ミスボド 2013.07.27

今回で16回目となるミスボドに参加しました。最初から最後まで参加したのは久し振りになります。会場は自分には初めての場所で、蒲田駅に近くて便利でした。今回も100人をゆうに超える参加人数でミスボドパワーには恐れ入ります。




サイドワインダー Sidewinder
(説明 5分 プレイ時間 各5分)
Sidewinder20130727.JPG手元のダイアル2つを使って自分の蛇を操ります。蛇の先には磁石が付いており、これで鉄球を手繰り寄せて自分の陣地に集めるのです。リアルタイムのギミックが楽しいゲームで、蛇を操るのは少しだけ慣れが必要ですが、慣れればかなり自在に操れるようになります。先に鉄球を8つ集めた方の勝ちです。

クロマさんが持ち込んだものを遊ばせてもらいました。今回で遊ぶのは2回目ですが、やはり面白いですね。唯一の不満点は最初のセットアップが面倒なところです。蓋が外せるような構造にするか、簡単に初期配置ができるようになっていればと思います。

結果
1戦目:自分 勝利、ダイビキダ 敗北
2戦目:自分 勝利、ダイビキダ 敗北
3戦目:自分 勝利、秋山 敗北
4戦目:自分 勝利、ナカタ 敗北



一発逆転タンク戦 Ippatsu Gyakuten Tankusen
(プレイ時間 各5-10分)
Tanksen20130727.JPGなだらかな丘の真ん中にいる戦車。これにむかって鉄球を弾きます。戦車はモーターで、底面のスイッチに当たると相手の方に向かって動き出します。動いている最中に反対側から当たると止まったり向きを変えて進んだりするのです。こうして戦車が自分の陣地まで来てしまうと城が陥落して負けとなります。

ギミックが非常に良くできていて、まず戦車の底面のスイッチが上下に動くことです。これは戦車の上部と連動しています。次に、鉄球は各自5つしかなく、外れると相手の側に行ってしまうことです。当たるとその傾斜によって自分の側に戻ったり、相手の側に行ったりします。つまり自分が追い詰められているときほど、鉄球は集まりやすいのです。ただ鉄球が転がり戻ってくる時には道をふさぐので、アクションゲームらしい混乱が起こります。

Tanksen-Tank.JPGクロマさんの持ち込みで、この貴重なゲームを遊ばせていただきました。5点勝負、や3点勝負を何度か遊び、最後に一番うまいダイビキダさんとの一騎打ちです。じりじりとなんども鉄球が往復し、息が詰まる戦いでした。二人とも力尽きて4対1で終了としました。

このゲームはギークには登録されていないようです。もし英語のタイトルを知っている方がいたら教えてください。

結果
1戦目:自分 5、秋山 1
2戦目:ダイビキダ 5、自分 3
3戦目:自分 3、ナカタ 1
4戦目:ナルオ 3、自分 1
5戦目:自分 3、双六小僧 0
6戦目:自分 3、タナカ 0
7戦目:ダイビキダ 4、自分 1



アンギャルド En Garde (古代ローマの新しいゲーム使用)
(説明 5分 プレイ時間 15分)
EnGarde20130727.JPG最近、再び良いなあと思う「アンギャルド」をダイビキダさんに紹介がてら遊びました。現物がないので、前回同様に「古代ローマの新しいゲーム」を代用です。初めからやはり上級ルールの前進攻撃、複数枚攻撃のルールでしたが、初めの時は初級ルールの方が良いのかもしれません。ゲームとしては上級ルールでなければあまり面白みが無いと思いますが。

結果:自分 5、ダイビキダ 0



ベニス コネクション Venice Connection
(説明 10分 プレイ時間 5分)
VeniceConnection20130727.JPGランドルフのシンプルな2人用タイル配置ゲームです。タイルは16枚あり、絵柄は異なるもののゲームとしてはすべて同一の両面タイルで、片面では直線に、もう片面ではL字に運河が描かれています。タイルは適当に積んでおきます。

