アマゾン探検 Amazonas
(説明 10分 プレイ時間 50分)
アマゾン川の流域にキャンプを張って、動物タイルを集めて行くゲームです。ボードにはアマゾン川の流域が描かれており、それぞれの村が陸路や水路で結ばれています。この繋がり方はかなり複雑で水路では立体交差が多くあります。ただしコストは高く(金貨2以上)、先着で2ー3人までしか建てられない上にあとからだと追加で金貨がかかります。まずキャンプを1つずつ建てたあとゲーム開始です。
18ラウンド制です。ラウンド開始時にイベントカードを公開します。その後、全員で手札から1枚収入カードを選び、公開します。得た収入の最も高いプレイヤーから順番にキャンプを建てることができるわけです。
キャンプは既にある自分のキャンプの隣りで陸路か水路で繋がっている村にしか建てられません。よって他人と競合すると早い者勝ちというわけです。村は特定の動物タイルの絵が描かれており、その村にキャンプを張ることで動物タイルが獲得できます。収入カードでこれらの動物タイルは追加収入をもたらしてくれるという、一種の拡大再生産になっています。
得点はこれら動物タイルの枚数ですが、3枚以上ない種類は無得点です。また全5種類を集めるとボーナスがあり、これも他人より早く達成するとより高いボーナス点になるので大切です。
さらにゲーム開始時にミッションカードで各プレイヤーが異なった4つの村を指定されます。これは極秘裏で、これら4つにキャンプを建てないと建てられなかった村1つにつき3点という大失点なのです。
イベントカードはラウンド数と同じ18枚あり、収入の増減や建設の制限(海路は使えないなど)、また原住民タイルの獲得などがあります。この原住民タイルは好きなタイルに割り当てられるという強いもので、収入カードでの同時ビッドで、収入の多いプレイヤーに獲得の権利があります。ただし原住民タイルを獲得する場合は、収入を諦めなくてはなりません。諦めると次に収入が多いプレイヤーに権利が移ります。つまり原住民タイルを巡る一種の競りになっているわけです。
ビッドで用いる収入カードは全員同じ構成で7枚ずつです。全部使うと始めてすべて戻ってくる(つまり8ラウンド目と15ラウンド目には7枚あることになる)という方式で、序盤中盤はどこで弱いカードを使うかという悩みが、そして終盤は、どのカードを使わないようにするかという悩みがうまれます。
始めてから、どうもゲームが簡単すぎるということになり、ルールを見直すと建設の金貨と銀貨を読み間違っていました。1金貨=3銀貨なのですが、建設はすべて単位は金貨だったのです。これを銀貨だと思っていたので、すべて3分の1の値段で建設していたことになります。通りで簡単なわけです。これではあんまり、ということで、仕切り直して正しいルールで再スタート。さすがに正式ルールはお金がカツカツで厳しく、ネットワークゲームの醍醐味が楽しめました。
最初に自分だけ他人とタイルがかぶらなかったのは幸いでしたが、建設のタイミングを間違えたり、収入カードで損をしたりということが重なって最下位でした。ウサギさんはこの手のネットワークゲームに強く、間違えた時も今回も、タイル5種類ボーナスは真っ先に達成するしと、強さを見せつけました。
結果:ウサギ 15、キノ 14、名人 8、自分 8
ビムバム! Bim Bamm!
(説明 5分 プレイ時間 5分)
キノさん持参のゲームです。独特のイラストの動物タイルは両面で、「四匹を探せ」のようにそれぞれ裏面が異なります。さらにややこしいことに、裏面にない動物もあったりします。親切にもキノさんが一覧表を作ってきてくれました。
各自1枚動物カードを持ち、その動物が5匹表になったら、「ビムバム!」と叫んでカードを公開すると1点です。複数のプレイヤーが「ビムバム」宣言をしたら、早い者勝ちですが、この判断が非常に難しいのです。ほぼ同時に「ビムバム!」を宣言することが続きました。
先に3点取れば勝利です。これもウサギさんの勝利!
結果:ウサギ 3、キノ 1、自分 1、ミズキ 0、名人 0
ニュー オーダー New Order
(説明 5分 プレイ時間 30分)
骨折ゲームズのかなり昔のゲームです。2000年の第1回ゲームマーケットで見かけましたが、その後、買わなかったことをずっと後悔していたゲームでもあります。それが13年後にこうしてプレイできるとは嬉しいことです。名人の持ち込み。
完全情報のゲームで、2つのフェーズに分かれます。場には1ー15のカードが2組並んでいます(4人なら16までを使います)。第1フェーズではそのうちの1組の方を順番にドラフトしていきます。5人プレイのときは3巡で、ひとり3枚獲得することになるわけです。
第2フェーズではもう1組の場のカードと自分の獲得したカードに4種類の人形を置いていきます。「お立ち台」と呼ばれる場所に人形(実は小さな消しゴム)が3つあり、そこから1つ選んでカードの上に置いて、お立ち台に1つ補充します。なお、どのカードにも人形は1つしか置けません。
場のカードすべてに人形が置かれた時点でゲームは終了し、場のカードを誰が獲得するかの決算を行います。小さい方から順に、カードにおかれている人形と同じ人形が置かれているプレイヤーのカードでもっとも小さいものが場のカードを獲得するのです。5人だと自分の3枚のカードで場のカードを最大3枚獲得できますが、人形の種類のバランスによっては取れないこともあるでしょう。もちろん人形が置かれていない自分のカードは無駄になります。ペアになったカードの数値だけが得点です。
面白いのは、人形を置くとき、場のカードは最大のものから、自分のカードなら最小のものからしか置けません。この縛りにより、ペアリングをするのが難しく、またプレイヤー間と場との需要と供給バランスが崩れたりして面白いのです。
非常に難しいゲームで、ペアリングのシステムが光ります。ゲームとしてはまだ原石という感じもするので、ぜひこれを元に発展させたゲームを作者には作って欲しいものですが、難しいのでしょうか?
結果:キノ 47、名人 45、ミズキ 43、自分 40、ウサギ 39
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