タージ マハル Tadsch Mahal (アレア版)
(説明 20分 プレイ時間 95分)
工藤さん持ち込みの「タージマハル」です。自分も遊ぶのは結構久しぶりで、好きなゲームのひとつです。4人だと宮殿を繋げるのも結構難しく、交易品とのバランスが丁度良いと思います。
競りの一種ですが、使ったカードは競りに勝っても負けても消費してしまうので、カードをつぎ込んだのに何も得られなかったときの敗北感がものすごく、またこの苦さがタージマハルの魅力でもあります。今回も、後半にこの敗北感をたっぷりと味わいました。珍しく最初からパスはほとんどせずに、1ラウンド目から戦って行くことにしました。各ラウンドで、宮殿と交易品のどちらかだけが欲しいのなら方針も立ちますが、両方ともと欲張るのは大変です。
序盤は黄色の特殊カードで2点ずつ稼ぎ、中盤以降は象のかーどやカラーチェンジのカードををうまく使いこなせました。最終的には八角形の交易品タイル4枚を手に入れてなんとか2点差での勝利です。それにしてもこのゲームはやはり痺れますね。傑作。
結果:自分 51、工藤 49、じゅんこ 37、木ノ子 32
ロストシティ Lost Cities (パートナーシップ)
(プレイ時間 1ディール25分)
ここで工藤さんに紹介したかった「ロストシティ」のペア戦です。お試しで1ディール、受けがよければ4ディール戦にしようかと思っていたのですが、悪くはないけれどゼロの方が良いということだったので1ディールで終了としました。
結果:工藤&木の子 60、自分&じゅんこ 30
ゼロ Zero
(プレイ時間 25分)
前日に2戦2敗した雪辱を晴らすべく、再び「ゼロ」です。今回はゼロを達成したのは自分のみでした。1ディール目から順に10点、1点、0点、8点と失点を抑えることができての勝利です。写真は2ディール目の1点のときの手です。ゼロを諦めて手堅く数字だけを集めたのが良かったようです。
結果:自分 19、じゅんこ 32、工藤 35、木ノ子 46
帝国 Imperium (古代ローマの新しいゲーム Neue Spiele im Alten Rom より)
(プレイ時間 15分)
時間調整も兼ねて、工藤さんにリクエストされた「古代ローマの新しいゲーム」から定番の「帝国」を遊びました。短時間のマジョリティーゲームで、接戦の結果木ノ子さんと工藤さんが同着1位でした。
結果:木ノ子21、工藤21、自分20、じゅんこ18
ダンシング ドラゴン Dancing Dragons
(プレイ時間 各25ー30分)
このメンバーなら外せないグループゲームのひとつ「ダンシングドラゴン」です。ランダムにペアを決めてお互いにサインを決めたあといよいよ開始です。今回はいまいさんとペアになりました。カードが遠くて2人とも立ってプレイしていたのですが、それがどうもサインだと勘違いされたようです。1戦目はタナカマさんとアッキーさんがそれぞれ間違えたリバースドラゴン(他のチームが揃っているという宣言)をしてしまい、その度に他のチームがそれぞれ3点ずつ獲得し、あっけなく終了です。2戦目も同じペアで行いました。思うようにカードが揃わず、そして他のチームのサインも分からずに点が伸びませんでした。タナカマ&ヒガチームは、どうも言葉がサインのようで「おいおい、けがわ、おい、けがわ」などと怪しい言葉をお互いにつぶやいています。うーん怪しい。でも勝ったのは2戦とも工藤&木ノ子チームでした。
結果
1戦目:工藤&木ノ子10、自分&いまい9、じゅんこ&アッキー5、ヒガ&タナカマ4
2戦目:工藤&木ノ子11、じゅんこ&アッキー8、ヒガ&タナカマ6、自分&いまい5
テレストレーション Telestrations
(プレイ時間 70分)
続いて、やはりこのメンバーでは外せないゲームの「テレストレーション」です。日本語版の製作を通してトピックをほとんど覚えてしまったというタナカマさんに配慮して、今回は完全にフリートピックとしました。モティベーションとしては隣のプレイヤーにこれを描かせてみたい、というものが強いので、8人でしたが、2ラウンド目からはトピックを書いた次の人が絵を描くことにし、最後のひとりまでは回さないことにしました(最後は言葉でなくてはならないため)。さらに3ラウンド目では最後の人まで回し、得点には関係ないものの遊びで絵を描くことに変更しました。今回も大いに笑わせて頂きました。
この機械、何て言う名前だっけ・・・?
