから成っており、1アクション目は必ず相手のスタックを取らなければなりません。これができないと手詰まりで敗北というわけです。自分のスタックをチェスのクイーン(六方クイーンですが)のように動かして相手のスタックがあるマスに移動し、そのスタックを取り除きます。このとき、相手のスタックのコマ数は自分のスタックのコマ数以下でなければなりません。2アクション目は、相手のスタック取るか、自分のスタックを高くするか、パスするかの3択です。相手のスタックを取る場合は1アクション目と同じです。自分のスタックを高くする場合は、自分のスタック1つをチェスのクイーンのように動かして別の自分のスタックの上に重ねてせるだけです。なお先手の初手番だけは2アクション目はパスしなければなりません。
ギプフシリーズで唯一未プレイだったのがこのゲームです。評判も非常に良く、ギークなどではアブストラクトゲームでもトップに食い込んでいます。これで大丈夫なのかと思うほどシンプルなゲームですが、完成度は高いと思います。ランダム配置も何だかなあと思い、1戦目は説明書にあった固定配置でやってみました。しかしゲーム性からしてランダムでも問題が無いということになり、2戦目以降はランダム配置としました。慣れてきたら「デュボン」のように配置フェイズから始めるのも面白そうです。何度か遊んで、また詳しい感想など書きたいと思います。
結果
1戦目:キノ
2戦目:自分
3戦目:自分
アヒルの餌 Feed the Ducks
(プレイ時間 10分)
前回遊んだときは終わらないんじゃないかということになり、途中で頓挫したので、今回は再チャレンジということになります。お互いにスライドの動きになれてきたこともあってか、10分であっさりと勝負がついてしまいました。戦略があるようでないような、ふわふわした感じです。もう少し慣れてくれば面白いのかもしれません。
結果:キノ
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