小淵沢ゲーム合宿2012 その2 2012.09.16-17

合宿2日目です。起きると既に1ゲームが遊ばれていました。自分が遊んだことがないゲームだったので詳細は分かりませんが、見た感じでは面白そうなカードゲームでした。




ロンドン掠奪事件 Looting London (グリフォンアジア小箱版)
(説明 5分 プレイ時間 各20分)
LootingLondon20120916.JPGタナカマさん夫妻と3人でロンドン掠奪事件です。クニツィアのカードドラフトの名作と思っており、最近プレイ頻度が上がっているゲームの1つです。

破棄のタイミングとワイルドの使い方(どのくらいワイルドとして使うべきか)が分かってくるとなかなか味わい深いゲームだと思います。1回目は勝ちましたが、2回目はタナカマ夫妻が同点トップでした。さすがです。3回目もやりたかったのですが、時間切れ。

結果
1戦目:自分 28、タナカマ 18、アッキー 17
2戦目:アッキー 28、タナカマ 28、自分 14



Icarus-Sign.JPG小淵沢にはなんとゲームショップがあります。国産ゲームでは有名な「ノイ」を作っているゲームと玩具の店「イカロス」で、ゲーム以外にも様々な木の玩具が売られています。せっかくこんなに近くまできたので、みんなで信州そばを食べに外出したついでに行ってみることにしました。

Icarus-Inside.JPG店は道路からちょっと入った森の中にあり、何だか別世界みたいです。ちょっとエッセンのゲームショップ、オールゲームズフォーユーを思い出してしまいました。店内は「ノイ」を始め手軽なカードゲームやボードゲームも売られており、なかなか雰囲気は良い感じです。一緒に「なな Sieben」を遊ばせて頂きました。

TendanaAndTendane20120916.JPG宿に戻ってくると、なんとポーチに3人が座って携帯ゲーム機らしきものをやっています。木ノ子さん、みなまるこさん、いまいさんの3人でアッキーさんと連絡を取り合ってクルマで来たとのことです。アッキーさん以外は知らなかったのでびっくりですが、これで10人になり一気に華やかになりました。写真はみなまるこさん制作のテンデイズゲームのマスコット「テンデーヌ」と「テンデーナ」です。可愛い!




ツインズ Twins
(プレイ時間 30分)
Twins20120916.JPGまずは5人ずつに2テーブルに分かれて遊びます。自分は持参した「ツインズ」のテーブルに加わりました。腕さんが強く、ツインズでもペアでもなく、カラーという弱い手で4ラウンド目を何度か勝ったりして、すごく盛り上がりました。

結果:腕 26、タナカマ 23、アッキー 6、みなまるこ 5、自分 0



シルエット探偵 Kofferdetektive
Kofferdetektive20120916.JPGここで持参したゲームのなかでは唯一のクニツィアではないゲームの「シルエット探偵」です。箱がスーツケース状になっており、外箱が弱いグリフォンのアジア小箱版のカードゲームを入れるのに便利です。

本来は親を2回やるのですが、今回は時間の関係で1回ずつとしました。腕さんが抜群に強く、満点の6点でトップです。

結果:腕 6、自分 5、みなまるこ 4、アッキー 2



テレストレーション Telestrations
Telestrations20120916.JPG前日に続き、再びテレストレーションです。8人の中にはイラストレーターの方などもおり、非常に盛り上がりました。今回は、不参加のQさんとアッキーさんが特別審査員ということで、それぞれの最も良い答えを選びそれも得点として加算されるということにしました。さて写真のトピックは何でしょうか?

結果:みなまるこ 19、タナカマ 18、いまい 17、腕 17、木ノ子 15、O城 14、自分 12、O田 11



ダンシング ドラゴン Dancing Dragons
(プレイ時間 40分)
DancingDragons20120916.JPGカードにはドラゴンの頭、胴体、翼、尻尾が描かれており、同じ種類の4枚を合わせて完成させるのが目的です。手番はなくリアルタイムで、手札の4枚から1枚表向きに場に出して1枚好きなカードを取るということを繰り返します。これだけだと、よくありがちな「うすのろまぬけ」などに近いゲームなのですが「ダンシングドラゴン」は非常にユニークなパートナーシップのルールで他のゲームとまったく異なるプレイ感覚を生み出しています。

