草場宅新年ゲームパーティー2013 その2 2013.01.04

再び草場さんの家で新年会です。この日が最終日で「五人麻雀」「スカート」「トゥーペン」「フィフティーン」といった、古典ゲーム(にひねりを加えたもの)、「ベオウルフ」「自由都市」「ロンド」「カルカソンヌディブルグ」といったクニツィアのちょっとマイナーな作品群、それにクラマー&キースリングの新作「カッラーラ」を遊べました。



五人麻雀 Five-Player Mah-Jongg
(プレイ時間 130分)
Mahjongg20130104.JPG2年前の新年にも草場宅で遊んだ五人麻雀です。近頃はたまにしか麻雀を遊ばないせいかもしれませんが、結構よくできていて楽しめます。詳しいルールなどは2年前のレポートを見てください。クイタンあり、後付けありで、親が勝たない限り流れます。流局の時は2400が場に流れます(2、3、4で割り切れるためだと思われる)。今回は東南戦でしたが、風が東南西北花とあるので、半荘ではなく五分の二荘と呼ぶらしいです。

麻雀の楽しさをあまり損なわずに5人でできるのは素晴らしいと思います。途中で結構良い手が来たのですが、なんと少牌
をしており、あがり放棄になってしまいました。これは痛かったです。リーチツモドラ7などを決めていた雀士シミーズの勝利。

結果 :シミーズ +43、後藤 +2、草場 -11、自分 -13、まいきぃ -21



スカート Skat
(プレイ時間 60分)
Skat20130104.JPG久し振りのスカートです。9ディール戦で、写真のようなスートがドングリや葉っぱになっているカードを使いました。これらスートがどれに対応するのかが覚えられず、切り札を間違えて宣言して大失敗。クラブとスペードがわかりずらかったですが、まあ慣れの問題でしょう。手札に恵まれたこともあり、結果的には勝ちました。スカートの面白さを再認識しました。

結果:自分 150、シミーズ 106、草場 0



フィフティーン Fifteen
(プレイ時間 30分)
Fifteen20130104.JPG今年最初の問題作です。A、K、Q、J、Tが5、4、3、2、1点であとは0点なので合計60点。それを4人で取り合い平均の15からの過不足が得点になります。ノートランプ、マストフォローですが、奇妙なことに第2トリック以降のリードに制限があるのです。直前で勝ったスートの最も強いカードを出さなければなりません。つまり選択肢がないのです。もしない場合は、遡って一番最近に勝ったスート(これは誰が取ったトリックでも良い)の最強カード、それもなければ、任意のスートの最強カードをリードしなければならないのです。つまり、多くてもリードプレイヤーは3択で、通常の自由に何でもリードできるというトリックテイクとは一線を画します。

戦略が全くないわけではないのですが、トリックテイクの良いところをすべて奪ったトリックテイクという趣です。考えるところはフォローやディスカードをするときだけで、まあどのタイミングでなけなしのハイカードを出すかという辺りが面白いのだろうと推測されます。

このゲームはもう今世紀中には遊ばれないかもと思っていたら、この日にあと1-2回遊ばれたようで驚きでした。

結果:シミーズ +9、草場 +8、自分 -4、農虎 -13



ベオウルフ Beowulf: Der sagenhafte Drachenkämpfer
(プレイ時間 65分)
Beowulf20130104.JPGなるおさんに誘われて「ベオウルフ」を遊びました。レイズ式の競りにリスクの要素が加わり、運の要素は大きい部分もありますがそれだけ熱くなるゲームです。1度だけでは全貌がつかみづらいので何度か続けて遊んだ方が良いと思います。最後に自分となるおさんが争っている中、争わずに済んだ河原さんがトップになりました。自分はこの争いに無惨にも負けて最下位でした。

結果:河原 29、なるお 28、自分 19



トゥーペン Toepen
(プレイ時間 40分)
Toepen20130104.JPGトリックテイクとブラフの融合です。ハイカードが揃っていたら、歌を歌うとか立ち上がるというルールがありましたね。最後のトリックに勝てば良いというのは「スパー」に似ていますが、面白いのは途中で勝利点のレイズが行われ、プレイヤーは勝負から降りることができるということです(詳しくは以前のレポートを参照)。ここで弱いカードでも相手が降りれば勝てるわけでポーカーなどと同じ心理戦が楽しめます。今回はこの心理戦が見事に決まって、強いカードでも弱いカードでも結構勝つことができました。またやりたいですね。

結果:自分 41、河原 11、草場 0、なるお -1


自由都市 Municipium
(プレイ時間 55分)
Municipium20130104.JPG最近色々なところに持ち込んでいる「自由都市」です。途中までなるおさんが真ん中の建物に固執しているようだったので、より多くのミープルを持っている道化師さんをターゲットにしていたのがまずかったみたいです。再配置の能力であっという間になるおさんに最多を様々なところで勝ち取られて負けてしまいました。これは自分のミスです。道化師さんすみません。

結果:なるお 5、道化師 3、自分 3



カッラーラ Die Paläste von Carrara
(プレイ時間 65分)
Carrara20130104.JPGクラマー&キースリングの新作です。6種類の資源キューブを使って建物を建てていきますが、資源は建物に対応するのではなく、建てる場所に対応するというのが面白いです。また決算を自分で発動させないと勝利点やお金が得られません。6回しか決算できないので、たくさん建ててからにしようと欲張ったのが良くなかったのかもしれません。結局3回しか決算のコマを使わずにゲーム終了となってしまいました。この終了条件があらかじめ入っている拡張セットで変えられるようになっていて、今回はこの拡張セットを使ったので難しかったのかもしれません。

なかなかすっきりしていて良いデザインだと思います。資源がどんどん安くなっていくところは同作者の「バイキング」に似ていますね。

結果:なるお 100、自分 59、道化師 45



ロンド Rondo
(プレイ時間 20分)
青の面を遊びました。相手の手札枚数を見て小出しにするか貯めるかと考えるのが楽しいと思うのですが、あまり受けは良くなかったです。それほど運だけのゲームではないと思いますがどうなのでしょうか。

結果:なるお 83、自分 80、道化師 62



カルカソンヌ ディ ブルグ Carcassonne: Die Burg
(プレイ時間 30分)
DieBurg20130104.JPG最後に道化師さんと「ディブルグ」を遊びました。本家の「カルカソンヌ」は結構遊ぶという道化師さんですが、「これはまったく別物ですね」とのこと。あまり本家をやったことがないので分からないのですが、ディブルグではミープルを殺すのが難しいそうです。序盤から確実にとボーナスタイルを取っていき、経験を生かして勝利です。

結果:自分 104、道化師 68



まだ遊んでいるテーブルもありましたが、この辺で帰ることにしました。今回は初日と3日目の参加でしたが、この3日目の方が伝統ゲームなども多く遊べました。少牌や切り札のスート間違いなどのアクシデントもありましたが、これもまた正月らしくて良かったのではないでしょうか。草場さん、遊んでくれた皆さん、どうもありがとうございました。

SHARE