今回で4回目となるだだへー会です。久し振りに「カタンエクスプレス」が遊べたのが最大の収穫です。
頭脳絶好調 ダイスゲーム Einfach Genial: Das Würfelspiel
(プレイ時間 20分)
まずは、主催のだださんとみんなが来るまでの待ち時間のあいだにダイスゲームを遊びました。2人で遊ぶのは初めてです。2人だとダイスは4つずつとなります。最後にワイルドを出した方が勝ちという感じもありますが、そこまでうまくもっていくまでが楽しいのだと思います。
結果:自分 7、だだ 6
カタンエクスプレス Catan Express
(カタンブック Die Siedler von Catan: Das Buch より)
(説明 20分 プレイ時間 90分)
「カタンエクスプレス」は2000年に出版された「カタンブック」に収録されている4つの大きなシナリオのうちの1つです。海カタンから船が必要ですが、追加タイルは無しで遊べます。線路の引き方や開拓地の建設可能な場所などに特徴があり、このシナリオ集の中では好きなシナリオの1つです。
設定としてはカタン島には既に道路がはりめぐらされた後ということになっています。手持ちの道路コマ15個は線路として扱われます。その他に線路を連絡する沿岸部の航路として船コマを8個使います。必要な材料は、線路は鉄1木1、航路は羊1木1です。またゲームはレースが始まる前と後の2部構成になっており、レースが始まるまでは街は2つまでしか建設できません。
「カタンエクスプレス」が他のゲームと大きく異なるのは、線路、開拓地、街の建設ルールです。既に道路ははりめぐされたという設定なので、線路は土地タイルの辺には置けません。何と土地タイルの中央から頂点に向けてしか置くことはできないのです。初期配置での1つ目の開拓地には線路を置かず、2つめに繋がるように置きます。つまり各自の線路のネットワークはボード上で1カ所からしか広がらないのです。ただし、他のプレイヤーの開拓地などでブロックされることはなく、また他のプレイヤーが既に置いた場所にも置けます(その時は既に置いたプレイヤーに土1ずつ支払います)。こうして複数のプレイヤーのネットワークが繋がって1つになりますが、新たに繋げたプレイヤーは勝利点1を獲得します。なお航路は海沿いの線路としての役割を果たします。最長道路ボーナスはありません(最大騎士ボーナスはあります)。
開拓地は、まだ誰の線路も繋がっていない場所にしか置けません。これは通常のルールとほぼ正反対です。もちろん距離ルールは守らなければなりません。まだ線路が全く繋がっていない他のプレイヤーの開拓地に自分の線路を繋げると勝利点1を獲得します。自分で自分の開拓地に先に繋げば相手が得点するのを防御できます。線路がある開拓地のみが街にアップグレードできます。要約すると、線路がないところに開拓地を作り、あとから線路を通して漸く街になることができるというわけです。
勝利点は発展カードからのものも含めてすべて公開です。誰かが8点に達した時点でゲームは中断され、汽車コマを使ったレースの準備をします。各プレイヤーは1つずつ自分のネットワーク上の開拓地か街をチェックポイント(給水塔)に指定します。初期配置で2番目に置いた開拓地を各自の汽車の出発点とし、ボード上の4つのチェックポイントを巡るのです。チェックポイントはそれぞれ1点で、最初にすべてクリアするとさらに最速汽車ボーナスとして1点入り、ゲームはここで終了となります。
このレースが始まると手番終了時にダイスの大きい方の目だけ汽車を進ませられます。他人の線路を使う場合は線路1本につき資源1をそのプレイヤーに支払います。自分で線路を新たに引くよりは安いのですが、それでもかなりの出費となります。出目を使いきる必要はありませんが、チェックポイントに着いたら残りは切り捨てです。
「カタンエクスプレス」の面白いところは、線路建設が、最後のレースの下準備になっているところです。レースが始まるとゲームは結構すぐに終わってしまうので、チェックポイント以外での追加点の獲得はなかなか難しいものがありますが、色々な点数の取り方があって良いゲームだと思います。今回で3回目くらいなのですが、随分久し振りだったのでルール解読に少々手間取ってしまいました。きなこさんが、8点を獲得してレースが始まりましたが、最初に4つのチェックポイントを獲得してきなこさんの勝利です。自分はその間に開拓地を建てたり、他の開拓地に接続させたりしましたが、同点どまりでした。結局、こじこじさんも含めて3人が同点での終了でしたが、タイブレークはレースの勝者ということで、きなこさんの勝利です。
なお、今回のゲームで唯一の街を建てる時に、発展カードで木の独占をしたのですが、その直前に手持ちの木をだださんの麦と交換したら、ものすごいバッシングを受けてしまいました。まあそのおかげで木を再利用でき、木が12枚も集まって鉄3枚分になったのですが、これは一般には禁じ手なのでしょうか。
結果:きなこ 13、こじこじ 13、自分 13、だだ 10
ごいた Goita
(プレイ時間 35分)
続いてごいたです。ちょっと久し振りに遊びます。写真のようにし王でのあがりなど、50点上がりを2回決めて100点とになったまでは良かったのですが、このあとは出し渋ったり連携がうまくいかなかったりして逆転負けでした。でもごいたはやっぱり面白いですね。
結果:だだ&こじこじ 150、きなこ&自分 130
ワード バスケット Word Basket
最後はワードバスケットです。7-8人くらいで遊びましたが、すぎやまさんがものすごく強く、圧倒的に勝っていました。頭をフル回転させてもなかなか言葉が思いつかないものですね。
客商売
「カタン」好きの間でも意見が分かれるところみたいです >交渉後に「独占」で回収
ルールでは禁止されていないものの、「そこまでやるか?」と思う人が多いんじゃないでしょうか。
ちなみに自分はやったこともやられたこともありません。もしけがわさんにやられたら、間違いなく文句を言うと思います(笑
ところでこの「カタンエクスプレス」なかなかおもしろそうですが、「船コマ」を使うのであれば「海カタン」は必要なのでは?
けがわ
なるほど、交渉後に「独占」で回収はマナー違反なのかもしれませんね。以前カタンをよく遊んでいた時は、常套手段でした。これはプレイ前に確認したほうが良いですね。(独占カードは交渉前に使うという縛りを付ければ良いのですよね)
今回は船はまったく誰も使わなかったので、勘違いしていた部分もありますが、海カタンから船だけは必要ですね。どうも指摘をありがとうございます。直しておきます。