タナカマさんに誘われて、去年の9月と同じ場所での小淵沢のゲーム合宿に参加しました。午後3時に小淵沢駅着、その後レンタカーを借りてスーパーで2日分の食料を買い、4時20分に合宿会場にチェックインです。今回の参加者は、主催のタナカマ夫妻(タナカマさん&アッキーさん)、工藤さん、ヒガさん、木ノ子さん、じゅんこさん、いまいさん、そして自分の計8人。まずは去年同様に持参ゲームをテーブルに広げて写真撮影です。
インフェルノ Inferno
(プレイ時間 7ディール95分)
オープニングを飾るのは「インフェルノ」です。最大プレイ人数は7人なのですが、いまいさんが到着する前で7人だったということもあり、前回の「台湾スナックバー」と同系統のゲームなので出してみました。これが予想以上に面白く、大当たりでした。7人プレイは自分も初めてで、4人くらいがベストなのではと勝手に思っていましたが、7人ともなると多人数ならではの別の面白さがあります。7人だと「誰か一人くらいは自分より先にカードが尽きるんじゃ?」と思ってしまい、思わぬドラマを生み出すのです。最初は1枚から5枚くらいで引き取っていたものの、それが2周(つまり14枚)もすればもう止まりません。自分が大量に引き取ってしまった時の悔しさったらありません。さらに全員がノリノリで、誰かが大量に引き取るたびに歓声が湧き上がる始末です。
せっかくなので7ディール勝負としました。2ディール目で93点の大量失点を抱えたヒガさん。その後4ディール目で工藤さん、5ディール目でアッキーさんが大量失点してしまい、残る4人の戦いというような感じになってきました。5ディール目まで圧倒的な強さの木ノ子さんは、失点が38。2位は自分の失点57、3位のタナカマさんが66、4位のじゅんこさんが78と続きます。ところが6ディール目で木ノ子さんがかなり失点し、この4人は順位は変わらないものの74、77、80、81点と接戦になります。そうして迎えた最終7ディール目。運もあったのか逆転勝利を飾ることができました。なんとも白熱した95分でした。余談ですが、デッキが無くなったときはそこで終わりです。7人だと起こりうるケースです。
「まだいけるは、もういけない」(談:タナカマ)
結果:自分 93、木ノ子 100、タナカマ 100、じゅんこ 116、アッキー 139、工藤 150、ヒガ 200
スシゴー Sushi Go!
(説明 10分 プレイ時間 20分)
可愛らしい絵の寿司を題材にしたブースタードラフトゲームです。毎手番1枚選んで公開し、残りを左隣りに廻すというシンプルなゲームです。得点方法もオーソドックスながらバランスが取れており、単純に得点になるもの、2枚、3枚揃って初めて得点になるもの、他のカードの得点を3倍にするもの、最多を争うもの、3ラウンドを通しての最多最小を競うものなど様々です。
タナカマさんが説明してくれました。3倍になるわさびが1枚も廻って来ない代わりにのり巻きの最多を狙うことが多かったです。以前同テーマのブースタードラフトの同人ゲーム「すしドラ!」がありましたが、自分はこちらの「スシゴー」の方が好みです。手堅くまとめたという感じで、このゲームならではという特徴に少々欠けるのが残念です。
結果:木ノ子 33、じゅんこ 32、工藤 31、自分 31、ヒガ 26
エルファーラウス ボードゲーム Elfer raus!: Das Brettspiel
(プレイ時間 3ディール40分)
この合宿ではタナカマさんの呼びかけで、エルファーラウス大会をやろうということになっていました。大会は翌日なのですが、それまでに未プレイのプレイヤーに紹介を兼ねての練習ということで、何度か遊びました。このときは4人プレイですが、3ディールで自分、工藤さん、タナカマさんが同じ席を1ディールずつ受け持ちました。一応経験者3人チームの貫禄勝ち。写真は、撮影中のタナカマさんのカメラのファインダーの写真です。
結果:自分・工藤・タナカマ 38、木ノ子 58、ヒガ 78、じゅんこ 217
このあとはタナカマさん夫妻持参の「へぎそば」で夕食です。新潟の名産だそうで、とても美味しく頂きました。
終わった世界と紺碧の追憶 Old World and Code of Nines
(説明 25分 プレイ時間 45分)
長いタイトルですが、英題の頭文字を取って「オワコン Owacon」と呼ばれているそうです。オワコンというのは俗語で「終わったコンテンツ」、つまりもう過去のものになってしまった内容を表すらしいです。タイトルの「追憶」は「メモリー」と読ませるようで振り仮名が振られています。まあどうして「紺碧の追憶」が「Code of Nines」となるのかがよく分からないのですが、元の題材があるのでしょうか。