手番にはタイルを1ー3枚、好きな面を使って隣接する直線状に配置できます。配置は運河の辺同士、運河でない辺同士が隣り合わせにならなければならず、運河と運河でない辺を隣接させることはできません(2枚以上を隣接する直線状に配置する時には、運河でない辺同士でも良いわけです)。目的はすべてのタイルで一周する運河を自分の手番で完成させることです。ただし、もう残りのタイルをどう置いても完成しないと思ったら、タイルを配置する代わりに、不可能を宣言します。その場合はそこでゲーム終了で、相手は残りのタイルで完成できなければ勝利、できれば敗北となるのです。

ちょっと同作者のゼクエオに似ていますが、自分はこちらのほうが好みです。

結果:ナカタ 勝利、自分 敗北



ジャンボ グランプリ Jumbo Grand Prix
(説明 5分 プレイ時間 20分)
JumboGrandPrix-box.JPG「ジャンボ グランプリ」は1998年にジャンボから出版されたクニツィアのカードゲームです。ジャンボからは同年に「オハイオ」というカードゲームが出ており、こちらは「古代ローマの新しいゲーム」の「スパルタクス」のリメイクですが「ジャンボグランプリ」は、むしろのちの名作の元になったメカニクスが使われている興味深いゲームです。

ゲームの目的は、より性能の高いレーシングカーで高得点のスコアカードを得ることです。スコアカードは1-20までの20枚あり、ラウンドの最初に人数分だけスコアカードを公開します。2人の場合は偶数のスコアカードのみを使い、3人では最後の2枚は使いません。よってラウンド数は2、3、4、5人でそれぞれ5、6、5、4ラウンドとなります。

JumboGrandPrix-cards.JPGレーシングカーはカードで表されています。カードは4スートで、青、赤、黄、緑がドライバー、ボディー、タイヤ、エンジン
に対応しており、それぞれ1-7の数値が2枚ずつあります。なおドライバー(青)のスートは同数値2枚のうち1枚にリースが描かれており、これは同性能の車のタイブレークに使われます。各スート1枚ずつの4枚が揃うとレーシングカーとして認められます。そのときの価値は4枚の数値合計ですが、ドライバー以外の3スートが同数値だとその3枚は21として、さらにドライバーも含めた4スートが同数値だとそれら4枚で28として扱います。数値合計が同じ場合はドライバーの数値がより高いほうが、それも同じ場合はリースが描かれている方が価値が高いのです。

中心となるメカニクスはカードドラフト(公開されたカードからの獲得)です。手番には1枚捨てて2枚補充か、単に1枚補充かのどちらかを行います。捨て札は表向きにスート別にし、それぞれ4つの山の一番上のカードだけが見えるようにします。補充は山札からでも捨札の一番上のカードでもかまいませんが、今捨てたカードを補充したり、同じスートから2枚補充してはいけません。また2枚補充では1枚目を山札から補充してから2枚目を捨て札からの補充するということはできません。

最初4枚だった手札は4巡後には8枚になります。ここで全員手札から4枚を同時に出して、レーシングカーの性能を比べます。最も高性能のレーシングカーを出したプレイヤーから高数値のスコアカードを獲得します。レーシングカーを出せなかったとき、つまり各スート1枚ずつを出せなかったときはスコアカードは得られません。なお獲得したスコアカードは裏向きに伏せて自分の前に置いておきます。

JumboGrandPrix-scorecards.JPG面白いことに、手札に残った4枚は次のラウンドに持ち越し、ここからまた4巡するのです。捨て札は山札と合わせてリシャッフルして新たに山札とし、スコアカードを新たに人数分公開して、前ラウンドの勝者から次のラウンドを始めます。こうしてスコアカードが無くなるまで(または3人の時は足りなくなるまで)ラウンドを繰り返し、獲得したスコアカードの数値合計が最も高いプレイヤーの勝利となります。

4枚の手札から4巡して8枚にし、4枚消費して、というのを繰り返すというのはなんとも痺れるカードの使い方です。スート別のディスカードパイルは「ロストシティ」に、カードの補充方法は「指輪物語二つの塔カードゲーム」に引き継がれているシステムで、それらのゲームの原点はここにあったのだと思うと感慨深いものがあります。気をつけなければならないのは、28などの高数値ができやすいということです。なので2を4スート4枚というように揃えるよりは、2を3枚でドライバーは7とした方が高性能です。もちろんスコアカードの出方によってどのくらい力を入れるか、どのカードを次のラウンドに廻すかは考えどころです。