じゅんこさんが書いた答え。
次はこんな絵に。
それを見た自分の答え。まあそうなりますよね。
続いて、これは奇跡的に言葉が伝わった絵です。さてトピックは何でしょうか?
結果:いまい 18、タナカマ 17、木ノ子 16、じゅんこ 15、ヒガ 15、自分 15、アッキー 14、工藤 13
エルファーラウス ボードゲーム Elfer raus!:Das Brettspiel
(プレイ時間 各65-80分)
いよいよこの合宿の目玉のひとつ「エルファーラウス大会」です。8人で同時に遊べるように、タナカマさんと自分がそれぞれゲームを持ち込みました。まずはランダムに2卓に分かれて4ディールを行い、そのあとそれぞれの上位2名と下位2名同士で決勝戦(もうひとつのテーブルでは5位決定戦)を行うというトーナメント戦の変形です。
1戦目はじゅんこさんが3回も上がったものの一度だけの失点が大きく3位でした。前半では最下位だったアッキーさんは、その後1回上がって1位に。上がりこそないものの失点をうまく抑えた工藤さんが2位となり、ビリは大量に失点を食らった自分でした。もうひとつのテーブルではヒガさんが1ディールだけで197点という記録的な大量失点だったようです(左の写真)。
2戦目は下位4名の戦いでしたが、これは上がり回数がほぼ順位に反映されました。2回上がったじゅんこさんがトップ、1回上がったヒガさんと自分がそれに続き、上がれなかったいまいさんが最下位でした。上位4名の決勝卓では熱戦の末、アッキーさんが優勝です。おめでとうございます。
結果
1戦目
赤テーブル:アッキー 58、工藤 69、じゅんこ 89、自分 140
黒テーブル:タナカマ 116、木ノ子 118、いまい 148、ヒガ 208
2戦目
赤テーブル(上位4名):アッキー(1位)、木ノ子(2位)、工藤(2位)、タナカマ(4位)
黒テーブル(下位4名):じゅんこ 39(5位)、ヒガ 57(6位)、自分 63(7位)、いまい 114(8位)
ストライク Strike
(プレイ時間 各10分)
「ストライク」はダイスをぶつけ合って目を変えるというちょっと変わったゲームです。内箱がそのままアリーナになっており、ここにダイスを1つ置いて開始です。手番にはダイスを1つアリーナに振り入れますが、そのときに既にアリーナにあるダイスに当てても構いません。結果として2つ以上のダイスが同じ目ならばそれらをすべて獲得して手番終了です。例えば2が3個、4が1個、5が2個となったら2と5の合計5個を獲得できるのです。Xの目が出たダイスは直ちにゲームから除外されます。獲得できなければそれで止めても良いし、自分の手持ちからまた1つ振り入れても構いません。こうして多くのダイス獲得を夢見つつどんどん手持ちが無くなっていくのです。手持ちが無くなると脱落です。
自分の手番開始時にアリーナにダイスが全く無ければ(つまり直前のプレイヤーがうまくすべて獲得したならば)、例外として手持ちのダイスすべてを一度にアリーナに振らなければなりません。これで同じ目が全く無いと脱落です。こうして最後の1人になることを目指すのです。
既にあるダイスにぶつけて目を変えるというのが面白い着想です。アリーナのダイスの一部を振り直しているのとシステム的には同じなのですが、いくつ振り直せるかがアクションのうまさにかかっているのが良いです。自分は適度に1度だけで止めてチャンスと思った時に何度も振ったりしたこともあり2戦2勝しました。結構すぐに飽きてしまいそうな気がするのが気がかりですが、なかなか面白いと思います。
結果
1戦目:自分(1位)、木ノ子(2位)、いまい(3位)、じゅんこ(4位)、アッキー(5位)
2戦目:自分(1位)、アッキー(2位)、木ノ子(3位)、じゅんこ(4位)、いまい(5位)
ごいた Goita
(説明&練習 15分 プレイ時間 各25-45分)