向かい合わせの2人がパートナーとなります。4枚揃えてドラゴンを完成させても宣言はできず、相手に悟ってもらって宣言をしてもらわなければなりません。そのためにプレイの前にパートナーと打ち合わせをして、サインを決めておきます。たとえば、耳や鼻を触る、眼鏡を動かす、などです。またドラゴンにはワイルドカードが混じった「ドラゴン」(1点)、ワイルドカード無しの「ロイヤルドラゴン」(3点)、ワイルドカードのみの「ワイルドドラゴン」(6点)と3種類あり、パートナーはそれを正確に宣言しなければなりません。よってサインも3種類必要になるのです。

もし他のペアがサインを送っていると思ったら「リバースドラゴン」と言ってチャレンジすることができ、成功すればドラゴンの得点をそのまま得られます。よって他のプレイヤーには分からないように、そして自分のパートナーにだけわかるようにこっそりサインを送るのです。

テレストレーションを遊んでいる間にアッキーさんがルールを解読してくれました。自分は木ノ子さんとパートナーになり、効率よく揃えたおかげで序盤は好調に勝っていましたが、その後は木ノ子さんが自分のサインをまったく見てくれずにリバースドラゴンを何度か言われてしまいました。ゲームは10点先取で、いまい&O田ペアが勝った時には最下位でした。

この合宿で新たに遊んだゲームの中では一番のヒットです。

結果:いまい&O田 10、O城&Q 8、腕&みなまるこ 6、自分&木ノ子 3



ここで、みんなで近くにある温泉「スパティオ小淵沢」に行ってリラックスし、そのあと同じ施設内の中華料理店「龍淵」で夕食を食べました。メニューには「最高級焼きそば」というのがあり、腕さんと半分ずつ食べました。なかなか美味しかったです。中華料理はあまり好きではないのですが、メインの蟹あんかけチャーハンもさっぱりしていて美味しく、個人的には当たりでした。



屋台料理大食い勝負 Taiwan Snackbar
(プレイ時間 各25分)
せっかく10人いるので10人で遊べる台湾スナックバーを2回ほど遊びました。1戦目は快勝でしたが、2戦目は大苦戦。カードを増やせずにマイナス2点となってしまいました。プレイヤー人数が偶数だと、序盤はプレイ、ドロー、プレイ、ドローという繰り返しになり、特殊カードを使ってその流れを変えないとプレイしているプレイヤーは辛いですね。でも十分許容範囲だと思います。

結果
1戦目:自分 0(12)、O田 0(8)、木ノ子 0(5)、みなまるこ 0(3)、Q 0(2)、アッキー -1(10)、タナカマ -1(7)、O城 -1(6)、いまい -1(3)、腕 -3
2戦目:みなまるこ 0(8)、O城 0(7)、O田 0(6)、タナカマ 0(5)、アッキー 0(4)、いまい 0(2)、Q -1、木ノ子 -2、自分 -2、腕 -3
(括弧内は残り手札枚数)



ガッチャ! Gotcha!
(説明 5分 プレイ時間 50分)
Gotcha20120916.JPG夜も更けてタナカマさんがおもむろに「ガッチャの時間ですね」と言って出してきました。手札のカードには、人を指定するもの(眼鏡をかけた人、長袖の人、など)と動作を指定するもの(手番にはかならずガッツポーズをする、左隣りのプレイヤーが言ったことを繰り返す、など)があります。これらはボード上にプレイされます。どんどんと変わっていくルールは守らなければならず、もし誰かが破っているのを見つけたら付属の大きなブザーを押して指摘することが出来ます。指摘すれば2点、されてしまうとマイナス1点です。

またルールは特定の人にだけ押し付けることもでき、事態はどんどん混沌としていきます。

タナカマさんは、他のプレイヤーの真似をするなど結構大変そうでした。O城さんは「誰かがブザーを押したらガッチャと言う」というカードを押し付けられてしまい、ずーっとそのままだったのでゲーム中、「ブー」「ガッチャ」が続いておかしかったです。

結果:腕(勝利)



暗闇のフロア Finstere Flure
Finsterflure20120916.JPGフリーゼのちょっと変わったレースゲーム「暗闇のフロア」です。フリーゼが得意とするオートムーブで、きちんと考えて遊ぶならばおそらく3-4人が妥当だと思われます。今回は6人だったので、まあ半分はパーティーゲームという雰囲気で遊びました。序盤のミスが響いてしまい、なんとかトッププレイヤーをフランケンシュタインの餌食にしようとするのですが、なかなかうまくは行きません。最後は1手差でタナカマさんの勝ちとなりました。