JumboGrandPrix20130727.JPG自分以外は全員初プレイでしたが、非常に好評でした。捨てるのも他のプレイヤーに拾われることを考えなければならず、なかなかままならないのです。4人なので5ラウンド勝負です。第1ラウンドを捨ててスコアカードを獲得しなかった河原さんは、そこでしゃがんだのが効いたのか最後には見事に優勝でした。昔購入した当時はよく遊んだものでしたが、久し振りに遊ぶと新鮮で面白かったです。手軽だし、しばらく続けて遊びたくなります。

結果:河原 64、ブルオ 58、自分 50、ナカタ 36



パイレーツ ライフ Alles Kanone!
(プレイ時間 20分)
AllesKanone20130727.JPG「カントリーライフ Alles Tomate!」「トラベルライフ Alles Tololi!」の続編で、ゲームとしては全く同じです。今回のテーマは海賊です。次々と入れ替わるカードを記憶するのは大変で、お手つきが多発します。ルールとしてはお手つきのペナルティはないのですが、それでは面白くないので1枚を返却することにしました。また分からないものの名前については、それをめくったプレイヤーが名付け親となる、ということにしました。なので、「ねぐら」や「お母さんの宝物」などなかなか面白い名前が出てくるわけです。

結果:ナカタ 8、河原 6、ナルオ 6、クロマ 6、小川 5、自分 5、イシヅカ 4、りき 2



アップダウン Auf & Ab
(プレイ時間 40分)
Auf%26Ab20130727.JPG大富豪の系統ではかなり好きなゲームの一つ、「アップダウン」を久しぶりに遊びました。スタートプレイヤーは時計回りに変えて、最初の打ち出しとアップかダウンかは自由選択とし、ひとりが上がった時点で他のプレイヤーは手持ちのカード枚数を失点としました。

最初の数ディールでは失点も2ー3点ずつと低かったのですが、最後にナルオさんが一気に上がりを決めての逆転勝利です。

結果:ナルオ 9、イシヅカ 10、自分 15、kana 17



ホビット 思いがけない冒険 カードゲーム The Hobbit - An Unexpected Journey: Das Kartenspiel
(説明 10分 プレイ時間 15分)
Hobbit20130727.JPG「指輪物語旅の仲間カードゲーム」や「サムライカードゲーム」のシステムを用いた手軽なカードゲームです。数値はほとんどが1となって簡略化されており、その辺りは「ヘックメック」から「ヘックメックジュニア」になったような感じです。上書きのルールはもとより複雑になり、とくにゴレムは最も弱く最も強いので、なかなか使い所が難しいです。イシヅカさんとナルオさんがトップタイでした。

結果:イシヅカ 12、ナルオ 12、自分 7



ナゲッツ Nuggets (パートナーシップ)
(説明 5分 プレイ時間 30分)
Nuggets20130727.JPGイシヅカさんが持参した「ナゲッツ」でペア戦を遊びました。向かい合った2人がペアを組みます。数字タイルは自分で置いたものは確認できますが、ペアのもうひとりが置いたものは確認できません。話し合いは可能ですが、他の2人に聞こえるように公に話し合わなければなりません。

序盤は結構うまくいっていたとおもったのですが、終盤ににゃかのさんがうまいこと柵を置いて、高数値のタイルが無駄になったりして終わってみれば大差で敗北でした。でもこのペア戦はなかなか面白いですね。

結果:にゃかの&ナルオ 29、イシヅカ&自分 19



エスケープ Escape: Der Fluch des Tempels
(説明 2分 プレイ時間 7分)
Escape20130727.JPG最期は時間がなかったので、必ず制限時間の10分で終わるという「エスケープ」に混ぜてもらいました。4分と7分のときにスタート地点に戻らなければならないのですが、風太郎さんのリーダーシップの元、あっという間にミッションをこなして7分の警告音の前に全員脱出することができました。素晴らしい結果です。

結果:勝利 (風太郎、タナカ、リッパー、シャロペロ王子、自分)



終了後は2次会に参加しました。2次会だけで40人以上とはすごい!

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