2人ゲーム会 2012.08.13

トール Tor (アミーゴ第2版)
(説明 5分 プレイ時間 各10-15分)
Tor20120813.JPG「トール」は1995年にアミーゴから出版された2人用の手軽なサッカーゲームです。2012年になってスポーツシリーズ Die Wilden Kerle のひとつとしてリメイクされました。

ボードは6マスで、両側の2マスがゴールです。中央の2マスの境目にボールを置いてスタートです。各自2-7とTを2枚ずつと0を1枚の計15枚を個人デッキとします。手札は7枚です。2人同時にカードを1枚選んで公開し、数値の大きいほうが1マスボールを相手方に進めます。もし同じ数値の時は続けてもう1枚プレイし、勝ったほうが2マス進みます。2枚目も同じだったら同様に繰り返します。ゴールすると1点でボールを中央に戻して再開します。手札がすべて尽きたら前半終了です。後半を終了した時の得点が多いプレイヤーの勝利です。同点の時はどちらががもう1点取るまで延長戦を行います。

0、5、Tの3種は特殊カードになっています。Tはゴールキーパーを表し、勝負は引き分けで次のカードに持ち越されます。5が出ている時は数値が少ないほうの勝ちとなります。0は7に勝てる唯一のカードです。

シンプルなカードカウンティングと読み合いのゲームですが、なかなか白熱します。初版の「トール」とはかなりカード構成が異なっており、キーパーカードなどが良い味を出しているのではないでしょうか。ただ、以前遊んだ「ペナルティー」の方が良くできている気がします。

結果
1戦目:シミーズ 3、自分 2
2戦目:シミーズ 5、自分 0



ブルームーン Blue Moon
(説明 5分 プレイ時間 各40-45分)
BlueMoon20120813.JPG自分は基本的には特殊カードが多いゲームは好きではないのですが、いくつか例外があります。このブルームーンもそのひとつです。特殊カードは皆が言うほどには多くないし(全体の3分の1くらい)、1つのデッキとしてみると対称的に覚えやすくできています。つまり、自分は特殊カードが嫌いというよりは、特殊カードが大量に入っているゲームにありがちな煩雑さを好まないだけなのです。

ブルームーンはそれぞれの特殊カードが良くできており、基本となるクニツィアが得意とする数比べのシステムはシンプルながら素晴らしいものです。特に一度にアクティブなカードが少ないので煩雑さがあまりないことと、自分の場が6枚以上だとドラゴン2匹を引き寄せられるというのはクニツィアらしいです。ショッテントッテンやロストシティの延長としてぜひもっとたくさんの方に遊んで欲しいと思いますが日本語版が出ない限りは難しいですね。

今回はカードカウントもしやすいミミックスとキンドを使いました。コンソリデートデッキ(単種族だけを集めてある)なので、デッキの構成もわかりやすいです。例えばミミックスだとペアが7組15枚、それを補強する攻撃値2以下のフリーキャラクター(3枚)、ブースター(2枚)、サポート(1枚)の6枚、ペアを作りやすくする攻撃値2-2のシャーマン4枚とリーダーシップ2枚、それらに加えて相手の動きを制限するサポート2枚、それにミュータント1枚という構成です。

まずはシミーズさんがミミックス、自分がキンドでの5点勝負。そのあとデッキを交代して再び5点勝負としましたが、ミミックスはいつでもストレート負けでした。シミーズさんはあまりブルームーンが好きではないとのことですが、以前よりは少し面白かったと言っていました。

ところで今月はブルームーン(ひと月に満月が2回見られること)だそうです。

結果
1戦目:自分(キンド) 7、シミーズ(ミミックス) 0
2戦目:シミーズ(キンド) 5、自分(ミミックス) 0



ターギ Targi
(プレイ時間 65分)
Targi20120813.JPGシミーズさん持参のターギです。今回で2回目です。前回でルールとプレイ感覚がある程度はわかったので今回はより面白く感じました。しかしながら、やはり自分向きでは無い気もします。

得点源が主に得点カードとリソースの直接変換と2種類あるのですが、どうにも何が得なのかわかりずらくなっています。得点カードだけで十分だったのではと思います。

シミーズさんはもう何度も遊んでいるとのことで、中央の得点カードをあまり取らない作戦を試しているそうです。今回も自分の方が獲得した得点カードの枚数は多かったのですが、シミーズさんの勝利となりました。シミーズさんの言う通り、テキストのあるカードはなるべく取らずにいたほうが良いみたいです。

基本のシステムは面白いのですが、どうにもテキスト付き得点カードのほとんどが蛇足だと思います。テキスト付きカードは使いずらい上に得点も低いので、少々バランスが悪い気がします。もっとテキスト付きカードを減らして引き締まったゲームにして欲しかったです。

結果:シミーズ 33、自分 31



クメル Khmer
(プレイ時間 10分)
Khmer20120813.JPG最後に賽苑から出版された16枚のカードを使った2人用ゲームです。自分のカードの合計値を場の合計値以下でなるべく近づけるようにし、自分のほうが近いと思ったらノックして勝負します。どうしても勝てないと思ったらフォールドする手もあり、ブラフの要素もあって好きなゲームの1つです。2回ずつ勝っての4対4からまずシミーズさんが降りて5対4、そこから最後は勝ちました。

結果:自分 7、シミーズ 4

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