ここでペア戦が遊びたくなったので、じゅんこさんといまいさんが未プレイだという「ごいた」を出してみました。アッキーさんは遊んだことがあるのですが、結構久しぶりだとのことです。このゲームはどうしてペア戦なのかが最初はわかりずらいのですが、慣れてくるとこれころペア戦の醍醐味といった感想を持つようになります。
まずは練習として1ディール。そのあとペアを変えて2戦遊びました。経験者の自分とアッキーさんは別の組です。
今回は左隣り(自分の直前)のアッキーさんの「し攻め」に苦しめられました。パスをすると、ほぼ「し」を持っていないことがバレて、そのあと足元を見られてしまいます。さらに2戦目ではいまいさんはアッキーとペアだと思っていたらしく、何と自分は敵が3人いるという状態でした。まさか「ごいた」に裏切りの要素があるとは! 終盤では、いまいさんの手札に「し」が6枚あって40点を獲得したものの、その直後に、なんとアッキーさんの手札に「し」が7枚あって60点を奪われて、ゲームはあっけなく終わりました(写真)。「し」の7枚は初めて見ました。確率的には、0.025% という低さです。
結果
1戦目:いまい&アッキー 160、自分&じゅんこ 40
2戦目:アッキー&じゅんこ 180、いまい&自分 110
さんかくやま Sankaku Yama
(プレイ時間 2ディール20分)
「ペンギンパーティー/さるやま」の良質なバリアントである「さんかくやま」です。今回で2回目で、4人は初めてです。残念ながら時間の都合で2ディールのみでしたが、なかなか楽しめました。底辺が6枚で4色なのであまり人数が多くない方が良いかと思います。
結果:いまい 3、自分 3、アッキー 4、じゅんこ 6
ポイズン Poison (アミーゴトイザラス限定版)
(プレイ時間 4ディール60分)
ここでポイズンです。このゲームは不思議なことに初プレイヤーにはなかなか勝てず、経験者だと良い勝負になります。なぜなら予測しないプレイに自分が翻弄されてしまうからです。今回も例外ではなく、自分以外は全員初プレイだったこともあったのか、完全に読み間違えて最下位でした。
結果:木ノ子 12、じゅんこ 23、いまい 26、自分 39
クー Coup
最後にテンデイズゲームズ&ニューゲームズオーダーから日本語版が発売される予定だという「クー」です。手軽な正体隠匿のゲームで、ほとんどのアクションに対してブラフがかけられるのが面白いです。多人数だと脱落したあとの待ち時間が長く、また出てくるカードが多いのでかなり読みきれてしまうこともあり、少人数の方が良いのではと思いました。自分は最初に脱落してしまい、そのあとは見ているだけになってしまいました。
これで2日目は終了です。翌日は片付けもあり、遊んだのは1ゲームだけです。
ブルームーン Blue Moon
最終日に遊んだ唯一のゲームです。まだみんなが起きてくる前に工藤さんを誘って1ディールだけを基本デッキで遊びました。今度はまた別のデッキで一緒に遊びたいですね。
結果:自分(ヴァルカ) 4、工藤(ホアックス) 0
短かった合宿もこれで終了です。外は雨続きだったこともあり、ほとんど会場にこもりっぱなしでゲーム三昧でしたが 、楽しく過ごせました。道の駅で温泉に入ってのんびりし、レンタカーを返却すべく小淵沢駅に戻ります。帰りは安い「ホリデー快速」を使ってみました。小淵沢から新宿まで2時間半なので特急と30分しか変わらず、なかなかお得だと思います。
今回の合宿の反省点としてはレンタカーを有効に使えなかったこと、そして持ち込んだのに遊べなかったゲームが多かったことでしょうか。「セレニッシマ」「機関車工場」「エスケープ」「ツォルキン」「エルグランデ」など大箱ゲームがあまり消化できませんでした。またいずれそれらを遊ぶ機会もあるでしょう。みなさんどうもありがとうございました。
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