エルファーラウス ボードゲーム Elfer raus!: Das Brettspiel
(説明 10分 プレイ時間 各45ー60分)
まずは、今熱い「エルファーラウスボードゲーム」です。最初はただの7並べの変形かと思っていましたが、どこで勝負を掛けるかが熱く、最近は遊べば遊ぶほど面白くなっていく気がしています。
今回は4人と3人で2回ずつ遊びました。人数分のディールをスタートプレイヤーを変えて遊びましたが、2戦目は時間の都合で3ディールのみです。よって計13ディールを遊んだということになります。1戦目のあとに「ボラボラ」「セレニッシマ」を遊び、そのあと3連続で遊んでしまいました。写真は青がまったくでないという凄い展開で、最後の1手でアッキーさんが2枚出して上がる直前の状態です。
結果
1戦目:自分 31、タカタ 89、アッキー 118、タナカマ 145
2戦目(3ディールのみ):自分 11、アッキー 80、タカタ 97、タナカマ 107
3戦目:タナカマ 140、自分 146、アッキー 287
4戦目:タナカマ 5、アッキー 65、自分 98
ボラボラ Bora Bora
(説明 35分 プレイ時間 145分)
アレアの大箱15番目はまたしてもフェルトの作品です。この「ボラボラ」は評判も良く1度は遊んでみたいと思っていました。今までに見たようなフェルトのシステムの集大成のようなゲームです。
6ラウンド制で、各ラウンドは各自ダイスを3つ振ることでスタートします。振り直しはできません。手番はダイスをいくつかあるアクションタイルから選んでその上に置きます。既にダイスが乗っているアクションタイルを選ぶこともできますが、そのときはより小さな数字の目でなければ置けません。しかし大きな数字の目ほど威力があります。このあたりは「マカオ」にも少し似たフェルトらしいダイスの使い方です。
とにかく盛り沢山なゲームで、コンポーネントが多すぎて通常のアレア大箱にあるようなプラスチックのトレイがありません。そのかわりに大量のコンポーネントを支えるためか、箱が二重構造になっています。またボックスの裏の難易度などの表記も今までのアレアとは異なります。
得点方法も多く、何をしたら良いのかという見通しは非常に分かりずらいです。ルール説明の時も、通常の分量くらいが終わったなと思ったら、それがあと5回くらいあって、なんだかもうわけがわかりませんでした。サブシステムの1つ1つが通常のゲームのメインシステムくらいあるのです。写真の個人ボードの左半分がリファレンスというのがこのゲームのややこしさを如実に表しています。もう少しうまく削れなかったのかと思いますが、このゲームのターゲット層はてんこ盛りのゲームが好きなプレイヤーと言うことなのでしょう。
遊んでいて決して楽しくなくはないこともないのですが、それほどプレイヤーインターアクションもなく、プレイ時間などを考えると1回で良いかなという気がします。
結果:タナカマ 154、タカタ 133、自分 113、アッキー 111
セレニッシマ Serenissima (新版)
(説明 30分 プレイ時間 135分)
以前オイロゲームズから出ていた「セレニッシマ」がルールをかなり簡略化して再販されました。元のゲームを遊んだことがないので比較はできないのですが、なかなか楽しめるゲームでした。
ボードには地中海が描かれており、プレイヤーは幾つもの船を操って交易品を運んだり都市を占領したりします。相手の船と戦うことも相手所有の都市を攻撃することもできるという非常に攻撃的なゲームで、昔のいわゆるマルチゲームという雰囲気も多分にあります。目的はできるだけ多くのお金を稼ぐことです。勝利点とお金が一緒なのは昔のゲームらしいですが、好感が持てます。
ゲーム開始時は1つの都市と2艘の船から始めます。自分所有以外の都市に交易品を運ぶと収入になりますが、相手の都市の価値を上げることにもなります。もちろん自分所有の都市に運んでも良いのですが、このときは収入ゼロです。自分の船員コマは都市では防御になり、船の上では移動力と戦闘力になります。また同じエリアの船に対して攻撃をすることができ、勝つと相手の船は沈没し、乗っていた交易品をそのまま奪えます。船は全部で15艘あり、ひとりで幾つも持つと、それだけ手番が多く廻ってくるので、色々なことができるようになります。行動は船に書かれた番号順なので、連番の船を持ち、まず1艘目で中立の都市に交易品を運び、次に2艘目でその都市を占領すると効率が良いです。自分は9番と10番の船でこの方法で結構稼ぐことができました。
少々古くささがあるものの、プレイ自体は思いのほか楽しく、とくに攻撃が成功すると爽快です。
結果:自分 95、アッキー 69、タカタ 47、タナカマ 30
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