東京ボードゲームフリーマーケットは今回が第1回目です。中古ボードゲームと同人ゲームの販売を主としたイベントでゲームマーケットのミニ版といった雰囲気です。名前は東京でも場所は神奈川県の川崎の川崎駅西口にある産業振興センターで、自分が到着したのは開始から30分後くらい。あまり買う予定はなかったものの、祭りのような流れもあって、思いのほか色々と買ってしまいました。
購入したうち、中古ゲームは「賭博英雄伝セブン」「原始の生活」「エドカ」です。これらはどれも好きなゲームで、そのうち遊ぶ予定です。同人ゲームは「ギシンアンキノトウ(コンパクト版)」「ロボトリノ」「ウェルカム」を手に入れて、そのなかで「ウェルカム」をさっそく会場で遊びました。
ウェルカム! Welcome!
(説明 5分 プレイ時間 15分)
ちょっと不思議な感じの株ゲームです。場札と同じ場合カードを自分の前にさらしていると得点になりますが、場札をさらされているカード枚数で均等に分けるのが味噌です。場には1巡ごとに3枚が山札からめくられて足されるのですが、その山札はラウンド開始時に手札からみんなが選んだカードというのが凝っています。最初に同時に2枚をさらし、そのあとの手番では、1枚さらすカードを追加するか、1枚入れ替えるか(それまでのカードは場札になる)、チャレンジと言って、今回場に足されると思われる3枚を予想してカードを出すか(これは当たれば1点)、と色々な選択肢があります。ただし、各自晒せるカードは3枚までなので、追加は1度しかできません。
一度やっただけではつかみずらいのですが、そこがまた魅力です。何度か遊んでみたいゲームです。
結果:ねんそ 16、自分 14、一味 12
2時には会場をあとにし、ボードゲームリサイクルCUBEの方々と食事を楽しんでから、一味さんを誘って一緒に横浜ボードゲーム会(はまげー)に参加してきました。ここでも購入したゲームを2つ遊びました。
ウィット アンド ウェイジャー Wits & Wagers
(プレイ時間 35分)
数字が答えになっているトリビアゲームで、全員で正解を書いて同時に出したのち、大きい順に並べて、どの答えが正解未満の数値で一番近いかに掛けるという2段階方式になっています。倍率は両端に行くほど高くなっており、誰の書いた正解よりも小さい場合は最大の6倍となります。掛けられる場所は2カ所で、勝つと倍率に対応したチップがもらえます。面白いのはこれらのチップを以後の掛けに使えることです。間違うとチップは没収されます。また正解に一番近い答えを書いたプレイヤーにもチップが手に入ります。
アメリカのゲームなので文化依存度が高いのですが、それでも「グリーンランドのうち何パーセントが氷で覆われていないか(写真)」とか「ピサの斜塔は何階建てか」などなかなか楽しい問題を見つけました。江澤さんがダントツトップで2位の河原さんの倍以上のチップを獲得しての勝利です。
結果:江澤 129、河原 61、ナカタ 59、自分 17、フローラ 4、ハタ 0、一味 0
ロボトリノ Robotrino
(説明 10分 プレイ時間 5分)
トリックテイクの勝利判定をりようしたプロット式ゲームです。各ディールは4トリックしかないのですが、それら4枚を好きな順にプロットし、さらに各自同じ構成で持っている特殊カードを重ねてプロットします。このとき、第1トリックのリードカードだけは見えています。リードカードのスートが切り札となります。
プロットが終了したら、第1トリックから全員カードを公開し、トリックの勝者は1点をもらえます。特殊効果には一緒に出したカードのスートを以降の切り札とするもの、数値の大小の強弱を逆転させるものの2枚があり、残りの2枚はダミーで効果はありません。なお2人以上が同じ特殊カードをプレイすると効果はなくなります。
前回のゲームマーケットで販売されたものの再販で、評判も良いので買って遊んでみることにしました。人数が少ない方が良い、できれば3人、というアドバイスを既にあそんんだことがある方から頂いたので3人です。各自に配られる手札は公開なので、そこでいろいろと考えるのだと思いますが、なにぶんバッティングの要素など不確定要素が多く、つかみどころのないゲームです。思うに、どのトリックにどのカードを仕込むかのとっかかりが薄いのだと思います。状況で異なるのは、切り札がどのスートになっているかと、自分が直前のトリックを取ってリード権を得ているかなのですが、これだけ短いゲームなので切り札はなくても良かったのではと思いました。
結果:自分 6、起き上がり法師 5、一味 1
ギシンアンキノトウ Towers of Conspiracy (コンパクト版)
(プレイ時間 10分)
「ギシンアンキノトウ」のコンパクト版が出ました。ゲーム内容は「ギシンアンキノトウ」と同じですが、箱のふたを裏返すとそのままボードになっているのが素晴らしいです。なお作者によれば愛称は「コシアン」だそうです。
一味さんが未プレイだというので誘ってみました。自分はできれば4ー2か2ー2を得るというのを目標に、塔の正体を探ります。最後には2対2からなんとか勝ち切っての勝利でした。
結果:自分 3、一味 2
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