結果:タナカマ(勝利)、Q、O城、腕、O田、自分



おいちょかぶ Oicho-Kabu
Qさんに教わって時間調整も兼ねたおいちょかぶです。子供の頃に父親に教わって遊んだという記憶があります。本来は専用の札があるようですが、トランプで代用です。ブラックジャックと似ていますが、カードの合計値の1の位が9に近くなれば良いというのが面白いところです。

プレイヤー:Q、自分、いまい、木ノ子



頭脳絶好調 ダイスゲーム Einfach Genial: Das Würfelspiel
(プレイ時間 40分)
木ノ子さんたちは一足早く帰ってしまうということで、木ノ子さん達を交えたラストゲームです。4人プレイだとダイスはひとり2つずつですが、2人や3人の時よりもより流れに乗ることが重要だという感じがします。一度取り損ねた色は1巡するともうすっかり消えており、そのあたりは3人くらいの方がバランスが良いかもしれません。

結果:木ノ子 7、いまい 6、みなまるこ 4、自分 4



動物の子供 メモリー Tierbaby Memory
深夜の骨休めということで、絵柄の可愛い神経衰弱です。タナカマさんが強さを発揮して9ペアを獲得しました。

結果:タナカマ 9、腕 5、O城 4、自分 4、Q 2



桃太郎電鉄ボードゲーム 大どんでん返しの巻 Momotaro Dentetsu Board Game
(プレイ時間 45分)
Momotetsu20120916.JPGこの日の最後は日本製のビデオゲームを元にした「桃太郎電鉄」です。元のゲームは多分どこかで見たことがあるという程度の知識しかないのですが、Qさんやタナカマさんによれば、このボードゲームは元のビデオゲームを割と忠実に再現しているとこのことです。

ダイスなどは凝っていますが、なにぶんシステムが非常に古くさいです。まあ元のゲームに思い入れがあると楽しいのだと思いますが、そうでなければあえてプレイする必要性を感じません。ビデオゲームとボードゲームは異なるので、原作の雰囲気を残しつつ、もっとボードゲームらしいジレンマを入れて欲しかったです。

結果:O田 36、自分 31、腕 23、O城 2、タナカマ 1(単位千)



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9月17日、いよいよ合宿の最終日です。この日はみなで片付けをしたあとに、タナカマさんやQさんの提案でテキサスホールデムを遊びました。



テキサス ホールデム ポーカー Texas Hold'em Poker
TexasHoldem20120917.JPGアメリカでは日常的に遊ばれているゲームの1つです。自分はあまりポーカーが好きではないのですが、時々遊ぶには楽しいと思います。全員に2枚ずつカードを配り、これと場の5枚を合わせた7枚でできる最強の手を競います。面白いのは場のカードが少しずつ明らかになるところで、何度もベッティングを繰り返していくのです。またディーラーの左隣りの2人は強制的に1チップ、2チップを支払いすぐに降りることができません。そのあと通常のポーカーのように、レイズ(掛け金をつり上げる)、コール(掛け金をそれまでに合わせる)、フォールド(降りる)ができます。

時間を区切り、2倍、そして5倍というようにして、午後3時まで遊びました。自分はときにはブラフで、ときには本当に良い役で戦い、序盤では破産寸前だったものの途中ではかなりトップ目になりました。タナカマさんとQさんが破産し、最後の大勝負をO田さんが勝ったところでゲームセットです。

タナカマさんの全然ポーカーフェイスになっていない焦りの顔が面白かったです。

結果:O田 475、自分 234、アッキー 128、腕 11、O城 -248、Q -300、タナカマ -300



ベリシネベリシ Verish' Ne Verish'
合宿の締め(というよりもおまけ?)はベリシネベリシです。ダウトのバリアントですが、ダウトよりはずっと面白く、収束もよくできています。今回は正式ルールで遊びました。

結果:O城(1位)、アッキー(2位)、自分(3位)、O田(4位)



こうして無事に夕方の列車に乗り皆で首都圏に戻ってきました。主催のタナカマさん、一緒に参加した皆さん、どうもありがとうございました。

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