ゲームは5ラウンド制のワーカープレイスメントで各ラウンドにワーカーを3つ順においてそこのアクションを実行します。変わっているのが各自にあらかじめ2枚ずつ配られたスコアルールカードで、ゲーム終了時にこれらのカードはすべて全員のスコアリングに影響します。つまりゲームのルールをゲーム中に探っていかなければならないのです。ちょっと「ハグル」に似ている感覚です。もちろん他のプレイヤーのスコアルールカードを知ることができるようなアクションも用意されており、また消去法でどのカードが使われているのかを推理するというようになっています。
今回は白と黒のレガシーが出揃って4ラウンドで終了となりました。もっともアイテムの多いプレイヤーは負けというスコアルールカードがあり、ヒガさんは20点を取っていたにもかかわらず敗北。じゅんこさんが勝利となりました。
アイディアは悪くないと思いますが、独特の世界観についていくのは大変です。カード名称やトークンの名前、そしてワーカーを置く場所に色々な名前がついており、さっぱりわからない自分にはこれらは邪魔以外の何者でもありません。普段テーマはあまり気にしないのですが、これはいくらなんでも遊ぶのを躊躇する人が多いだろうと思いました。もっと普通のテーマ、あるいはいっそのことテーマ無しでやったほうが分かりやすいし、妙に神経を使わずに済んだのではと思います。そのあたりが惜しいです。
結果:じゅんこ 17、タナカマ 5、自分 2、ヒガ 20(敗北条件で)
すきもの Sukimono
(説明 5分 プレイ時間 25分)
合宿には「プレステル建築ゲーム」を持ってこようかと思っていたのですが、かさばることもあって、この「すきもの」にしました。さすがに最初の頃の新鮮さは薄れたものの、より戦略的に遊ぶようになって別の面白さが見えてきました。このゲームの1番の問題点は、1枚もカードを買わずに、これまで買ったものを最初に売り抜けようと思っているプレイヤーが2人以上いると、「1」のタイルの取り合いになることです。今回も2回ほどこの取り合いが起こりました。この辺りはルール調整が必要かもしれません。考えられるバリアントとしては、カードを買う気がないプレイヤーはデッキを取らないというのはどうでしょうか。そしてデッキを取らなかったプレイヤーは持っている数字が低い順に小さな数字のタイルと交換できるのです。例えば2人がそれぞれ「3」と「5」のタイルを持っていてデッキを取らずにパスしたら、それぞれ「1」と「2」のタイルを手に入れるということになります。こうすれば「1」を巡る争いはカードを買うときにまでさかのぼるのであまり問題は起こらないと思います。今度このバリアントを取り入れてみようかな。
結果:自分 66、アッキー 59、ヒガ 56、タナカマ 7
エルファーラウス ボードゲーム Elfer raus!:Das Brettspiel
(プレイ時間 4ディール75分)
この日のエルファーラウス2回目です。全員が一度ずつ上がりましたが、マイナス点のひどさで自分が最下位でした。翌日のエルファーラウス大会では良い成績を残せるのでしょうか?
結果:ヒガ 33、タナカマ 60、アッキー 68、自分 114
ブルームーン Blue Moon
(説明 10分 プレイ時間 各30分)
紹介も兼ねて持ち込んだ「ブルームーン」をヒガさんと2ゲーム遊びました。ヒガさんは初めてということで、とりあえずは基本セットに含まれているヴァルカとホアックスです。ヴァルカの方が少し強いのではと思っていたのですが、今回はホアックスが強かったです。夜中にじっくりとやるには良いゲームだと思います。
結果
1戦目:自分 8(ホアックス)、ヒガ 0(ヴァルカ)
2戦目:ヒガ 5(ホアックス)、自分 0(ヴァルカ)
ゼロ Zero (アシンクロン第2版)
(プレイ時間 各20ー25分)
工藤さんのリクエストで持ち込んだゼロです。かなり気に入ってくれたようで、4ディール勝負を2戦続けて遊びました。2戦ともゼロ宣言が2回ずつという展開で、いまいさんの序盤でのノックに翻弄されました。2戦とも最下位という燦々たる結果でした。このゲームで負けると悔しいです。
結果
1戦目:工藤 19、木ノ子 35、いまい 64、自分 76
2戦目:いまい 32、工藤 39、木ノ子 40、自分 47
トリビアル パスート Trivial Pursuit
次に、ちょっと趣向を変えてトリビアゲームの代表とも言える「トリビアルパスート」の日本語版です。ボードなどは抜きで5回勝ったらおしまいということにしました。かなり昔に作られたものらしく、芸能のジャンルは古すぎるし、なかにはトンチを働かせないと解けないというなんじゃこりゃ? と言う内容のものも多かったです。タナカマさんが圧倒的な強さで勝利。そのあともゲームをするはずが、クイズ合戦になってしまい、タナカマさんが次から次へと創作クイズを即興で出していました。
後編に続く。
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