先週に引き続き、JOSSさんに誘われて彼の自宅でゲーム会です。今回は、CU部などで一緒に遊んだことがある「ひだりの灰色」の筆者のひだりさんも一緒です。
ファミリア Famiglia
(プレイ時間 35分)
自分は少々早く到着してしまったので、ひだりさんが来るまでにということでファミリアを遊びました。今回は黄色は殆ど集められずに緑ばかりでしたが、この緑の特殊効果をフル活用して高得点の赤の4や3を集めることに成功しました。久し振りに遊んだのですが、面白さを再発見した気分です。
結果:自分 111、JOSS 64
チグリス ユーフラテス 新版 Euphrat & Tigris (ペガサス版)
(説明 25分 プレイ時間 100分)
この日のメインメニューのひとつで、ひだりさんがペガサス版を持参してくれました。ひだりさんはipod/ipad版でしか遊んだことがなく、JOSSさんは去年以来だそうです。今回はクラシカルマップを使用し、文明の建物やジグラットは無しで遊びました。
赤タイルを格子状に置き指導者を配置するひだり帝国にモニュメントが建てられ、まずはこれを奪うことを目標にします。外部戦争で内戦力の強い指導者(つまり赤タイル3つで囲われた指導者)を追い出したまでは良いのですが、そこに指導者を置いてくれるかと思ったJOSSさんは置いてくれずに再びひだりさんがモニュメントをコントロールすることになりました。これはまずいと思い、部分的には負けても、とにかく切り崩しにかかってなんとかモニュメントのコントロールを奪うことに成功。終盤にはJOSSさんが追い上げてきたものの、なんとかそのまま逃げ切ることができました。
結果:自分 20-20-20-21、ひだり 17-18-18-21、JOSS 14-17-22-25
ねこギャング Katzenbande
(プレイ時間 15分)
クニツィアがハバから出している子供ゲームの1つです。5色5種類の猫タイルが各2枚ずつ計50枚あります。このうち、同色か同種3枚を自分の前に集めると1点になります。先に5点獲得したプレイヤーの勝ちとなります。
ゲーム開始時にはタイルをすべて裏向きにばらまかいて場とします。手番には場からタイル1枚を取って、自分の前に表向きにして置きます。手元には3枚までしか置けず、4手番以降はまず自分の前にある3枚のうちどれかを場に表向きのまま戻してから、取ります。こうして表向きのタイルが場に現れていきますが、裏向きのタイルの代わりにこれらを取ることも可能になるのです。3枚が同色か同種になると1点獲得し、3枚のタイルは捨ててあらたに始めます。
「ケルトタイル」をシンプルにしたような感じですが、自分のタイルが場に戻るというのが面白さだと思います。なるべく皆には役に立たないタイルを捨てて、自分だけが何通りかのタイルで待てるようにするのですが、なかなか難しいですね。
結果:自分 5、JOSS 4、ひだり 2
ローマに栄光あれ Glory to Rome
(説明 20分 プレイ時間 70分)
ここでひだりさん一押しのゲームであり、この日のメインゲームのひとつ「ローマに栄光あれ」です。黒箱版というのもあるそうで、そちらも見せて頂きました。今回使ったのは通常版です。以前一度だけ遊んだことがありますが、とにかくカードが自分のボードの上下左右や中央の場などさまざまなところに動いてどうなっているのかわかりずらいうえに、それぞれの建物カードに特殊能力満載で、つかみどころがないという印象がありました。今回は、とりあえず建物の特殊能力は無視して、カードの動きに注目して遊びました。カードの動きはそれなりによくできており、悪くないゲームかも知れません。ただ自分の睡眠不足がたたって眠気が頂点に達してしまい、なんどか眠ってしまいました。どうもすみません。
結果:JOSS 19、ひだり 11、自分 10
フィレンツェの匠 Die Fürsten von Florenz
(説明 30分 プレイ時間 65-75分)
自分以外は初プレイというクラマーのアレア大箱ゲーム「フィレンツェの匠」です。アレア大箱は氷河期以前はどれもそれなりの回数を遊んでいるので、ルールは大体覚えていましたが、芸術点を得点とお金に換算する方法を間違えてしまい(芸術点1=お金100=勝利点1/2のところを、芸術点1=お金200=勝利点1にしてしまった)、さらに各ラウンドの最高芸術点ボーナス3勝利点を忘れるというポカミスを犯してしまいました。さらに建物を建てた時や2人目以降の建築家の勝利点3点も忘れており、細かいルールが多いとはいえ、もっとちゃんと確認すれば良かったです。
どうもお金があまるなあということから、これらのミス気が付いたのが第6ラウンドだったので、とりあえずそのままの間違えたルールで遊びました。せっかくなのでもう一度ちゃんとしたルールで遊びましょうということになり、2戦目は正しいルールで遊べたと思います。
クラマーの中では結構好きな方のゲームです。箱庭の部分は蛇足感があり、細かいルールが多いのが難点ですが、アレア全盛期だという貫禄が見られるゲームです。当時はこのゲームを複雑に感じたものですが、今のゲームに比べるとルールはむしろ少ないのかもしれません。
結果
1戦目:自分 46、ひだり 42、JOSS 41
2戦目:ひだり 65、JOSS 56、自分 56
ピザ セオリー Pizza Theory
(プレイ時間 各10-15分)
最後にひだりさん持参のピザの切り分けゲーム「ピザゼオリー」です。各自自分の色のトッピングが多くなるようにトッピングを配置し、ピザを切り分けていきます。ピザは3方向から切り分けるのでほぼ3人専用ゲームとのことです。アンチョビをつかったバリアントもありせっかくなので2戦目はこのバリアント入りで遊びました。
スタートプレイヤーから自分のトッピングを2つ配置します。既に置かれた自分のトッピングの隣りには置けません(バリアントではこのルールは無いようです)。次にどのラインでピザを切るかを全員同時にビッドします。選択肢は6つなのでサイコロを使ってビッドして同時公開です。ほとんどの場合ピザが7つ、稀に6つのエリアに分かれますが、各エリアでもっとも多い色のトッピングが他の色を置き換えるのです。ただし最多が2人いる場合は第3色は除去されるだけで置き換えられません。バリアントでは誰のものでもないアンチョビにやられてしまうこともあります。アンチョビというよりはナメクジみたいな存在で、絵もナメクジに近いです。
なかなかつかみ所のない不思議なゲームですが、少しずつコツがわかってきました。これはまた遊んでみたいですね。
結果
1戦目:JOSS
2戦目:自分
ひだり
先日は急なチグユーリクエストに応えていただいたりありがとうございました。
グローリー・トゥ・ローマも事前に思っていたよりは好意的な感想で安心しました(決して眠られていたことへの皮肉とかではありませんw)。
ピザ・セオリーも気にして頂けたみたいでお持ちして良かったです。
ゲーム会の際にアプリのチグユーとの差を聞かれました。あれからまた考えてみたものの、やはりそれほど実際のプレイと差はないように思います。当日お答えしたように三味線や口約束といった盤外戦がないこと以外は(少なくとも僕には)違いがないくらい良くできてます。ダメなのはすぐに終わるので考えなしで手を進めてしまうことくらいです。
今度、卓を囲ませていただく機会があれば作りがシンプルでテーマ性の低いアブストラクト的なゲームなど遊べればと思っています。そういったゲームだと僕の実力では全く相手にならないというのが問題かもしれませんがw
僕のブログにも当日の記事をあげましたので、よろしければお読みください。
けがわ
ひだりさん、コメントどうもありがとうございます。前日の睡眠不足がたたって、眠ってしまいすみませんでした。グローリーはカードの使い方などは悪くないので、もう一度くらい遊んでみようかと思います。
チグリスユーフラテスはipod/ipadだとコンピューターの打ち方が結構決まっているのは欠点だと思います。例えば初手では必ず黒と緑の指導者をL字に置いてくるなど、もう少し他のオープニングも見てみたいと思ってしまいます。
そうそう、ひだりさんの記事へのコメントには書き忘れましたが、ねこギャングもライトながら良いゲームだと思いました。紹介して頂いてありがとうございました。あとで調べたら自分も持っていたみたいです。
また遊びましょう。
ひだり
あまり繰り返すのもどうかと思うのですが、気にしてないのは本当ですー